映画『パールハーバー』では、山本五十六(マコ岩松)が真珠湾奇襲攻撃を敢行して、太平洋艦隊を壊滅させますが、なぜ、そのような事が可能だったのか?詳しく解説しましょう。
- 映画『パールハーバー』のキャスト
- 映画『パールハーバー』のストーリー
- 『山本五十六(マコ岩松)が太平洋艦隊を壊滅できた要因』
- 映画『パールハーバー』と他の作品を比較
- 映画『パールハーバー』のネットの評価
- 映画『パールハーバー』のまとめ
映画『パールハーバー』のキャスト
映画『パールハーバー』は、2001年7月14日に上映されました。
監督&脚本&原作
女優&男優
- 山本五十六(演:マコ岩松)真珠湾奇襲攻撃を立案した天才軍人
- レイフ(演:ベン・アフレック)無鉄砲な米兵
- ダニー(演:ジョシュ・ハートネット)レイフの親友
- イヴリン(演:ケイト・ベッキンセイル)レイフとダニーを愛してしまう女性
- レッド(演:ユエン・ブレムナー)ベティを愛する男性
- ベティ(演:ジェイミー・キング)イヴリンの同僚
- ハズバンド・キンメル(演:コルム・フィオール)太平洋艦隊の司令長官
- ルーズベルト(演:ジョン・ヴォイト)アメリカ合衆国の32代大統領
主題歌
映画『パールハーバー』の主題歌は、フェイス・ヒルの『永遠に愛されて』です。
映画『パールハーバー』のストーリー
レイフとダニーたちは、子供にも関わらず戦争ごっこをして、ダニーの父親に思いっきり殴られてしまうのです。
それから数年もの歳月が流れて、レイフとダニーは大人となり、見事な将兵に成長していました。レイフは、看護師のイヴリンと愛し合うようになったのですが、ナチスドイツと死闘を繰り広げているイギリス空軍のもとに参加します。
なぜなら、レイフは子供の頃から戦闘機に乗って活躍したかったからです。しかし、ナチスドイツの攻勢は凄まじいものがあり、レイフが乗った戦闘機は撃墜!
イヴリンとダニーはレイフが死んだものとばかり思って、二人は次第に惹かれ合い恋人同士になってしまうのです。その後にイヴリンはダニーの子供を身ごもってしまいますが、そこへレイフが生還してきたので、三角関係に陥ってしまったのです。
ハワイで、米兵や看護師たちが恋に落ちていた頃、大日本帝国では山本五十六が「米国からの石油が断たれてしまったので太平洋艦隊を撃滅するしかない」と覚悟を決めていました。
大日本帝国の空母から多くの戦闘機が飛びだち、ハワイの空を覆っていき、一気に米国の太平洋艦隊へ襲いかかっていきました。はたしてレイフたちはどうなってしまうのでしょうか?
『山本五十六(マコ岩松)が太平洋艦隊を壊滅できた要因』
ハズバンド・キンメル司令官は、日本の動向に神経をとがらせていましたが、ワシントンからは「ナチスドイツの攻勢が凄まじいので、太平洋艦隊の駆逐艦12隻を大西洋に回すように」と指令を飛ばしてきました。
「日本に備えて、地球の半分の平和を守っているんだぞ」と納得できないようでしたが、伝令兵が「真珠湾は浅瀬で航空魚雷攻撃は無理です。敵は遠方なので大丈夫だろうとの事です」と答えます。
しかし、ハズバンド・キンメルは「それが分析屋の答えか?利口な敵は不意をつくものだ」と嫌な予感しかしませんでした。
その嫌な予感は見事に的中します。大日本帝国では、浅瀬でも魚雷攻撃を可能にできるように兵器の改良をつとめていたので、浅瀬の攻撃を可能にしていました。
さらに詳しくハワイの偵察を続けていて、多くの兵士たちが目標となる艦隊の写真の入手も可能になっていたのです。さらに多くの暗号をワザと飛ばして、米国を撹乱させている間に、真珠湾へ奇襲攻撃を敢行!
これにより、山本五十六は太平洋艦隊を壊滅させる事に成功したのです。
映画『パールハーバー』と他の作品を比較
映画『パールハーバー』では、大日本帝国がハワイの真珠湾を奇襲攻撃するシーンに力を入れていますが、少し米兵と看護師たちとの恋愛にも力を入れている作品です。
そのため、恋愛映画と戦争映画の2つを兼ねあわせたものになっています。
日本人として気になったのは、あまりにも日本だけを悪者にした所ですね。大日本帝国軍が、ハワイの民間人を攻撃するシーンがありましたが、当時は空母を1隻でも多く撃沈しなくてはいけなかったので、それほどの余裕があったとは考えづらいです。
それなのに、米軍の無差別爆撃は映さずに日本だけが無差別爆撃しているかのように見せるとは、少し反日映画であり歴史を歪曲しているなと思う所はあります。
それに引き換え、映画『ミッドウェイ』は、真珠湾奇襲攻撃からミッドウェイなどの戦争を描いていますが、ドイツ人が監督を務めた事もあって、日本にだいぶ配慮をした作品になっています。
そのため、パールハーバーを見て気分を悪くした場合には、ミッドウェイを見てみるのも悪くはないでしょう。
映画『パールハーバー』のネットの評価
ネットでは、戦闘シーンの迫力は素晴らしいと絶賛する声もありましたが、脚本が最低という声もあって、意見が分かれていました。
確かに、大日本帝国の戦闘機が米国の空母を撃沈していくシーンは迫力があって良かったです。しかし、脚本はあまり良いものとは言えませんね。
あくまでも米国だけが正義であり華やかな国というイメージを植え付けて、日本は悪者で汚い国であるかのように宣伝したい内容に見えました。
そして、レイフ・ダニー・イヴリンの三角関係の描写が良かったという声もありますが、私はレッドとベティの関わり方も好きでしたね。
映画『パールハーバー』のまとめ
江戸幕府を力づくで終わらせるキッカケを作ったのがアメリカ合衆国であり、日本人を恐怖のどん底に突き落としたのが黒船という巨大な戦艦でした。
しかし、大日本帝国の戦闘機が、次々に米国の空母を撃沈していくシーンは、やはり痛快に感じてしまいます。
残念なのは、宣戦布告が遅れてしまって、卑怯者の烙印を押された事ですね。アメリカ合衆国は、あの国をつぶしたいと思ったら、次々に無理難題を押し付けてきて、相手国が戦争するまで待ち構える所があります。
それは現代でもあまり変わらないので、今後は米国と中国の覇権争いがどうなるのか?余談を許さない所ではありますね。
この映画では、レイフ・ダニー・イヴリンの三角関係も大きな見所ですが、不器用なレッドが何とかベティの心を射止めるために努力するシーンは、見ていてホッコリとしました。