ドイツ国民がヒトラーを熱狂的に支持した5つの理由!ドラマ『映像の世紀 4集』

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ドラマ『映像の世紀 4集 ヒトラーの野望』では、ドイツ国民が熱狂的にアドルフ・ヒトラーを支持してしまいますが、その理由が5つまであるので詳しく紹介しましょう。

ドラマ『映像の世紀 4集』のキャスト

NHKのドラマ『映像の世紀 4集 ヒトラーの野望~人々は民族の復興を掲げたナチス・ドイツに未来を託した~』は、1995年6月17日に放送されました。

ドラマ『映像の世紀 4集』のストーリー

第1次世界大戦に敗北したドイツ国民が絶望していた所で、ヒトラーが登場して「自らの独裁で、責任持ってドイツを救う」と熱っぽく宣言して、ドイツ国民はヒトラーに未来を託します。これが地獄の扉を開く事を知らずに……。

そして「ドイツから他の政党を排除すべきだ!」と熱弁をふるうと、その魅力的な演説をするヒトラードイツ国民は「ハイル!ハイル!」と熱狂的に支持!やがて、ヒトラーは完全にドイツを掌握して、邪魔者はことごく排除していきます。

 

ナチスドイツは、再軍備をして、空軍を持っている事を宣言!ベルサイユ条約の軍備制限を真っ向から拒否。徴兵制も復活させて、非武装と決められた領土ラインラントへ軍を進駐させて、現地の住民は熱烈に感激します。

さらに日本やイタリアと同盟を結び、オーストリアのドイツ人が迫害されていると言い出してオーストリアを併合!次に、チェコスロバキアズデーテン地方には多くのドイツ人が迫害されているので、この地方の併合も要求。

独・英・仏・伊の4カ国は会談を開いて、ヒトラーは「これ以上の領土の要求はしない」と約束して、伊はおろか英仏も容認しました。しかし、ヒトラーは約束を破りチェコスロバキア全土を占領してしまったのです! 

ドイツ国民がヒトラーを支持た5つの理由』

アドルフ・ヒトラーは今でこそ恐ろしい独裁者と分かりますが、なぜドイツ国民はヒトラーを熱狂的に支持したのでしょうか?そこには、5つの理由があったので詳しく紹介しましょう。

ヒトラーの巧みな演説

政治家の演説は、眠たくなるような喋り方で聞くのも嫌になると思う方は多いでしょう。ところが、ヒトラーの演説は違います。まずは人々が聞くまで静かに待ち続けて「いつになったら喋るんだ?」と興味をひかせます。

そして、ヒトラーは静かに話し始めて、ドイツが屈辱を味わうようになった話になったら、力強く早口で叫び始めるのです!

最後には手を振り上げたり、振り払ったりするようにして、群衆に分かりやすく説明します。さらに群衆は忘れっぽいので、何度も同じ単語を使い続けるというのも、ヒトラーの特徴でした。

実は、この演説によく似た喋り方をする政治家が日本にもいて、それが『小泉純一郎』氏です。小泉純一郎は「自民党はぶっ壊す!反対する勢力は抵抗勢力だ!」と熱っぽく語って、何度も『郵政民営化』や『改革』という単語を叫び国民を騙しました。

結局は、派遣社員を増やして格差を増やすだけで、国民を苦しめるだけの改革で終わったのです。そういった意味で言えば、ヒトラーは一時的に好景気にさせたので、経済政策だけで言えば、小泉純一郎ヒトラー以下という事になるでしょう。

群衆をひきつける敬礼と行進

ヒトラーは、片手を上げて敬礼させて「ハイルヒトラー!」と叫ばせました。さらに私設の軍隊とも言える『突撃隊』を創設させて、足並みをそろえて行進させたのです。

民衆は、その統率の取れたものが力強く美しく感じられて、熱狂的にヒトラーを支持します。「この男ならドイツを変えてくれるかもしれない」と一縷(いちる)の望みをかけて、ヒトラーに国家の未来を託したのです。

