映画『MOTHER マザー』では、秋子(演:長澤まさみ)が、あまりにもクズすぎる母親で、息子の周平(演:奥平太兼)を殺人者に追い詰めていくので詳しく紹介しましょう。
- 映画『MOTHER マザー』のキャスト
- 映画『MOTHER マザー』のストーリー
- 『秋子のクズすぎる行動で妹がブチ切れる!』
- 『周平役の奥平太兼のプロフィール』
- 秋子を演じた長澤まさみの代表作
- 映画『MOTHER マザー』のパンフレット
- 映画『MOTHER マザー』のまとめ
映画『MOTHER マザー』のキャスト
日本のドラマ映画『MOTHER マザー』は、2020年7月3日に上映されました。
監督&脚本&原作
- 監督:大森立嗣
- 脚本:大森立嗣&港岳彦
女優&男優
- 三隅秋子(演:長澤まさみ)悪魔のようなシングルマザー
- 周平-幼少期(演:郡司翔)秋子から舐めるように育てられる子供
- 周平-17歳(演:奥平太兼)母親の影響から逃れられない男
- 冬華(演:浅田芭路)周平の妹
- 川田遼(演:阿部サダヲ)秋子の新しい男
- 桜庭祐介(演:大西信満)秋子の元夫
- 高橋亜矢(演:夏帆)周平を保護しようとする職員
- 宇治田守(演:皆川猿時)秋子に子供を押し付けられる男
- 松浦新之助(演:荒巻全紀)松浦造園の社長
- 赤川圭一(演:仲野太賀)ホテルの従業員
- 三隅楓(演:土村芳)秋子の妹
- 三隅雅子(演:木野花)秋子の母
- 三隅勝秀(演:たかお鷹)秋子の父
映画『MOTHER マザー』のストーリー
シングルマザーの秋子は、息子の周平が学校から帰ってくる所を見かけて声をかけますが、足を擦りむいて怪我をしていました。そこで、秋子はなんと舌でべとぉ〜と、息子の足を舐めてあげたのです。
秋子は、一見すると周平に愛情を注いでいるかのように見えましたが、新しい男ができると、息子を使いっ走りにいかせたり怒鳴ったりしてしまいます。さらには子供を妹の家へ行かせて、金をもらうように言いつけてしまうほどです。
しかし、両親だけではなく妹も秋子に愛想をつかしていたので、全くお金を貰えません。
秋子は、それから新しい男との間に娘を産んでしまいますが、その後も働きもせずに周平に働かせようとします。
そして、新しい男が借金取りに命を狙われて50万円が必要になってしまい、何と周平に「ババアを殺して金を取るしかないだろ」と言い始めます。
周平は、言われるがまま、罪悪感を抱きながらも祖父母を殺害!はたして、周平はこの後どうなってしまうのでしょうか?
『秋子のクズすぎる行動で妹がブチ切れる!』
秋子のクズ加減は相当なものがあり、息子だけを妹の家へ行かせて金をもらってくるように言いつけます。
しかし、今まで何度も金を貸しても、返してこなかった姉だったので、妹は「金を返さないで、再び無心するなんてありなえいから」と子供の周平に言ってしまいまいました。
周平は妹の家から出てきて、金をもらえなかった事を母に伝えても「なんでよぉ!」と叫ばれてしまうのです。
そこへ妹がやってきて「子供を使って金を無心するなんて、頭おかしいんじゃないの!」と姉の頬を叩いて紙幣を投げつけます。
『周平役の奥平太兼のプロフィール』
周平を演じていた奥平太兼さんは、今作の映画に大抜擢されましたが、それは監督が「この子しかいない」と思われたからです。
映画を実際に見てみたら、大人しい演技で、無感情な少年を演じていたので、それほど激しい感情をぶつける所がありません。さらに、大女優の長澤まさみさんに比べたら、やはり経験や技量に差を感じるのも事実です。
しかし、これほどの映画で注目される役を演じたので、今後も活躍を続けていくかもしれまません。そんな奥平太兼さんのプロフィールは、以下の通りです。
- 名前:奥平太兼
- 出身地:東京都
- 生年月日:2003年9月20日
- 趣味:芸術鑑賞・ピアノ
秋子を演じた長澤まさみの代表作
長澤まさみさんは、日本を代表する大女優なので、今まで多くの映画に出演してきました。その出演作の中でも代表作と言えるのが『モテキ』でしょう。
モテキは、夢なし・金なし・彼女なしのさえない男(演:森山未來)が、いきなりモテ出すという映画で、男にとっては羨ましい限りのストーリーです。
そんな男の周りに集まった美女を演じるのが、長澤まさみさん・麻生久美子さん・仲里依紗さん・真木よう子さんたちです。今作とは違って、あまり悪女という訳ではないのですが、男に踏ん切りをつけられない役を見事に演じています。
映画『MOTHER マザー』のパンフレット
映画『MOTHER マザー』のパンフレットに書かれている内容を少しだけ紹介します。
監督と長澤まさみの対談
監督は、長澤まさみさんが映画で演じている時に、自分が写っていた映像をチェックしない事を気にかけていました。
長澤まさみさんにしてみれば、逆に自分の映像を見ないほうが、この最低な母親を演じれるような気がしていたようです。
確かに、ひどすぎる母親を演じている映像を見たら、気持ちがブレる事もあるので、この辺りは、女性のカンというよりは女優のカンなのでしょうね。
監督が迫ったフィクション映画
大森立嗣監督は、実際に起きた事件を取り上げる映画だったので、複雑な感情で映画を製作していました。社会から批判されるような母親をどのようにして描くのか?
その辺りに重点をおいていましたが、かえって生半可に良いところは見せないように意識していたとコメントしています。確かに、映画館で見ていたら『この女は本当にひどいな』と思ってきて、感情移入してしまうので、それがこの映画の魅力なのでしょう。
映画『MOTHER マザー』のまとめ
長澤まさみさんがクズすぎる母親を演じる映画『MOTHER マザー』は、あまりにも夢や希望のない内容になっています。
映画館で見ていたら、後方からすすり泣く声が聞こえてくるほどで、多くの方たちに衝撃を与えるものでした。
途中から、周平が妹に愛情をそそごうとするシーンがあって、何とか妹を助けようとしていました。もう少し兄弟愛がクローズアップしても良いのかなと思いますが、そこはマザーがあくまでも主役なので仕方のない所かもしれません。
そして、人間としてクズなのは、母親だけではなく、川田遼(演:阿部サダヲ)も同じでした。長澤まさみさんと阿部サダヲさんが一緒にクズすぎる役を見事に演じていたので、その辺りにも注目して欲しい映画ですね。