映画『水上のフライト』では、加賀颯太(演:杉野遥亮)が、足が不自由になった藤堂遥(中条あやみ)をお姫様抱っこして、口論してしまいます。なぜ、そのような事になったのか?詳しく紹介しましょう。
- 映画『水上のフライト』のキャスト
- 映画『水上のフライト』のストーリー
- 『加賀颯太(杉野遥亮)が藤堂遥(中条あやみ)をお姫様抱っこ』
- 映画『水上のフライト』と他の作品を比較
- 映画『水上のフライト』のパンフレット
- 映画『水上のフライト』のまとめ
映画『水上のフライト』のキャスト
映画『水上フライト』は、 2020年11月13日に上映されました。
監督&脚本&原作
- 監督:兼重淳
- 脚本:土橋章宏&兼重淳
女優&男優
- 藤堂遥(演:中条あやみ)足が動かなくなるがカヌーに挑戦する女性
- 藤堂郁子(演:大塚寧々)藤堂遥の母親
- 加賀颯太(演:杉野遥亮)身体障害者用の装具を作る男性
- 村上みちる(演:高月彩良)陸上部の後輩
- 朝比奈麗香(演:冨手麻妙)藤堂遥の強力なライバル
- 佐藤達也(演:高村佳偉人)藤堂遥にタメ口で喋る少年
- 杉下里奈(演:平澤宏々路)藤堂遥になつく少女
- 宮本浩(演:小澤征悦)子供たちにカヌーを教えるコーチ
主題歌
映画『水上のフライト』の主題歌は、 SUPER BEAVERの『ひとりで生きていたならば』です。
映画『水上のフライト』のストーリー
藤堂遥は、走高跳選手として有望な人物として有名だったので、オリンピック強化選手に選ばれるのも間違いないと思われていました。
優秀な選手である事には間違いなかったのですが、コーチから「後輩の村上に飛び方を教えてやってくれないか」と頼まれても「お断りします。飛べないのは村上の努力が足りないからです」と断ってしまうような冷たい性格をしていたのです。
ところが、学校から帰ろうとした時に、土砂降りの雨が降っていて、傘を持っていなかったので思わず走って帰ろうとします。そこに車が走って来て、跳ねられてしまったのです!
哀れにも、藤堂遥は足を二度と動かせなくなるほどの重症に陥ってしまって、陸上選手として二度と空を飛ぶ事ができなくなりました。そこで、宮本浩から「カヌーの選手としてパラリンピックに出てみないか?」と勧められます。
しかし「陸上がダメだからって、簡単にカヌーへ変われないよ、バカじゃないの!」と激怒してしまうのです。
それでも、加賀颯太から優しくたしなめられたり、周りの子供たちからなつかれたりして、心を入れ替えてカヌーの選手としてパラリンピックを目指す事にします。はたして、藤堂遥はパラリンピックに出場する事はできるのでしょうか?
『加賀颯太(杉野遥亮)が藤堂遥(中条あやみ)をお姫様抱っこ』
www.instagram.com加賀颯太(杉野遥亮)は、前向きになれない藤堂遥(中条あやみ)を移動させるために、思い切ってお姫抱っこして移動させます。
この突然の行動に「ちょっと、何してんの!」と言われますが、この時から少しずつ二人の距離が狭まっていきました。
いくら足を動かす事ができない女性とは言え、それは完全なお姫様抱っこじゃん!と思ってしまいましたね。しかし、美男が美女をお姫様抱っこするのは、なかなか絵になりますね。
映画『水上のフライト』と他の作品を比較
映画『水上のフライト』では、中条あやみさんが、高飛車な性格から、少しずつ周りの人間たちに感謝していく役を演じていました。
ところが、映画『チアダン』では、フラダンス部を主将として引っ張っていきます。
この映画は広瀬すずさんの代表作として知られていますが、実は中条あやみさんにとっても重要な代表作とも言えるので、広瀬すずファンだけではなく中条あやみファンにもオススメの映画です。
映画『水上のフライト』のパンフレット
映画『水上のフライト』のパンフレットに書かれている内容やデザインを少しだけ紹介します。
パンフレットのデザイン
パンフレットの表紙では、水滴が少しだけ浮き上がっているので、光に当たったら、水滴が光り輝くようにデザインされています。
カヌーの情報
藤堂遥(中条あやみ)が、足が不自由になってからカヌーに挑戦していく映画という事もあって、パンフレットにはカヌーの情報や使い方などが書かれています。
さらに、障害者スポーツ協会や、カヌー関連のサイトのコードも書かれているので、カヌーについて詳しく知りたい方には、オススメのパンフレットですね。
中条あやみのコメント
中条あやみさんは、今作で大塚寧々さんと共演していましたが、大塚寧々さんの夫である田辺誠一さんとも共演していました。
そのため、大塚寧々さんから「いつも田辺がお世話になっています」と言われますが、その時に「ついにご夫婦、制覇できて嬉しいです」と言ってしまいます。
これには、大塚寧々さんは笑ってくれたという事ですが、二人の間でいかにコミュニケーションが取れていたのか?よく分かるエピソードですね。
映画『水上のフライト』のまとめ
水上のフライトでは、中条あやみさんが憎たらしい役から、ピュアで心優しい役まで、幅広く演じていました。この辺りは、さすがトップ女優の一人として数えられている方なだと圧倒されましたね。
この映画では、最初に藤堂遥が憎たらしい言葉遣いをしていましたが、それは下半身が動かなくなった時に備えての演出でしょうね。
実際に、洋画のサメ映画では、最初に美女と美男がイチャイチャするシーンが多くありますが、それは後になってサメに襲われても鑑賞者があまり落ち込まないようにする配慮があるからです。
それが、この映画では見事に演出されていて、なかなか良くできていましたね。それでも、藤堂遥が車に跳ね飛ばされるシーンは、結構な迫力がありました。
そして水上のフライトというタイトルになっていますが、それはカヌーで泳ぐ水面が、空を映しこんでいたので、まるで藤堂遥が空を飛んでいるかのように見えたからでした。
この辺りも美しく演出されていたので、スクリーンに引き込まれそうになる映画でしたね。