国民の生活の向上

ドイツ国民は、第1次世界大戦が終わってからヒトラーが出現するまでの間に、ろくにパンも買えない時期がありました。ところが、公共事業に力を入れて高速道路を建設させて、積極的に失業問題を解決しようとします。

そうしたら、失業者は600万人から50万人に激減して、多くのドイツ国民が普通の暮らしができるようになりました。

さらに、格安のフォルクスワーゲンを開発する事によって、自家用車を持てるようになったので、ヒトラーを支持ないドイツ国民は激減していったのです。

英仏への恨み

第1次世界大戦で、ドイツは英仏(イギリス・フランス)に負けてしまって、1320億マルクも支払わされる事になりました。これは当時のドイツの国家予算の30倍とも言われています。

今の日本の国家予算が約100兆円なので、3000兆円の賠償金を要求されるようなものですから、ドイツ国民が英仏を恨むのも無理はありません。

ちなみに、英仏がこのように多額の賠償金を求めたのは、戦費を補うためにアメリカ合衆国から莫大な金を借り入れていたので、それを返すためという側面もあります。

そして、ドイツは多くの領土を剥奪された上に、ラインラントという重要地点まで手放さなくてはいけませんでした。しかし、ヒトラーが英仏に戦争をしかけた事により、その屈辱感を晴らす事ができて、国民はますますヒトラーを支持します。

ドイツの破竹の勢い

ヒトラーは、弱腰の連合国を尻目に、次々に領土を要求!フランスのラインラント進駐、オーストリアの併合、チェコスロバキアズデーテン地方の割譲を求めていきますが、連合国は何もする事はできませんでした。

さほど血を流す事もなく、これほどの領土を拡張できて、今まで屈辱を味わい続けてきたドイツ国民は自尊心を取り戻す事が十分に出来たのです。

日本は、第2次世界大戦に敗北して、火事場泥棒のように竹島北方領土を失って、いつまでも取り返せずにいるので、当時のドイツ国民がいかに痛快な気分でいられたのか納得できる方は多いでしょう。

ドラマ『映像の世紀 4集』のまとめ

ヒトラーの人心掌握術や経済政策は、まさに見事の一言に尽きます。ユダヤ民族の虐殺や侵略をしないで、もしも早死にしていたら、ヒトラーはドイツで最も敬われていた指導者となっていたでしょうね。

イギリスのチェンバレンが「ミュンヘン会議によって、戦争は回避された」と、ヒトラーがこれ以上の領土を要求しない事に署名した紙を高々とかがげて、英国の群衆に誇らしげに宣言。

しかし、後になってドイツが約束をいとも簡単に破ってチェコスロバキア全土を占領してしまって、面目は丸つぶれになってしまいました。この辺りは惨めだなぁと思ってしまいます。

今の日本では「平和が大事、平和が大事」と念仏のように語っていますが、平和とは綺麗事で成立するものではありません。あくまでも強力な祖国・強大な軍事力・軍隊を統率するシリビアンコントロールが必要なのです。

野心を持つ国家に甘い顔をしていたら、どうなるか?それは当時の英仏を見本としたら、よく分かる事でしょう。それなのに、竹島尖閣諸島はくれてやったら良いという売国奴のような政治家がいる事には呆れるばかりです。

チェンバレンが譲歩の上に譲歩をして、独裁者のヒトラーが満足をしたか?と言われたら、それは歴史がよく物語っています。尖閣を譲ったら、次は沖縄が狙われて、最後には日本全土が占領される危険性は十分にあるでしょう。

ドイツは最大の失敗をしてしまいましたが、第二次世界大戦から半世紀以上経っても、いつまでもブツブツと言われる日本に住んでいたら、当時のドイツ国民がヒトラーを支持してしまった気持ちが少しだけ分かってしまう自分がいます。

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