映画『素敵な金縛り』では、弁護士が被告を守るために、落ち武者を証人として呼ぼうとしますが、検事は落ち武者が見えるのに見えないフリをします。そこで、落ち武者が検事に様々ないやがらせをして、最高に笑えるので詳しく紹介しましょう。
映画『素敵な金縛り』のキャスト
映画『素敵な金縛り』は、2011年10月29日に上映されました。
監督&脚本
女優&男優
- 宝生エミ(演:深津絵里)新米弁護士
- 宝生輝夫(演:草彅剛)宝生エミの父親
- 工藤万亀夫(演:木下隆行)宝生エミの恋人
- 更科六兵衛(演:西田敏行)落ち武者の幽霊
- 速水悠(演:阿部寛)ベテラン弁護士
- 小佐野徹(演:中井貴一)真実を追求する検事
- 菅仁(演:小林隆)温厚な裁判官
- 矢部五郎(演:KAN)金縛りにあった被告人
- 矢部鈴子(演:竹内結子)矢部五郎の妻
- 日野風子(演:竹内結子)矢部鈴子の姉
- 日野勉(演:山本耕史)日野風子の夫
- 木戸健一(演:浅野忠信)歴史研究家
- 前田くま(演:深田恭子)ファミレスの店員
- 猪瀬絹(演:戸田恵子)旅館の女将
映画『素敵な金縛り』のストーリー
矢部五郎は、妻を失ってしまいますが、アリバイがないという事で被告にされてしまいます。弁護人の宝生エミは、被告人から事情を聞こうとしたら「妻が亡くなった時、落ち武者によって金縛りにあっていた」と言うのです。
宝生エミは、金縛りにあっていた旅館へ行って、落ち武者に何とか会う事ができて、証人として法廷へ来てもらいます。
しかし、全ての方が落ち武者を見える訳ではないので、検事は「多くの人が見えない幽霊を証人として認められない」と反論してきました。
ところが、見えないハズの検事と落ち武者の目があってしまったので「こいつは俺の事が見えているな」と落ち武者に気づかれてしまうのです。
それからは、検事が自分の意見を言う時に散々と大声を出して妨害したり、ふざけた顔をして笑わせたりするのです。はたして、弁護士や落ち武者たちは、検事に幽霊を認めさせる事ができるのでしょうか?
AKIRAの豆知識『落ち武者の無実の罪』
落ち武者 更科六兵衛は、北条家の家臣でしたが、豊臣秀吉に内通しているという罪で処刑されてしまいます。ここまでの話を聞いたら、北条家は団結力がないように感じてしまうかもしれませんが、それは違います。
豊臣秀吉は『人たらし』で有名な英雄で、調略をしかけて相手の団結を崩す事を得意としていました。そのため、籠城戦では徳川家康よりも戦上手とさえ言われているのです。
更科六兵衛という名前の武士は実在していませんが、実際に多くの北条家の家臣が敵に内通してしまいましたが、それは豊臣秀吉を褒めるべきでしょう。
映画『素敵な金縛り』のネットの評価
今作では、豪華なキャスト陣がそろっている事について、満足している方たちが多くいました。これだけ豪華な俳優さんや女優さんたちが出演するとは、さすが三谷幸喜監督という感じがしますね。
そして、深津絵里さんと西田敏行さんの兼ね合いが最高に面白いという声までありました。
ところが、三谷幸喜監督の映画は面白くないという厳しい意見まであり、この辺りは個人の好みの分かれる所かもしれません。
ネットの評価の参照元:https://www.amazon.co.jp/
映画『素敵な金縛り』のまとめ
私は、三谷幸喜監督の『真田丸(大河ドラマ)』を見た時には『うぅむ、優秀な監督だとは思うけど、シリアスな時代劇はちょっとなぁ』と思う所がありました。
特に、関ヶ原の合戦を省略した時は、歴史ファンとして『正気か?』と怒りを覚えたほどです。
ところが、今回の映画『素敵な金縛り』では、人によって落ち武者が見える場合と見えない場合の差によって、多くの笑いを呼ぶ所は最高でしたね。
弁護士や落ち武者たちが、検事に「(落ち武者が)見えてますよね?」と聞いてきて、検事が必死で首を横に振って否定しようとする所は涙が出るかと思うほど爆笑してしまいました。
日本のコメディー映画と言えば、福田雄一監督だろうと思っていました。所が、これほど面白いコメディー映画を作れるのであれば、今後は三谷幸喜監督の作品をもっと見て、紹介していきたいですね。
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