映画『ドクター・ドリトル(2020)』では、ドリトルが愛するリリーを失ってしまって、人間とは会おうとしませんでした。ところが、なぜか人間であるスタビンズを助手として向かい入れるので、その理由を紹介しましょう。
- 映画『ドクタードリトル(2020)』のキャスト
- 映画『ドクタードリトル(2020)』のストーリー
- 『スタビンズが助手になれた理由』
- 映画『ドクタードリトル(2020)』と他の作品を比較
- 映画『ドクタードリトル(2020)』のパンフレット
- 映画『ドクタードリトル(2020)』のまとめ
映画『ドクタードリトル(2020)』のキャスト
アメリカ合衆国のコメディー&ファンタジー映画『ドクタードリトル(2020)』は、日本では2020年6月19日に上映されました(上の画像はフレーム製品の物です)。
監督&原作
- 監督:スティーヴン・ギャガン
- 原作:ヒュー・ロフティング
女優&男優&キャラクター
映画『ドクタードリトル (2020)』に登場する女優&男優&キャラクターたちを紹介します。
人間
- ジョン・ドリトル(演:ロバート・ダウニーJr.)心に傷を負った獣医
- ヴィクトリア女王(演:ジェシー・バックリー)重症に陥った英国の女王
- スタビンズ(演:ハリー・コレット)ドリトルの助手を願い出る少年
- レディ・ローズ(演:カーメル・ラニアード)英国女王の侍従
- ラソーリ(演:アントニオ・バンデラス)ドリトルを憎む海賊王
- バッジリー卿(演:ジム・ブロードベンド)王位を狙う逆臣
- マッドフライ(演:マイケル・シーン)ドリトルのライバル医師
動物
- ポリー(声:エマ・トンプソン)ドリトルを見守るオウム
- チーチー(声:ラミ・マレック)図体に似合わず臆病なゴリラ
- ダブダブ(声:オクタヴィア・スペンサー)陽気なアヒル
- ジップ(声:トム・ホランド)女王を見守る犬
- ヨシ(声:ジョン・シナ)寒いのが苦手という変わったシロクマ
- プリンプトン(声:クメイル・ナンジアニ)ヨシの相棒
- チュチュ(声:マリオン・コティヤール)ドリトルに少年を引き合わせた狐
- ベッツィ(声:セレーナ・ゴメス)指名手配中のキリン
- ケビン(声:クレイグ・ロビンソン)スタビンズを恨むリス
- バリー(声:レイフ・ファインズ)ドリトルに襲いかかるトラ
映画『ドクタードリトル(2020)』のストーリー
獣医ドリトルは、愛するリリーを失ってしまい、あんな寂しい思いをするのはゴメンだと思って、二度と人間と会うものかとふさぎ込んでいまいました。そのため、侍従のローズが「女王が重症なので治療して下さい」と頼んできても門前払い。
そこへ、スタビンズ少年が、森の中で誤ってリスを撃ってしまったので「このリスを治療してやって下さい」と頼み込んできたのです。さすがに動物を治さない訳にはいかないと思って、リスを治療してあげます。
ドリトルは、そのまま女王を放っておこうとしますが、ポリーに「女王から土地を与えられているから、このまま女王が亡くなったら、私たちの住まいが無くなるわよ」と言われてしまい、仕方なく女王の治療も引き受ける事になりました。
宮殿まで行って、ヴィクトリア女王を診察したら、何と誰かの手によって毒を盛られている事が分かりました。解毒剤がある所は、エデンの木が生えている伝説の島という事もあって、簡単には手に入りません。
ドリトルは覚悟を決めて、動物たちや助手となったスタビンズと共に、大海原へ旅立っていきます。はたして、ドリトルたちは伝説の島へたどり着いて、女王を救う解毒剤を手に入れる事ができるのでしょうか?
『スタビンズが助手になれた理由』
ドリトルは、スタビンズを助手にするなんてとんでもない話だと思っていましたが、母親のように見守ってくれているオウムから口添えされてしまい、しぶしぶ助手にしてあげます。
しかし、彼を助手にしたのは、その他にも理由がいくつもあったでしょう。特に、スタビンズの無鉄砲な所は、かつて愛していた冒険家リリーによく似ていて、どこか放っておけない所があったはずです。
さらに、人手不足という現実的な問題もあって、ドリトルはスタビンズを助手として迎え入れました。それには、愛する人を旅立たせて、そのまま亡くしてしまったので罪悪感も効いていたのでしょう。
映画『ドクタードリトル(2020)』と他の作品を比較
映画『ドクター・ドリトル(2020)』を見ていたら、思わず『美女と野獣』を思い出してしまいました。
美女と野獣でも、野獣が最初は心を閉ざしていたのに、無鉄砲で純粋なベルに心を開いていきます。そこには、今までワガママしほうだいで老女を見下していた事もあって、懺悔の気持ちも少しは働いていたのでしょう。
自分の愚かな気持ちを変えたい事と、ベルの魅力の両方が効いて心を開いていく所は、今作のドリトルと似ているように思えました。
映画『ドクタードリトル(2020)』のパンフレット
映画『ドクタードリトル(2020)』のパンフレットに書かれている内容を少しだけ紹介します。
ロバート・ダウニーJr.のコメント
ドリトル役のロバート・ダウニーJr.さんは、子供と一緒に見られる作品に出演してみたかっとコメントしているように、今作は確かに親子で一緒に見られる映画になっています。
なぜなら、大人のドリトルやヴィクトリア女王だけではなく、少年少女のスタビンズやローズなども活躍するからです。スタビンズやローズたちは、一緒に女王を救うという目的を共有していて、そのうち二人の間に愛情が芽生えていきます。
それを見ていたら、大人だけではなく子供でも楽しめる内容になっているので、親子づれで見る映画としてピッタリな作品と言えるでしょう。
ハリー・コレットのコメント
スタビンズ役のハリー・コレットさんは、何回もロバートさんに助けられたと感謝のコメントをしていました。さらに、仕事以外でも交流があるようで、ハリー・コレットさんにとって、ロバートさんはかけがえのない方となったのでしょう。
そのような関係があるからこそ、作品の中での演技にも説得力があって『本当にドリトルの助手になりたいんだなぁ』と感慨深くなってしまいました。
映画『ドクタードリトル(2020)』のまとめ
子供の時に、ドクタードリトル の映画をビデオで見た記憶がありますが、映画館で見たら『懐かしいなぁ、この雰囲気』と思ってしまいましたね。
ドリトルが動物たちとコミュニケーションを取る所が、特に面白くて、動物を手術する時に「汗」と言っても、助手の動物たちが自分の汗をぬぐう所は笑いそうになりました。
そして、人間と動物の愛情だけではなく、スタビンズとローズの間で愛情が芽生えていくのもよかったですね。どちらとも美少年・美少女だったので、まさにお似合いの二人という感じがしました。
ただし、序盤でスタビンズが動物好きなのに、狩をしなければ生活できない家族の間で、育たなければいけない所は辛そうに見えてしまいましたね。