大河ドラマ『麒麟がくる 第17回 長良川の対決』では、 斎藤高政と斎藤道三の戦が始まりますが、斎藤高政は斎藤道三の生け捕りを命じます。そこで、なぜ生け捕りを命じたのか詳しく解説しましょう。
- 大河ドラマ『麒麟がくる 第17回』のキャスト
- 大河ドラマ『麒麟がくる 第17回』のストーリー
- 『斎藤高政が斎藤道三の生け捕りを命じた理由』
- 『斎藤高政役の伊藤英明はアクション俳優?』
- 大河ドラマ『麒麟がくる』のまとめ
大河ドラマ『麒麟がくる 第17回』のキャスト
大河ドラマ『麒麟がくる 第17回』は、2020年5月10日に放送されました。
脚本&語り
女優&男優
大河ドラマ『麒麟がくる 第17回』に出演する俳優や女優さんたちです。
明智家
- 明智光秀(演:長谷川博己)明智庄で野党と戦う青年
- 明智光安(演:西村まさ彦)明智光秀の父
- 牧(演:石川さゆり)明智光秀の母
- 明智左馬助(演:間宮祥太朗)明智光秀の従兄弟
- 煕子(演:木村文乃)明智光秀の幼馴染
斎藤家
織田家
その他
大河ドラマ『麒麟がくる 第17回』のストーリー
明智光秀は、斎藤道三の陣へ駆けつけようとしますが、すでに戦は始まっていました。
長良川を挟んで、斎藤道三は北岸に陣を敷いて、その数はわずか2000足らず。それに引き換え、対岸の斎藤高政の陣には約1万2000以上もの大軍が集結していました。
しかし斎藤高政は「道三は討たずに、生け捕りにせよ」と命じます。これに稲葉良通は「父を討ったとあっては汚名を着る事になりますからな」ともらしてしまい、斎藤高政から睨みつけられます。
戦は一進一退の攻防でしたが、斎藤高政自らが大軍を推し進めていき、戦は高政勢が押し始めます。斎藤道三は一騎打ちを挑み、斎藤高政はそれに応じますが、あくまでも自分の父は土岐頼芸と言い放ち、配下に斎藤道三を討たせました。
明智光秀は、斎藤高政と袂を分かち、明智領に戻りますが、そこで父から「ワシはここで踏みとどまり戦うが、そなた達は落ち延びよ」と言われてしまいます。はたして、明智光秀は父を見捨てて落ち延びてしまうのでしょうか?
『斎藤高政が斎藤道三の生け捕りを命じた理由』
麒麟がくるでは、斎藤高政が斎藤道三の生け捕りを命じた理由について解説していませんでした。稲葉良通が父を討ったという汚名を恐れての事かという指摘もありましたが、私は違うと思います。
なぜなら、戦国時代で親を討つ事などはそれほど珍しい事ではありません。さらに斎藤高政は弟たちを討っている上に、父に対して刃を向けた事などためらう人物でもないでしょう。
史実では、最後まで斎藤道三の命まで取るつもりはなかったのですが、手柄をあせった部下たちの手によって、斎藤道三は首を斬り落とされただけでは飽き足らず、鼻までそがれるという無残な姿になってしまいました。
こうして計らずも、斎藤高政は父の命を奪った男として、後世まで悪名を語り継がれる事になってしまった訳です。切ない話ですが、斎藤高政としては、命を奪うほど父を憎んではいなかったのかもしれませんね。
『斎藤高政役の伊藤英明はアクション俳優?』
www.instagram.com斎藤高政を演じている伊藤英明さんは、多くの時代劇や大河ドラマに出演してきたので、時代劇に多く出演する俳優と思っている方はいるかもしれません。
しかし、伊藤英明さんはアクション映画『海猿』にも出演していて、たくましい体で激しいアクションシーンを演じてきました。そのような事を考えれば、伊藤英明さんは、アクション映画から時代劇の映画まで幅広く活躍できる俳優さんと言えるでしょう。
大河ドラマ『麒麟がくる』のまとめ
斎藤高政は、ついに父を討ってしまい、明智光秀とも袂を分かち孤独の道を突き進んでいきます。織田信長は撤退する訳ですが、この時から東海の覇者は斎藤から、織田または今川に変わった瞬間とも言えるでしょう。
なんとも悲しい内容でしたが、伊藤英明さんが孤独な斎藤高政を演じる所は、色々と感慨深い所ではありましたね。
今年はコロナウイルスの影響で話の内容が短くなってしまうので、これからは史実に関係のない話はズバッとカットして欲しいものです。
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