映画『陰陽師l2』では、幻角が荒ぶる神スサノオを復活しようとして大和が危機に陥ります。しかし、本当のスサノオは、荒ぶる神とは言い切れない所もあるので詳しく紹介しましょう。
映画『陰陽師2』のストーリー
映画『陰陽師2』のキャスト
歴史映画『陰陽師2』は、2003年10月4日に上映されました。
映画『陰陽師2』のキャストは以下の通りです。
- 安倍晴明(演:野村萬斎)帝に仕える陰陽師
- 源博雅(演:伊藤英明)安倍晴明の親友
- 蜜虫(演:今井絵理子)美しい蝶になれる女性
- 藤原日美子(演:深田恭子)謎の多い姫
- 幻角(演:中井貴一)出雲の王
- 月黄泉(演:古手川祐子)出雲の王妃
- 須佐(演:市原隼人)日美子の弟
- 帝(演:螢雪次朗)大和に君臨する帝
- 藤原安麻呂(演:伊武雅刀)出雲を攻め滅ぼした貴族
AKIRAの豆知識『スサノオは家族思いの神』
陰陽師2では、須佐がスサノオとなり凶悪な顔に変貌して、都を破壊し尽くしていきます。
しかし本来のスサノオは家族思いで、亡くなった母親のいる所へ行こうとしたり、妻や娘を愛する心優しき神でもあったのです。
しかし、いたずらが過ぎる所もあり、馬の皮をはいで投げ捨てたり田を荒らしたりする所もありました。優しい所と乱暴する所の両面の性格を持っていたので、姉の所へ挨拶するだけでも、姉のアマテラスに警戒されてしまうのです。
乱暴の多いスサノオですが、大蛇に苦しめられた人々を救うために、ヤマタノオロチを退治したのは大きな功績と言えるでしょう。そのヤマタノオロチから剣を手に入れる事ができますが、この剣こそ日本の宝とも言える『草薙の剣』だったのです。
映画『陰陽師2』のまとめ
日美子は、幻角に敵意をむき出しにしますが、アラマテラスとなったら「偉大なる出雲の王」と讃えてしまいます。
なんとか、人間の心を取り戻すために説得しようというのは分かりますが、いきなり話が飛んでいるようにも感じて違和感を抱いてしまいました。
さらに幻角と須佐の二人だけで都を攻めるのは、いささか迫力にかけているようにも感じるので、そこはもう少し出雲の怨霊とか登場させて欲しかったな落胆しましたね。
それでも、深田恭子さんが服を脱いで腕のアザを見せて、体を張った演技をする所もあったのでファンには必見の作品になっています。アマテラスやスサノオなどの日本神話に関連する神々が出てくるのも、歴史映画としては評価できる所ですね。
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