映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』では、ミンジョンやチョルミンたちがゾンビに襲われますが、それよりも苦しめられたのがカーチェイスだったので詳しく紹介しましょう。
- 映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』のキャスト
- 映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』のストーリー
- 『ミンジョンたちが助かったカーチェイスの技術』
- 映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』と他の作品を比較
- 映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』のパンフレット
- 映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』のまとめ
映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』のキャスト
韓国のパニック&ゾンビ映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』は、日本では2021年1月1日に上映されました。
監督&脚本&原作
女優&男優
- ジョンソク(演:カン・ドンウォン)姉を助けられなかった軍人
- ミンジョン(演:イ・ジョンヒョン)韓半島からの脱出を試みる母親
- チョルミン(演:キム・ドゥユン)ミンジョンの長女
- ユジン(演:イ・イェオン)ミンジョンの次女
- キム・ドユン(演:チョルミン)ジョンソクの義兄
- キム(演:クォン・ヘヒョ)希望を捨てない軍人
- ファン軍曹(演:キム・ミンジェ)631部隊の冷酷非情な軍人
- ソ大尉(演:ク・ギョファン)631部隊の大尉
映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』のストーリー
韓国は、ウイルスが拡大していき、ゾンビは増え続けて国家の機能を失いつつありました。
そんな中で、ジョンソクは自分たちの家族だけでも助けようと思って車を走らせます。そして、車が故障して立ち往生しているミンジョンの「私の娘だけでも助けて」という願いも振り切っていきます。
船に逃げ込んだら、香港へ向かう途中で、感染者が1名だけいて、ジョンソクの姉の家族に襲いかかってしまいます。ジョンソクは義兄を助ける事はできますが、姉たちを助けられず、そのまま香港で抜け殻のような毎日を送っていました。
そんな時に、香港の裏社会のボスから「韓国に2000万ドルの資金が眠っている。それを取り返してきたら、半分の分け前をやる」と言われたので、義兄たちと一緒に韓国へ乗り込みます。数日中には港にある船から逃げる手はずでした。
ジョンソクたちは大金が積まれているトラックを見つけ出しますが、ゾンビに囲まれてしまい義兄と離れ離れになってしまうのです。ジョンソクは、チョルミンとユジンの姉妹に助けられて、母親がいるアジトまで運ばれます。
そこにいた母親とは、あのミンジョンだったのです!ジョンソクたちは強力して、大金を取り戻して逃走しようとしますが、香港へ無事にたどり着けるのでしょうか?
『ミンジョンたちが助かったカーチェイスの技術』
今作も前作に続いて、ゾンビは暗闇で大人しいのですが、光や音に反応して群がる習性がありました。そこで、ミンジョンやチョルミンたちは、車のライトを付けてゾンビをひきつけたり、光を消してゾンビから逃げたりします。
しかし、631部隊の車が追いかけてくる時には、銃で撃ってくる上にライトを浴びせられるので、弾丸を避けながらゾンビの襲撃からも逃げなくてはいけませんでした。
さらに車で体当たりされてしまって、何度も障害物に衝突する所でした。
ゾンビ映画でありながら、ミンジョンたちを苦しめたのは意外にもカーチェイスだったのです。
映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』と他の作品を比較
映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』の前作は『新感染半島 ファイナル・エクスプレス』です。
同じようにゾンビが群がっていくのですが、事の始まりは、新幹線に乗り込んだ所で、一人の感染者がゾンビとなり、次々に人々を襲っていく所でした。
車両が舞台という事もあり、車両と車両の間の扉を閉めて、自分だけは助かって同じ韓国人を見殺しにしようとする人間が出てしまいます。
今作ほどの迫力はありませんが、人間の本性が素晴らしいものだけではなく、ゾンビ以上に醜いものもある事を雄弁に物語っています。
映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』のパンフレット
映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』のパンフレットに書かれている内容を少しだけ紹介します。
監督のコメント
ヨン・サンホ監督は、前作が大ヒットしたので、やはりプレッシャーを感じてはいたようです。ところが、前作よりも多くの予算を使えるので、失敗する恐怖よりも喜びのほうが大きかったとコメントしていました。
この辺りは、成功できる人間の考え方というのは、やはり凡人とは決定的に違うんだろうなぁと思いましたね。
カン・ドンウォンのコメント
主演のカン・ドンウォンさんは「世界中の映画人に、この映画が少しでも希望を与えられたら」とコメントしていました。実際に、コロナウイルスによって、飲食業界だけではなく映画業界もかなり苦しんでいます。
そのため、この映画によって、少しでも勇気付けられたらと思ったようです。
今作はアクションシーンが前作よりもパワーアップしているので、さぞ大変な撮影かと思いきや、カン・ドンウォンさん曰く「良い雰囲気だったので、楽しみながら作れた」というので、人柄の良いスタッフが集結したのでしょう。
映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』のまとめ
元旦に上映されるという事もあり、そんなに面白いのかと思って前作をまずは見たら、面白かったので、この日を楽しみにしていました。
今度は車両が舞台ではないので、前作の面白みが無くなっているのではないかと思ったら、迫力のあるカーチェイスが凄すぎて、次々にゾンビを吹き飛ばしていって、息を飲むような思いで惹きつけられました。
631舞台の襲撃もなかなかしぶとくて、車同士のカーチェイスも迫力があり、ゾンビ映画が好きな方だけではなく、カーレース映画ファンの方にも、是非オススメしたい映画ですね。
邦画も韓国映画に負けないように頑張って欲しいものです。