山本五十六(豊川悦司)の3つの誤算で日本が敗北?映画『ミッドウェイ(2019年)』

映画『ミッドウェイ(2019年)』では、天才軍人と思われていた山本五十六の3つの誤算で、大日本帝国が敗北する事になります。はたして、山本五十六は何を読み間違えたのか?詳しく紹介しましょう。

映画『ミッドウェイ』のキャスト

日本とアメリカ合衆国の合作映画『ミッドウェイ』は、日本では2020年9月11日に上映されました。

監督&脚本&原作

俳優情報

映画『ミッドウェイ』に出演していた俳優たちの情報を紹介します。

大日本帝国
アメリカ合衆国

映画『ミッドウェイ』のストーリー

日本通のレイトンは、大日本帝国海軍の軍人の山本五十六と対面したら「分別のある日本人もいるぞ、我々にチャンスを与えて欲しい。もし追い詰めるような事をしたら、ある行動を起こす事になる」と警告されてしまいます。

思わず息を飲むレイトンですが、日米関係は悪化の一途をたどっていき、そして運命の1941年12月8日ハワイのパールハーバー沖で、突如大日本帝国の戦闘機が襲いかかってきたのです!

不意を突かれたアメリカ合衆国軍は、次々と空母を撃沈させられていって、ルーズベルト大統領は「アメリカにとって恥辱の日となった」と演説をして、ここに2つの大国が太平洋を睨んで、激突する事になりました。

アメリカ合衆国は、戦意喪失した状況を挽回しようとして、遠く離れた所から東京を空襲して、大日本帝国の軍人たちを驚かせます。

山本五十六は、次の一手を考えて、ミッドウェイに全力を傾けようとしますが、新たな指揮官となったニミッツは、情報戦に力を傾けていて、ミッドウェイに来襲する事を察知していました。

はたして、ミッドウェイで、どのような戦いが繰り広げられるのでしょうか?

山本五十六豊川悦司)の3つの誤算』

山本五十六は、空母から戦闘機を出動させて、遠く離れた所を奇襲攻撃するという前代未聞の戦いを考え出した天才軍人です。

大日本帝国で、これほどの天才は、大胆な『東郷ターン』でロシア海軍バルチック艦隊を撃沈させた東郷平八郎ぐらいでしょう。しかし、そんな山本五十六にも3つの誤算があって、大日本帝国は負けたと思います。

  • パールハーバーで敵空母を全て撃沈できなかった所
  • 外務省の手違いで宣戦布告が遅れて卑怯なだまし討ちになり米国を怒らせた
  • 暗号を見破られていた件

パールハーバーを奇襲して、多くの敵空母を撃沈できても、南雲忠一中将が二の足を踏んで、敵空母をいくつか見逃してしまいますが、これは大きな誤算だったでしょう。

山本五十六は、大日本帝国と米国の経済力の差を熟知していたので、短期決戦で米軍を叩いて有利な条件で講和に持ち込むしかないと考えていました。

そのため、東條首相に「半年、1年であれば暴れてみせる。しかし、それ以上は自信がない」と言っていたので、長期戦になれば勝ち目はないと思っていたのは間違いありません。

しかし、外務省が宣戦布告をする事が遅れて、卑怯なだまし討ちになってしまって、米国は意気消沈するどころか戦意が燃えたぎってしまいました。そのため、講和どころではなくなってしまいます。

さらに、暗号を見破られていて、ミッドウェイでは多くの空母を失う事になってしまって、これも山本五十六の誤算だったのでしょう。

映画『ミッドウェイ』と他の作品を比較

映画『ミッドウェイ』は、パールハーバーで奇襲攻撃を受けた米国が反撃する内容になっていましたが、CGを多く使いすぎていて、少しゲームのような画面に見えてしまう所が多くあります。

さらに、日本が負けてしまう所に多くの時間を割いている所もあって、日本人としては見るのが苦痛に思える所があるのも事実です。

それに引き換え、映画『パールハーバー』であれば、大日本帝国の戦闘機が米国の空母を次々に撃沈する所に多く時間を割いている上に迫力もあるので、見応えは十分です。

少し史実を捻じ曲げている所はありますが、そこは当時、敵国だったアメリカ合衆国が作ったので仕方のない所かもしれません。

映画『ミッドウェイ』のパンフレット

映画『ミッドウェイ』のパンフレットに書かれている内容を少しだけ紹介します。

ローランド・エメリッヒ監督のコメント

ドイツ人のローランド・エメリッヒ監督は「ドイツ人として、アメリカ合衆国だけに偏らない映画にしようと思った」とコメントしているように、この映画は思ったよりも公平に作られたものです。

大日本帝国が戦争に至った経緯が少しだけ紹介されていますし、憎むべき敵国人として描かれていないので、そこは好感が持てる所でした。

ローランド・エメリッヒ監督は、戦争は起こしてはいけないと言いながらも、それでも祖国のために戦った両国の軍人に敬意を表して、映画を制作しているので、立派な監督だなぁと思いますね。

戦闘機の紹介

パンフレットには、アメリカ合衆国の戦闘機について紹介されていましたが、ハッキリ言って情報不足ですね。

両軍の戦闘機と空母をもっと多く紹介すべきでしょう。戦闘機の種類が少なければ、戦争映画のパンフレットとしては失格と言いたいほどです。 

映画『ミッドウェイ』のまとめ

映画が始まる前から『思ったよりも公平に作られた戦争映画』という評価の声が聞こえていたので、試しに見てみたら、その通りでしたね。

ラストシーンが近づく所で、山口多聞少将が指揮官としての責任を取って空母と運命を共にしようとしますが、部下たちを退避させます。

この辺りは、立派な軍人として描かれていて、しっかりと日本にも配慮してくれたローランド・エメリッヒ監督に拍手を送りたいです。

少しゲームのような画面になっているのは、いただけなかったのですが、それでも迫力のある画面が長く続いていて、見応えのある戦争映画である事は間違いないですね。

山本五十六は、新潟県出身の軍人であり、少し依怙贔屓(えこひいき)したくなる軍人ですが、ミッドウェイの敗戦の責任は重いですね。まぁ三国同盟を結んで、日本を破滅の道に歩ませた松岡洋右ほどではないですけどね。