映画『キラーソファ』では、フランチェスカのもとへソファが届いてから、なぜかマキシたちがソファに命を狙われていきます。そこで、なぜフランチェスカの身の回りの者たちが狙われたのか?詳しく紹介しましょう。
映画『キラーソファ』のキャスト
ニュージランドのホラー映画『キラーソファー』は、2019年に制作されました。
監督&脚本&原作
- 監督:バーニー・ラオ
- 製作:バーニー・ラオ&マーク・タイロン
- 脚本:バーニー・ラオ
女優&男優
- ピイミオ・メイ
- ナタリー・モリス
- ジェド・ブロフィ
- ジム・バルタクセ
- ステイシー・キング
- アンジェリカ・トーマス
- ジョーダン・リバース
- ハーレイ・ネビル
- グラント・ケレアマ
映画『キラーソファ』のストーリー
フレデリコは、男に拘束された上に体を切断されてしまって、血しぶきで写真たてが真っ赤に染まります。その光景をソファがじっと見つめていました。
捜査官たちは、フレデリコの知人のフランチェスカに「何か知っていないか?」と聞こうとしますが「しつこく言い寄ってきた男だけど、何も知らない」と言われてしまうのです。
その頃、運送業者が、ソファをフランチェスカの家へ運ぼうとしたら、指を挟んでしまって大怪我をしてしまいます。それは偶然の事故に見えたので、上司は「あとは俺が運ぶから、治療しておけ」と言います。
ところが、フランチェスカの親友マキシの祖父は、偶然にもソファを見た時に『これはタダのソファではない』と震え上がってしまいます。そして、ゆっくりとソファを触ったら、恐ろしい光景が広がっていき気絶してしまうのです。
フランチェスカは、部屋にソファが届いたので、そこに座って眠りにつきますが、まるで男に触られているかのように「あぁぁ」と感じてしまいまいす。
それからも不思議な事が起きてしまって、フランチェスカの親しい人間が、ソファに次々に襲われていきました。マキシの祖父たちは「あのソファを何とかしなければいけない」と立ち上がりますが、どうなってしまうのでしょうか?
『マキシたちがソファに狙われた理由とは?』
キラーソファは、排水溝ごしから「ヴァレリー、ヴァレリー」と呼びかけて、フランチェスカを誘おうとしていました。
実は、キラーソファに宿っていた悪霊にとって、ヴァレリーは忘れられない人物であり、フランチェスカにヴァレリーを重ねていました。
そのため、フランチェスカがソファに座ったまま眠ってしまった時に、何かを感じてしまって、吐息をもらしてしまったのはキラーソファから恋人のように触られてしまったのでしょう。
キラーソファにとっては、フランチェスカを独り占めしたかったので、フランチェスカの彼氏や、フランチェスカに告白してくる男は邪魔でしかありませんでした。
さらに、フランチェスカからキラーソファを遠ざけようとした親友のマキシも始末したかったのです。
まさに、人間のように意思を持っていて、ストーカー気質のように一人の女性を自分だけのモノにしたかったのでしょう。
映画『キラーソファ』と他の作品を比較
映画『キラーソファ』では、ソファが悪霊に取り憑かれていて、次々にフランチェスカの知人や彼氏たちを襲っていきます。このように物に悪霊が取り憑かれて、人々を襲う映画は、他にっもあって、それが映画『アナベル 死霊博物館』です。
アナベル 死霊博物館では、悪霊に取り憑かれていた人形がジュディたちを襲っていきます。しかし、人形に霊が宿り、人々に危害を加える話は、日本でもおなじみの話と言えます。
それを考えたら、ソファに悪霊が取り憑いて、持ち主のフランチェスカを不幸に陥れるのはオリジナリティーが高くて良いですね。ただし、怖さで言えば、今作よりも『アナベル 死霊博物館』のほうが上という感じがします。
映画『キラーソファ』のまとめ
キラーソファがマキシたちを襲っていくのは、多少怖く感じる所もありましたが、どこかコメディの感じもするので、この辺りは良い映画と思えるかどうかは個人差があるでしょう。
しかし、フランチェスカが、悪霊を閉じ込める箱を用意して『入って!』と言っても、キラーソファが「イヤだ」と言った所は少し可愛らしく見えてしまいました。
そして、マッチに火をつけて燃やそうとたら、キラーソファが何度も息をふきかけて火を消すのも可愛い感じがして良かったですね。
これからも、こういった変わったホラー映画が増えていったら、ホラー映画の幅が増えていくので、各国の映画界の奮起に期待したいです。
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