マルティン・ニーメラーの詩が現代人にも警鐘を鳴らす?ドラマ『新・映像の世紀 3集』

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ドラマ『新・映像の世紀 3集』では、マルティン・ニーメラーが詩によってドイツの脅威に警鐘を鳴らしました。ところが、この詩は現代人にも警鐘を鳴らしているように感じられるので、どのような詩か詳しく紹介しましょう。

ドラマ『新・映像の世紀』のキャスト

NHKのドラマ『新・映像の世紀』は、2015年10月25日〜2016年3月20日まで放送されました。 

ドラマ『新・映像の世紀』の前作のストーリー

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ドラマ『新・映像の世紀 集』のストーリー

アメリカ合衆国で始まった大恐慌は、第一次世界大戦の敗戦から立ち直れそうになっていたドイツを大いに苦しめてしまいます。失業率は30%を超えて、物価は天文学的な数まで上がってしまって、ドイツ国民は絶望してしまいました。

そんな時に、アドルフ・ヒトラーが彗星のように現れて、人々の心を上手く捉えるほどの演説をして、ヒトラーの党は瞬く間に半数近い議席数を獲得していきます。そしてヒトラーは連立政権を樹立して『全権委任法』を提出します。

これは、議会の許可がなくても、政府が好き勝手に政策を実行できるというものでしたが、暴力と他党の内部工作によって可決されてしまったのです!当初こそ、ドイツ国民の中には、ヒトラーのやり方に眉をひそめている者はいました。

しかし、公共投資により失業率を改善して、大恐慌から脱出して、車や家を買えるほど裕福になったドイツ国民は「このような豊かな暮らしになれたのはヒトラー総統のお陰だ!」と感謝するようになったのです。

そしてヒトラーユダヤ弾圧を止めるドイツ国民は皆無となり、ナチスドイツはヨーロッパ中に戦争をしかけていきます。ここに地獄の第二次世界大戦がついに始まってしまったのです!

マルティン・ニーメラーの詩が現代人にも警鐘を鳴らす』

反ナチ運動かのマルティン・ニーメラーは、ナチスドイツは警戒するべきだと考えて、以下の詩を残しました。

  • ナチスが最初、共産主義を攻撃した時、私は声を上げなかった。私は共産主義者ではなかったから。
  • ナチスユダヤ人を連行して行った時、私は声を上げなかった。私はユダヤ人ではなかったから。
  • そしてナチスが私を攻撃した時、私のために声を上げる者は誰一人、残っていなかった。

これは、独裁政権を1日でも野放しにしたら、後になって、どれほどの犠牲を払う事になるのか?雄弁に物語っています。

今の日本人は政治に無関心すぎるので、この詩をよく読んでおくべきだと思います。今の自民党は、独裁政治を進めている訳ではありませんが、自衛隊を米国の先兵にしようと企んでいるフシがあります。

日本の領海を守る時だけ一緒に行動するのであれば納得できますが、もしも中東でも同じように集団的自衛権を拡大したら、どうなるでしょうか?完全に自衛隊は米国の先兵になって多くの血を流してしまいます。

そうなれば、テロリストも黙っていないはずです。多くのテロリストが日本国内に潜入しようとするでしょう。そのような事になれば、当時のドイツ国民と同じ苦しみを味わう可能性は十分にありえます。

映画『新・映像の世紀』シリーズが見られる動画配信

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ドラマ『新・映像の世紀 3集』のまとめ

ヒトラーがことば巧みにドイツ国民から支持されるようになるのは、前の『映像の世紀』でも見ているので、さほど目新しいものは感じませんでした。

しかし、今回で驚かされたのは思ったよりも、多くのアメリカ国民がヒトラーを支持していた事ですね。自動車王と言われたフォードが、反ユダヤヒトラーを支援していたとは意外でした。

そして、ラストシーンでは、アウシュビッツに収監されていたユダヤ人が解放されていきますが、骨と皮しかないようなやせ細った体で歩いていくので、そのシーンの凄さには絶句します。

しかし、連合国側が「このようなむごたらしいものは、ドイツ国民に絶対に見せておかなければならない」などとほざいていましたが「お前らこそ、広島や長崎で何をしたのか?覚えていないのか」と言いたくなってしまいますね。