信と秦王の2つの夢が昇華する?映画『キングダム』

紀元前255年の頃、中国が7カ国に分かれて争っていた時に、奴隷の子供 信は天下の大将軍を夢見ていました。そんな信が、秦王と出会い、二人の夢が昇華して時代が変わっていこうとするので詳しく紹介しましょう。

映画『キングダム』のストーリー

信は、奴隷の子供としてこき使われていましたが、同じ所で働いていた奴隷の子供  漂と意気投合します。信は漂と共に天下の大将軍を夢見ますが、漂が大人になったら秦王の身代わりとなって命を落としてしまうのです。

あまりの衝撃に、信は秦王を恨んでしまいます。ところが、秦王にも大きな夢があり、その夢こそ『中華で国境を無くす初めての王となる』というものでした。

今まで聞いた事もない夢の話に、天下の大将軍を夢みる信は秦王にしたがっていくのです。

しかし、秦王の元に集まる兵はわずか3000程度。それに引き換え反乱を起こした腹違いの弟 成蟜には8万の大軍がいました。はたして、信と秦王の2つの夢が昇華して、中国を統一する事ができるのでしょうか?

映画『キングダム』のキャスト

歴史映画『キングダム』は、2019年4月19日に上映されました。

映画『キングダム』のキャストは以下の通りです。

  • 信(演:山﨑賢人)大将軍を夢見る奴隷
  • 漂(演:吉沢亮)信の親友
  • 嬴政(演:吉沢亮)中国の統一を夢見る秦王
  • 昌文君(演:髙嶋政宏)嬴政に忠義を誓う重臣
  • 楊端和(演:長澤まさみ)山の民を束ねる王
  • 河了貂(演:橋本環奈)大金持ちになりたい山の民
  • 成蟜(演:本郷奏多)新王の腹違いの弟
  • 王騎(演:大沢たかお)天下の大将軍 

AKIRAの豆知識『中国で始皇帝が尊敬される理由』

中国は、古代から国がいくつも分かれていて、一時的に多くの国々を代表した王が諸外国をまとめていく事はあっても完全な統一はありませんでした。

しかし、秦王が初めて中国を武力で統一して、始皇帝となり、中国では今も尊敬されている英雄です(残虐な部分で低い評価を受けている所はあります)。

実際にヨーロッパでは、国々を統一する王が現れずに、第二次世界大戦では壊滅的な打撃を受けてしまいました。

日本では、武力だけで天下を統一した英雄は意外と少なくて、天皇の権威を利用して全国に覇を唱える将軍ばかりでした。唯一、武力だけで天下を統一しそうだったのが織田信長です。

武力だけで、戦国時代になった国々を統一する事は難しくて、それを初めてするというのは夢物語のように聞こえてしまいます。

しかし、中国を初めて統一すると口に出した秦王がいかに大きな人物であるか?この作品を見ているだけでも分かりますね。

映画『キングダム』のまとめ

信が何度も「天下の大将軍になってやる」と叫んでしまう所は『歴史映画ではなく、やはり漫画を原作にした作品だよなぁ』と思ってしまいました。

信が、あまりにも熱く叫んでしまうので、逆に引いてしまうシーンが何度もあります。

ところが、秦王が静かに「私は中国を初めて統一する」と夢を語ったシーンは、逆にカッコいいと思ってしまいました。

熱く夢を語る信と、静かに夢を語る秦王の二人が絶妙なコンビです。ただし、私は秦王の「中国を統一して、戦を初めて無くす王となる」という言葉にしびれましたね。あとは、王騎の喋り方が少し独特で笑いそうになってしまいます。

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