映画『私をくいとめて』では、黒川みつこ(演:のん)の表と裏の顔が大きな見所になっているので詳しく紹介しましょう。
- 映画『私をくいとめて』のキャスト
- 映画『私をくいとめて』のストーリー
- 『黒川みつこ(演:のん)の表と裏の顔が大きな見所』
- 映画『私をくいとめて』と他の作品を比較
- 映画『私をくいとめて』のパンフレット
- 映画『私をくいとめて』のまとめ
映画『私をくいとめて』のキャスト
映画『私をくいとめて』は、2020年12月18日に上映されました。
監督&脚本&原作
女優&男優&声優
- 黒川みつこ(演:のん)脳内のAと言い合いをする妄想女子
- A(声:中村倫也)黒川みつこにささやく存在
- 多田くん(演:林遣都)黒川みつこに惹かれる営業マン
- ノゾミさん(演:臼田あさ美)カーターに恋する女性社員
- カーター(演:若林拓也)会社で浮いてしまいがちなナルシスト
- 澤田(演:片桐はいり)他者からヘッドハンティングされたエリート社員
- 皐月(演:橋本愛)黒川みつこの数少ない親友
映画『私をくいとめて』のストーリー
黒川みつこは、30歳を過ぎても独身(おひとりさま)を貫いていましたが、休日に好きな事をして、他人に気を使う事なくて気楽に生きていられました。
ところが、会社でたびたび顔を合わせる事になる営業マン多田に、少しずつ惹かれていったのです。
二人は、会社で顔を合わせるだけだったのですが、近所で偶然にも会って、食事の話をする事になり、黒川みつこは「よかったら、今度うちで一緒に食事をしますか?」とついつい言ってしまいます。
それに驚く多田でしたが、それから黒川みつこの家へ足を運ぶ事になって、少しずつ打ち解け合う仲になっていきました。
ところが、黒川みつこは親友の皐月に誘われて、パリの家へ遊びに行く事になり、学生時代に同等と思っていた親友が一足先に外国で結婚生活を始める事を知らされてショックを受けた事を思い出してしまうのです。
そんな事もありましたが、日本へ帰国したら、会社の先輩の澤田から「私、カーターと一緒に東京タワーへ行くんだけどさ、みつこも多田くんと一緒に行かない?」と誘われるのです。
四人で一緒に東京タワーへ行く事になりますが、途中で四人は2対2で分かれて階段を歩いていく事にします。そこで、何と!多田から「僕たち、付き合ってみない」と告白されたのです。はたして、おひとり様が好きな黒川みつこは、OKするのでしょうか?
『黒川みつこ(演:のん)の表と裏の顔が大きな見所』
黒川みつこ(演:のん)は、多田に「これから、一人で鍋料理をするんです」と家庭的な所をアピールしていましたが、多田が家にくる事になったら、一人で「面倒くせぇ」と愚痴をこぼすような女子でした。
しかも、脳内のAに対して「私は一人のほうが気楽で良いんだよ、きっと多田くんには彼女がいるに決まっている」と言い出して、存在しないハズのAは「いやいや、それは分からないですよ」と一人でぶつぶつと喋るような女性でした。
男からしてみたら、可愛くて家庭的な所があるので、完璧の女性のように見えますが、表と裏の顔を見る事ができるので、女性に幻想を持ち過ぎてはいけない事を雄弁に物語っています。
映画『私をくいとめて』と他の作品を比較
映画『私をくいとめて』の監督は、映画『勝手にふるえてろ』も制作していて、どちらのヒロインも妄想が爆発してしまいます。
どのヒロインもドン引きしてしまうほどの妄想ぶりですが、やはり美しい女優さんが熱演しているので、引き込まれてしまう所があるので、中毒性の強い映画になっています。
しかし、今作では『勝手にふるえてろ』のように、ヒロインと付き合いたいと思うライバルが現れないので、若干テンポが悪く迫力が欠けているように感じてしまいます。
映画『私をくいとめて』のパンフレット
映画『私をくいとめて』のパンフレットに書かれている内容を少しだけ紹介します。
女優たちのコメント
のんさんは、橋本愛さんと仲が良いようで、パンフレットでは「愛ちゃんから声をかけられて嬉しかった」とコメントが載っていました。のんさんと橋本愛さんは、どちらとも美しい女優さんなので、お似合いの友達だなぁと妄想してしまいましたね。
そして、橋本愛さんは大九明子監督の作品『勝手にふるえてろ』を見て、人のチャーミングさを引き出す事が上手い方とコメントしていました。
実際に、この作品を見たら、監督が誰か分からなかったのですが『勝手にふるえてろっていう映画によく似ているなぁ』と感じました。この辺りは、同じ監督なので、その個性が全面に出た結果なのでしょう。
ソロライフ図鑑
パンフレットには、ソロライフのレベルが書かれていて、初段では『ひとりカフェ』で、二段は『ひとりカラオケ』と少しずつ難易度が上がって行く内容が書かれていました。
自分は、おひとりさまとして、どのぐらいのレベルなのだろうか?と気になる方はパンフレットを見ておくのも悪くはないでしょう。
映画『私をくいとめて』のまとめ
のんちゃん主演の映画という事もあって『これは絶対に見なくてはいけない』という使命感に近いものを抱きつつ見ましたが、ストーリー自体は退屈に思えてしまう所が多かったですね。
脳内にずっと語り続けていて『いつまで、この妄想シーンを見なくてはいけないのだろうか』と思ってしまうほどでした。それでも、のんちゃんには人を惹きつける魅力があるので、退屈と思っても最後までついつい見てしまう力がありますね。
途中からは、おひとりさまをつづけたい黒川みつこ(演:のん)と多田がくっつきそうでくっつかない所が、やきもきする感じで見入ってしまいました。
さらに、ノゾミさん(演:臼田あさ美)がカーターに惹かれてしまうのがよく分からなかったのですが、その謎な所が良かったですね。しかも、カーターが期間限定で付き合う事を約束するので『なぜ、期間限定?』と映画館で突っ込みたくなりましたね。
(実際に、カーターはイケメンでもないのに、カッコつけていて、かなり痛いキャラクターだなぁと思ってしまう人物雨です)
退屈に思う所はあっても、突っ込みたくなる所は多くあったので、のんちゃんファンでない方でも、見ておく価値はあるでしょう。