映画『ロボ A-112』では、授業を真面目に受けようとしない少年ミーチャが、ロボ A-112と出会う事によって友情を育んでいく感動的なSF映画になっているので、そのストーリーや見所などを詳しく紹介します。
- 映画『ロボ A-112』のキャスト
- 映画『ロボ A-112』のストーリー
- 映画『ロボ A-112』と他の作品を比較
- 映画『ロボ A-112』のネットの評価
- 映画『ロボ A-112』の見所
- 映画『ロボ A-112』のまとめ
映画『ロボ A-112』のキャスト
SF映画『ロボ A-112』は、2019年にロシアで制作されました。
監督&脚本&原作
- 監督:サリク・アンドレアシアン
- 脚本:アレクセイ・グラビツキー&セルゲイ・ボルコフ
登場人物
- ロボ A-112:感情を抱くロボット
- ミーチャ:ロボットと友達になる少年
- ナージャ:ミーチャの母親
- グラント:ミーチャと親しいおじさん
- カーチャ:の部下
- オレグ:ロボ A-112を認めようとしない男
映画『ロボ A-112』のストーリー
ナージャはロボ A-112の開発を進めていたら、息子のミーチャが電話をかけてくるので「パパに電話をして」と全く取り合おうとしません。
そして、苦心の末に作り上げたロボ A-112の能力を発表する時がきましたが、人間を救う事はできても、子供よりも老人を救ってしまいます。それを見たオレグは「野生動物でも、子供のほうを助ける。アイツには家族の概念がない」と一刀両断。
ガックリとくるナージャたちでしたが、おいうちをかけるように、学校から「息子さんが数学の授業中に絵を書いていた」と呼び出しを受けてしまいます。
ナージャは「せっかくパパが入れてくれた学校なのに」と注意しますが、ミーチャは全く反省しようとしません。
まさに散々な1日でしたが、夜中にロボ A-112は施設から抜け出してしまって、翌日になってから大人たちはパニックに陥ってしまいます。オレグは「アイツは危険な奴だから逃げたんだ。見つけ次第、破壊しなくてはいけない」と言い始めます。
ところが、ロボ A-112はミーチャと出会っていて、親に全く相手にされないミーチャと、家族愛が何か分からないロボ A-112は次第に惹かれあっていくのです。
ミーチャたちの間で友情が芽生えていく中で、大人たちがロボットを破壊しようとしてくるので、ミーチャはロボ A-112と一緒に逃げようとしますが、はたして、どうなってしまうのでしょうか?
映画『ロボ A-112』と他の作品を比較
映画『ロボ A-112』では、ロボットと少年との間で友情が芽生えていきますが、ロボットが危険な物と判断されて破壊されようとします。
それと少し似ている映画が『AI崩壊』です。
AI崩壊では、人間の健康や公共交通システムまで様々な分野をAI『のぞみ』がサポートする内容になっていましたが、そのシステムが暴走していくのです。
しかし、このAIは桐生浩介(演:大沢たかお)の妻(演:松嶋菜々子)の病気を治すために作られたもので、夫婦の愛の結晶のようなものでした。
まさに友情の『ロボ A-112』と、愛情の『AI崩壊』は、それぞれ見所があるので、その違いを比較してみるのも面白いでしょう。
映画『ロボ A-112』のネットの評価
ネットでは「映像は綺麗でも、ロボットが戦う所は少なくて、大人しい内容だった」という評価があがっていました。確かに、映像は思ったより綺麗に作られていて、ロシアのSF映画にしては美しい映像という感じです。
しかし、もう少し戦闘シーンがあればよかったのですが、上から落ちてくる鉄骨を防ごうとするぐらいしか出てこないので、迫力不足なのは否めませんでした。
映画『ロボ A-112』の見所
迫力は少ないSF映画でしたが、それでも大きな見所としては、やはりロボットと少年の間で友情が育まれていった所でしょう。
さらに、ロボットと少年が巡り会うまでは、授業を真面目に受けようとしない少年ミーチャのほうが人間としてだらしないイメージで、ミーチャの両親は仕事を頑張っていて優秀なイメージでした。
ところが、ロボットと少年が出会ってからは、少年ミーチャのほうがロボットの気持ちを考えてあげられて対等な友人として接していたのに、ミーチャの両親たちのほうはロボットを見下していて命令ばかりするばかりです。
ロボットと出会う事によって、それまでの人間としての価値観や評価が変わってしまうので、人間にはないものをロボットが教えてくれる所が、この映画の最大の見所になっています。
映画『ロボ A-112』のまとめ
少年ミーチャとロボ A-112の間で、友情が育まれていって、それまで不真面目で誰からも評価されなかったミーチャが変わっていくのは、感動的で親子でも安心して見られる 映画になっています。
しかし、アクションシーンが少なかったので物足りなく感じてしまう所は事実なので、ロボ A-112が追っ手の大人たちと少し戦い合うシーンがあっても良かったのではないかなと思ってしまう内容でしたね。
そのため、アクション系のSF映画を期待している方は要注意のSF映画です。
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