映画『461個のおべんとう』では、鈴木親子がおべんとうを通じて、わかり合っていく、心温まる作品です。しかし、その過程で、鈴本虹輝(演:道枝駿佑)が父親に5回も親不孝をしてしまうので、詳しく紹介しましょう。
- 映画『461個のおべんとう』のキャスト
- 映画『461個のおべんとう』のストーリー
- 『鈴本虹輝(演:道枝駿佑)が5回も親不孝をする?』
- 映画『461個のおべんとう』と他の作品を比較
- 映画『461個のおべんとう』のパンフレット
- 映画『461個のおべんとう』のまとめ
映画『461個のおべんとう』のキャスト
映画『461個のおべんとう』は、2020年11月6日に上映されました。
監督&脚本&原作
- 監督:兼重淳
- 脚本:清水匡&兼重淳
- 原作:渡辺俊美 (TOKYO No.1 SOUL SET)
女優&男優
- 鈴本一樹(演:井ノ原快彦)息子のためにお弁当を作る父親
- 鈴本虹輝(演:道枝駿佑)父親に否定的な息子
- 鈴本奈津子(演:倍賞千恵子)鈴本一樹の母
- 遠藤咲江(演:坂井真紀)鈴本一樹の姉
- 浅井周子(演:映美くらら)鈴本一樹の元妻
- 仁科ひろみ(演:森七菜)鈴本虹輝の女友達
- 田辺章雄(演:若林時英)鈴本虹輝の男友達
- 柏木礼奈(演:工藤遥)鈴本虹輝の元同級生
- 矢島真香(演:阿部純子)鈴本一樹の恋人
- 徳永保(演:野間口徹)バンド『Ten4 The Suns』のマネージャー
- 古市栄太(演:KREVA)バンド『Ten4 The Suns』のMC
- 河上利也(演:やついいちろう)バンド『Ten4 The Suns』のDJ
主題歌
映画『461個のおべんとう』の主題歌は、井ノ原快彦さん&道枝駿佑さん(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)の『Lookin'4』です。
映画『461個のおべんとう』のストーリー
鈴本一樹は、妻との間で赤ちゃんができて、喜んで子育てをしていきますが、自分はバンド活動に明け暮れている事もって、少しずつ妻と行き違いが生じていきました。そして、ついに離婚する事になり、息子は父親と一緒に暮らす事にします。
鈴本虹輝は、いよいよ高校受験に失敗して一浪してから、高校生になりますが、そこで父親から「パパが毎日おべんとうを作ってやるから、そうしたら、お前は毎日学校へ行くか?」と聞かれるので「いいよ」と約束をします。
おべんとうを約束どおり毎日作っていきますが、夏場にそらまめを入れてしまって、ムレてしまって悪臭がただよっていったのです。父親に抗議しても「臭いなぁ」と笑われるだけで、そんな父親を見たら頭にくるだけでした。
鈴本一樹は、一浪していたので、少し浮いている存在でした。
ところが、父親が作ってくれていたおべんとうを見た田辺章雄や仁科ひろみたちが、食べたそうに集まってきて、おべんとうのおかずをあげたら「美味しい」と喜ばれて、少しずつクラスメートと打ち解けてきたのです。
しかし、高校生活が終わろうとした時に、大学受験でイラついてしまって、思わず大事な友達と口論してしまって、高校をズル休みしてしまいます。
親子の絆をつないでいた、おべんとうはどうなってしまうのでしょうか?
『鈴本虹輝(演:道枝駿佑)が5回も親不孝をする?』
鈴本虹輝(演:道枝駿佑)は、毎日おべんとうを作ってもらうのに、5回も親不孝をしてしまいます。
- そらまめの臭さにイラついて「父さんが喜ぶ事が、周りも喜ぶと思わないでよ」と抗議
- 父親から励まされたのに「父さんが上手くいくのは、周りに甘えて、周りの人間が父さんに合わせているだけだ」と皮肉を言ってしまう事
- おべんとうを食べすに、密かに中身をゴミ箱に捨ててしまう事
- 男同士の約束を破って学校をずる休みしてしまう事
- 母親の所へ行って「僕は父親を選べる」と吐き捨ててしまった事
父親と息子なので、色々と不満を言いたくなる事もあるとは思いますが、あまりにも親不孝をしすぎですね。それでも、年頃の男の子は、そんなものかもしれませんね。
映画『461個のおべんとう』と他の作品を比較
映画『461個のおべんとう』では、様々なおべんとうを見られるので、グルメ映画を見たい方には魅力的な作品です。
それに引き換え、映画『みをつくし料理帖』も様々な和食が登場してくるので、どちらとも甲乙つけがたいグルメ映画になっています。
しかし、あえて言えば『461個のおべんとう』は料理で親子の絆を強めて『みをつくし料理帖』は女の友情を強める作品になっていますね。
映画『461個のおべんとう』のパンフレット
映画『461個のおべんとう』のパンフレットに書かれている内容を少しだけ紹介します。
おべんとう作りの3か条
鈴本一樹は、バンド活動をしている上に、無類の酒付きという事もあって、おべんとうを作られる時間やお金は限られていました。そういった事もあり、パンフレットでは、おべんとうを作る上の3か条が載っています。
- 調理の時間は40分
- 1食にかける値段は300円以内
- おかずは材料から作る事
おべんとうのレシピ
グルメ映画という事もあって、やはりパンフレットには、おべんとうのレシピがビッシリと書かれています。
特に、卵焼きのレシピは豊富にあるので、これからおべんとうを作ろうと考えている方には嬉しいパンフレットになっています。
映画『461個のおべんとう』のまとめ
グルメ映画『461個のおべんとう』では、鈴本虹輝が親不孝ばかりするので『本当に仕方のない男だな』と思ってしまいますが、それでもおべんとうが親子の絆を深めてくれて、孤立しがちだった高校生を救ってくれるので、心が温まる作品ですね。
おべんとうには、ここまで人を幸せにする力があったのかと驚かされました。いつも会社帰りに、ファミリーマートでお酒やつまみを買っていた自分は、終始苦笑いで今作を見る羽目になってしまいました。
そして、鈴本虹輝が元同級生の柏木礼奈に恋をしていましたが、柏木礼奈は自分に告白してきた男子に「太っている!」と振ってしまうような女子でした。そのため、父親に事情を説明して、お弁当の量を少なくしてもらうように頼み込んでしまいます。
父親は、仕事仲間の女性にそれを話してしまって「男の子がダイエット?」と驚かれますが、この辺りは世代間の違いかもしれません。
今作でも、森七菜さんが一途な女子高生を演じていましたが、ドラマでもグルメ関連の『この恋あたためますか』に出演しているので、何かとグルメ関連に縁のある人かもしれませんね。