明治維新は江戸幕府の遺産あってこそ?ドラマ『映像の世紀 11集』

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ドラマ『映像の世紀 11集 JAPAN~世界が見た明治・大正・昭和~』では、日本が驚異的な発展を遂げます。しかし、明治維新江戸幕府の遺産あってこそなので、その理由を紹介しましょう。

ドラマ『映像の世紀 11集』のキャスト

NHKのドラマ『映像の世紀 11集』は、1996年2月24日に放送されました。

ドラマ『映像の世紀 11集』のストーリー

ラフカディオ・ハーンは、極東の日本の横浜に着いたら、オシャレな街並みで人力車が走っていて、驚きました。

周囲の日本人は和かに微笑んでいて、外国人である自分に敵意を持っていなくて『本当にここが極東の国なのか』と感慨深くなっていました。

カナダの記者も「わずか30年で、鎖国をしていた国がここまで変わっていたとは、まさに奇跡である」と驚嘆させられます。

そして、極東の小国と侮られていた日本国が、何と!ヨーロッパの強国ロシアを打ち破ったのです。

この信じがたいニュースは全世界をかけめぐり、インドのネールは「日本がロシアに勝てたのは、どれだけ多くのアジア人が勇気付けられた事か。……という事は、我々アジア人は欧米人に勝てるという事だ」と感激します。

しかし、ヨーロッパではドイツの皇帝が「不幸にもロシアは負けた。日本はヨーロッパ人を憎んでいる。もし日本が中国を統一したら恐ろしい事になる」と危機感を募らせます。

その後も日本は、経済発展しながら、外国の進出と侵略をするようになっていき、やがて破滅の道を歩んでいく事になるのです。

明治維新江戸幕府の遺産のお陰』

日本は、かつて200年以上も鎖国(厳密には完全な鎖国ではありません)していましたが、それから明治維新で一気に近代国家になりました。

なぜ、このような事が可能だったのか?坂本龍馬西郷隆盛大久保利通などが偉大だったからでしょうか?否(いな)!それは違います。

江戸幕府の遺産あってこその奇跡が達成されたのです。鎖国していたというのは完全な誤解で、江戸幕府は一部の国と交易を続けていたので、それなりに外国からの文化の影響を受けていました。

さらに、藩校や寺小屋などが多くあって、中世の国としては驚異的な識字率も誇っていたのです。多くの藩はほぼ独立した状態で、切磋琢磨しあう形で発展を続けていて、経済の基盤もあなどれないものがありました。

そして、徳川家の家風とも言える『耐える事』は、最後の将軍である徳川慶喜にも受け継がれていました。

新政府軍が、江戸に向かって進軍している時に、幕臣である小栗上野介は「新政府軍が箱根を越えた所で、陸・海から同時攻撃して、補給路も断てば薩長軍を撃滅できます」と進言しましたが徳川慶喜から退けられます。

この時、小栗上野介の作戦が実行されていたら、日本はどちらが政権を取るのか分からなくなり、血みどろの戦は果てしなく続いたでしょう。徳川幕府にとっては、そのほうが良いかもしれませんが、欧米列強の干渉を受けてしまいます。

それを考えたら、江戸幕府の多くの遺産により明治維新が成し遂げられたのは間違いありません。

ドラマ『映像の世紀 11集』のまとめ

日本は、アジア人から期待されて、欧米人から危険視されていましたが、残念ながら軍部が暴走していって、アジア人から支持を得る事はできませんでした。

それどころか、最初に侵略してきた米国から侵略国家と敗戦国家のレッテルを貼られてしまって、第二次世界大戦は終わってしまうのです。

その発展・暴走・敗戦などの多くが詰まった11集は、日本人としては見ておかなければいけない所と言えます。しかし、平和と唱えるだけで国民が幸せに暮らせるほど甘いものではないので、平和になるためには、どうすれば良いのか?

そこはしっかりと考えておく必要があります。平和を維持するには、強力な国力と軍隊を保持しながら、その軍隊をコントロールする国家体制が必要です。軍隊の全てを否定したら、外国の侵略を受けるだけなので、そこは見誤ってはいけない所でしょう。

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