映画『新解釈・三國志』では、絶世の美人と言われていた貂蝉(演:渡辺直美)は、お世辞にも可愛いとは思えませんでした。ところが、呂布や現代人でさえも恐ろしい正体を隠していたので、詳しく紹介しましょう。
- 映画『新解釈・三國志』のキャスト
- 映画『新解釈・三國志』のストーリー
- 『呂布や現代人も驚く貂蝉の正体』
- 映画『新解釈・三國志』と他の作品を比較
- 映画『新解釈・三國志』のパンフレット
- 映画『新解釈・三國志』のまとめ
映画『新解釈・三國志』のキャスト
世界一ふざけた歴史映画『新解釈・三國志』は、2020年12月11日に上映されました。
監督&脚本&原作
女優&男優
映画『新解釈・三國志』に出演した俳優さんや女優さんたちを紹介します。
呉国
- 孫権(演:岡田健史)家臣の話によく耳を傾ける呉の君主
- 周瑜(演:賀来賢人)諸葛亮の宿命のライバルであり、呉の大都督
- 小喬(演:山本美月)周瑜の妻であり、曹操に狙われている人物
- 魯粛(演:半海一晃)呉の文官であり冷静沈着
- 黄蓋(演:矢本悠馬)呉の老将
魏国
荊州(後の蜀漢)
- 劉備(演:大泉洋)優柔不断な人物
- 孔明(演:ムロツヨシ)劉備の軍師
- 黄夫人(演:橋本環奈)諸葛亮の怖い妻
- 関羽(演:橋本さとし)劉備の義弟で傲慢な所もある人物
- 張飛(演:高橋努)劉備や関羽の義弟で、血の気が多い人物
- 趙雲(演:岩田剛典)劉備陣営の中では随一のイケメン武将
その他
- 貂蝉(演:渡辺直美)絶世の美女と言われた女性
- 謎の人物(演:広瀬すず)日本で有名な女優が意外な人物で登場
- 黄巾(演:山田孝之)劉備を挑発する黄巾の大将
- 董卓(演:佐藤二朗)洛陽に火を付けた暴君
- 呂布(演:城田優)君主より馬や美女に目移りする猛将
- 蘇我宗光(演:西田敏行)新たな解釈から三国志を解説する人物
主題歌
映画『新解釈・三國志』のストーリー
劉備は、関羽や張飛に桃園の誓いをするように促されますが、そこはどう見ても桜の木ばかりだったので「いや、桃園じゃねぇのかよ!」と文句を言ってしまうのです。
劉備は、関羽や張飛たちと義兄弟になり董卓討伐に向かいます。曹操は、わざわざ馳せ参じた劉備を出迎えようとしたら、劉備の姿が見えないので「え?もしかしてサボリ」と突っ込んでしまって、関羽たちは恥ずかしそうに目線をそらします。
そんな劉備ですが『三角の計(離間の計)』を思いついて、趙雲に絶世の美女を呼んできて、董卓と呂布の関係を割くように命じます。ところが、趙雲が連れてきた貂蝉はぽっちゃりとした女性だったので「え、これぇ?」と思ってしまうのです。
劉備たちは自信なさそうに、董卓に貂蝉を紹介したら、何と!董卓や呂布たちは意外にも目がハートになってしまいました。貂蝉は二人の仲が悪くなるように仕向けて、呂布は董卓を殺害します。
しかし、その後は曹操が力を持つようになり、荊州や江東(呉)までも制圧しようと進軍を命じます。劉備は軍師の孔明を呉に向かわせて同盟を組みますが、呉の周瑜と孔明は絶望的なほど相性が悪かったのです。
周瑜はすぐに孔明を斬首にしようとするので「すぐ、またザーンシュ!どれだけ斬首が好きなのよぉ」と言い合いをしてしまいます。
はたして、こんな事で荊州・呉の連合軍は魏軍を打ち破れるのでしょうか?
『呂布や現代人も驚く貂蝉の正体』
呂布が、貂蝉(演:渡辺直美)に「董卓をやったぞ!」と教えたら「アーハッハッハ!騙されたね」と言われてしまうのです。呂布は『どうしたんだ?』と思っていたら、貂蝉は仮面を脱ぎ捨てて、真の正体(演:広瀬すず)を現します。
呂布は「なんと醜い!」と言ってしまいますが、貂蝉は「今度生まれ変わったら、綺麗と思える時代で生きてやる」と吐き捨てて殺害されてしまいます。
広瀬すずさんの念願は叶って、今では綺麗と言われる平成の時代に生まれて令和の時代に生きて、めでたし、めでたし……じゃなぁい!
どんな時代に生まれていても、広瀬すずさんだったら綺麗と言われるわ!福田雄一監督はちょっとふざけすぎなんだよと思ってしまいましたね。まぁ面白いから良いんですけどね。
映画『新解釈・三國志』と他の作品を比較
三国時代をテーマにした映画であり、広瀬すずさんが登場していたので、ある2つの映画を紹介したいと思います。
広瀬すず出演の映画『ちはやふる』
日本の若手女優の中ではトップと言えるのが、広瀬すずさんであり、その広瀬すずさんの代表作が『ちはやふる』です。ちはやふるは、カルタ好きの女子高生が、自分の高校を日本一に導いていく映画になります。
そのピュアで、美しい姿でカルタに夢中になっていく姿は、凛とした美しさで良かったですね。
三国志の映画『レッドクリフ』
赤壁に重点をおいて制作されたのが、映画『レッドクリフ』です。まさに、正真正銘の正統派の歴史映画であり、三国志ファンであれば、ふざけて作られた『新解釈・三国志』よりも『レッドクリフ』のほうがおすすめです。
特に、劉備ファンや孔明ファンが『新解釈・三国志』を見たら、発狂するかもしれません(苦笑)。
映画『新解釈・三國志』のパンフレット
映画『新解釈・三國志』のパンフレットに書かれている内容を少しだけ紹介します。
監督のコメント
ふざけた映画を作らせたら、日本で右に出る者はいないと言っても過言ではないのが、福田雄一監督です。
そんな福田雄一監督が「ぜひとも、大泉洋を劉備玄徳役にして、三国志の映画を作りたい」とコメントしていました。実際に、大泉洋さんは、キレのあるツッコミができる俳優さんなので、今までにない劉備玄徳を見れますね。
三国志の解説
パンフレットでは、三国志を真面目に解説している箇所もあるので、三国志をあまり見ていない方でも、パンフレットを見るだけで、それなりに三国志を知る事ができます。
しかし、三国志の本を読まないうちに、この映画を見たら三国志を誤解するかもしれないので、要注意です。
映画『新解釈・三國志』のまとめ
歴史好きの自分でも『きっと福田雄一監督が作る作品だから、ふざけている映画なんだろう』と思っていたら、予想を超えるほど、ふざけた映画でしたね。
特に、孔明が斬られそうになっていても、妻の黄夫人(演:橋本環奈)が仲間たちと麻雀をして「はい!ローン」と言う所は爆笑しそうになりました。
広瀬すずファンの自分としては、広瀬すずちゃんのチャイナドレス姿が観れたので、それだけでも満足ですね。
あえて言わせてもらえれば、同じギャグを何回もしてしまうので、そこは少し退屈に感じてしまう所でした。
それでも、キラキラとした鎧や、赤く染まった赤兎馬などは豪華な感じがして良かったですね。特に、呂布が関羽や張飛たちを圧倒するのは迫力がありましたし、趙雲が鼻につくほどイケメンを主張するのも面白くて最高でしたね。