ドラマ『新・映像の世紀 6集』では、アメリカ合衆国がフセイン政権を打倒しますが、それが大きな間違いだったので詳しく紹介しましょう。
- ドラマ『新・映像の世紀』のキャスト
- ドラマ『新・映像の世紀』の前作のストーリー
- ドラマ『新・映像の世紀 6集』のストーリー
- 『アメリカ合衆国がフセイン政権を打倒したのが大きな間違い』
- 映画『新・映像の世紀』シリーズが見られる動画配信
- ドラマ『新・映像の世紀 6集』のまとめ
ドラマ『新・映像の世紀』のキャスト
NHKのドラマ『新・映像の世紀』は、2015年10月25日〜2016年3月20日まで放送されました。
ドラマ『新・映像の世紀』の前作のストーリー
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ドラマ『新・映像の世紀 6集』のストーリー
2001年9月11日午前8時47分、ハイジャック犯により、最初の飛行機がアメリカ合衆国のニューヨーク市のツインタワーに突撃!ワールドトレードセンターから灰色の煙がもくもくと立ち込めていました。
世界の人々が、その光景をニュース中継で見ていましたが、そこへ二機目の飛行機が突撃して、多くのアメリカ人が「オーマイガー!」と叫ぶ事しかできません。ブッシュ大統領は、側近から「アメリカが攻撃されています」と耳打ちされます。
そしてワールドトレードセンターは、ついに轟音と共に倒れてしまいました。ブッシュ大統領は「テロと戦う」と叫び、国民は「U・S・A!U・S・A!U・S・A!」と興奮していきます。アメリカ合衆国はテロリストをかばうアフガニスタンを攻撃します。
テロリストの首謀者ビン・ラディンは、イスラム教徒たちにアメリカ合衆国と戦うようにと呼びかけて、世界各地のイスラム教徒たちは「アラーは偉大なり!」と叫び、戦争は泥沼化していきます。
アメリカ合衆国はアフガニスタンを屈服させた後に、イラクさえも攻撃して、フセイン政権を打倒。しかしテロとの戦争は終わらず、米軍は果てしない戦いに身を投じていきます。はたしてテロとの戦いに終わりはあるのでしょうか?
『アメリカ合衆国がフセイン政権を打倒したのが大きな間違い』
アメリカ合衆国は、イラクのフセインを独裁者と決めつけて『こいつさえ倒せば、イラクは民主主義の国となり、素晴らしい国となる」と思い戦争をしかけます。
一応の大義名分は大量破壊兵器を持っているという事でしたが、イラクは日本やドイツとは勝手が違いました。
なぜなら、イラクは多くの民族や宗教が入り乱れる国であり、フセインというカリスマを持つ男によって、なんとか1つの国にまとめられていたからです。
日本やドイツが、第二次世界戦の後にアメリカ合衆国によって民主主義国家になったといのは見当違いも良い所です。なぜなら、日本とドイツは、一時的に独裁政権や軍国主義がまかり通ってしまいましたが、自ら民主主義が成立した時期がありました。
自ら民主主義になった経験があったので、戦争が終わった後に、民主主義に戻れる事は簡単だったのです。しかし、イラクでは国をまとめていた者がいなくなり無法地帯と化してしまいます。
そのため、アメリカ合衆国の見通しは甘いものであり、カオスと化したイラクを抑える事ができなくなり、中東で果てしない戦いを余儀なくされる事になった訳です。
映画『新・映像の世紀』シリーズが見られる動画配信
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ドラマ『新・映像の世紀 6集』のまとめ
新・映像の世紀 6集では、市民が録画した映像が、世界に流れて、YouTubeが誕生していく内容が紹介されていきます。
その中でも衝撃的なのが、アメリカ合衆国がテロリストに攻撃されて、中東でテロリストと激しく戦っていくものでした。しかし、テロリストに恨まれる原因がアメリカ合衆国にはありました。
それはイスラエルの肩ばかり持って、アラブ民族が苦しんでも全く意に介さない所でした。今もテロリストとの戦いは終わっていなくて、アメリカ合衆国は、テロリスト・イラン・中国・ロシア・北朝鮮と対峙しています。
おそらく、アメリカ合衆国の世紀はもう少しで終わりを告げるので、日本は今後どのようにして生きていくべきかなのか?真剣に考える時にきています。
そしてアラブの春も紹介されていましたが、独裁者がなくなり、かえって国が混乱するという皮肉な結果に変わった国が多く発生してしまいます。その絶望から、ついに『ISIS(イスラム過激派組織)』が誕生して、地獄がさらなる地獄を呼び寄せました。
今回の内容を見ていたら、国家と政治がいかに難しいものか?よく分かる内容でした。