五代友厚(三浦春馬)が大隈重信に送った5つの心得|映画『天外者』

映画『天外者』で活躍した五代友厚(演:三浦春馬)は、作品の中では出てきませんでしたが、大隈重信に上の者が覚えておくべき5つの心得を送っていたので詳しく紹介しましょう。

映画『天外者』のキャスト

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出典:https://tengaramon-movie.com/

日本の歴史映画『天外者』は、2020年12月11日に上映されました。

監督&脚本

女優&男優

映画『天外者』のストーリー

五代友厚は、子供たちと一緒に、池で遊んでいたら遊女はるが橋の上から身投げしようとしているのを見て驚いてしまいます。

あわてて「何があっても生きなければいかん」と止めますが「死ぬつもりなら、遊女として売られた時に死んでいたわ」と言い返されてしまうのです。

その後に、はるが遊女たちに文字を教えていたら、武士たちに「お前らは男を楽しませていれば良いんだよ」とからまれますが「遊女だって夢を見たっていいだろ!」と言い返してしまいます。

武家は生意気な女だと思い激昂しますが、五代友厚が体を張って止めてあげるのです。そして、はるに「いつか、俺が日本を夢見る国にしてやる」と約束してあげます。

五代友厚は、幕府では日本が立ち行かぬ事を数学で示した上申書をグラバーに送り、その才能に「たいした者だ」と認められるのです。しかし、薩摩は英国と薩英戦争を起こしてしまって、薩摩の城下町は火の海になります。

さらに、大政奉還を成し遂げた坂本龍馬は暗殺されてしまって、五代友厚は旧知の友を涙を流してしまいます。

しかし、五代友厚はめげずに新時代の明治を築き上げて「これからは経済を強くしなければいけない」と役人を辞めて商都大阪の経済発展に力を尽くそうとします。はたして、はると約束した夢みる日本国を作り上げる事はできるのでしょうか?

五代友厚三浦春馬)が大隈重信に送った5つの心得』

五代友厚三浦春馬)が大隈重信に送った5つの心得は、以下の通りです。

  1. 愚かな言葉でも、最後まで聞く事
  2. 地位の低い者が同じ意見なら、部下の意見として譲り、部下に手柄を譲る事
  3. 頭にきても、怒ったり声を張り上げたりしない事
  4. 事務上の決断は部下の話が煮詰まってからする事
  5. 嫌いな人間とも交際を広める事

どの言葉も現代人が肝に命じておくべき言葉と言えますね。ただし、5の言葉は相手にもよるので、注意したほうが良いかもしれません。

もしも、職場の人間関係や、プライベートの交友関係で悩んでいたり怒りたくなったりした時は、五代友厚の5つの心得を思い出したほうが良いでしょう。 

映画『天外者』と他の作品を比較

映画『天外者』は、幕末から明治に変わっていく内容ですが、戦争より経済に重点がおかれているので、歴史ファンにしてみれば少し残念な所があるのも事実です。

それに比べて、映画『燃えよ剣』は、新撰組で鬼の副長と呼ばれた土方歳三(演:岡田准一)が剣の道を信じて、幕府を守ろうとして迫力のある戦いのシーンが登場します。

五代友厚は時代に選ばれた男であり時代を動かしていきましたが、土方歳三は時代に見捨てられて新しい時代に抗った人物と言えます。

両極端な二人ですが、その違いは新しい日本の原動力となったので、日本人であれば両方とも見ておく価値がありますね燃えよ剣は、2021年上映予定)。

映画『天外者』のパンフレット

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映画『天外者』のパンフレットに書かれている内容を少しだけ紹介します。

監督のコメント

田中光敏監督は、幕末の時代は若者が動かしていったとコメントしていますが、まさのその通りだと思いますね。

この時代では若者が国を正しいほうへ導いてくれましたが、昭和初期では青年将校たちが暴走してしまった事もあったので、 若者は国を動かすエネルギーを持っていますがいつも正しいほうへ導いてくれるとは限りません。

それを考えたら、国を動かすのはかなり難しいものであり、色々と考えさせられてしまいます。

天外者の意味

天外者(てんがらもん)とは、薩摩の言葉で『凄絶な才能の持ち主』という褒め言葉であり、その意味がパンフレットに書かれています。

薩摩と言えば『チェストー!』の掛け声や『薩摩隼人』などの言葉のイメージが強かったのですが、 天外者という言葉もあったのですね。少し勉強になるパンフレットでした。

映画『天外者』のまとめ

天外者では、遊女はるが、自分の体を抱きにきたと思っていた五代友厚が夢について語るだめだけに、会いに来て驚くシーンがありました。

その思いがけない展開に、森川葵さんが表情だけで、女性の気持ちが変わっていく所を演出していて、なかなか良かったですね。

合戦シーンが、ほぼ皆無に近かったのは残念であり、薩英戦争は薩摩のぼろ負けのように描くのはあまり感心できませんでした。しっかりと薩摩が英軍の船に大きなダメージを与える所も見せて欲しかったです。

それでも、幕末の時代を経済中心で描いた映画は、珍しいので、オリジナリティーの高さは必見です。

新潟市の映画館で、映画『天外者』の上映が終わったら、拍手が起きたのも良かったですね。惜しくも早く亡くなってしまった三浦春馬さんを惜しんで拍手が起きたのでしょう。

あまりにも惜しい方であり、お悔やみを申し上げます。