映画『脳男』では、鈴木一郎(演:生田斗真)が殺人ロボットと恐れられますが、実は感情が生きていたので、その根拠について詳しく紹介しましょう。
映画『脳男』のキャスト
映画『脳男』は、2013年2月9日に上映されました。
監督&脚本&原作
女優&男優
- 鈴木一郎(演:生田斗真)感情が全くないように見えてしまう青年
- 鷲谷真梨子(演:松雪泰子)犯罪者の精神状態を診察する女医
- 茶屋(演:江口洋介)熱血漢の刑事で、逮捕のためには暴力もいとわない人物
- 緑川紀子(演:二階堂ふみ)冷酷非情な犯罪者だが、重い病を患っている女性
- 水沢ゆりあ(演:太田莉菜)緑川紀子の仲間
- 広野(演:大和田健介)新米刑事だが、正義感は強い
- 黒田雄高(演:光石研)爆弾処理のプロ
- 空身(演:甲本雅裕)鷲谷真梨子の同僚
- 志村昭文(演:染谷将太)鷲谷真梨子の診察を受ける元犯罪者
- 志村の母(演:山崎ハコ)志村昭文の母親
- 伊能(演:小澤征悦)鈴木一郎を育てた登山家
- 藍沢(演:石橋蓮司)鈴木一郎の幼少期を知る人物
- 金城理詞子(演:池谷のぶえ)犯人たちを挑発してしまった占い師
- 入陶倫行(演:夏八木勲)鈴木一郎の祖父
主題歌
映画『脳男』の主題歌は、キング・クリムゾンの『21世紀のスキッツォイド・マン』です。
映画『脳男』のストーリー
入陶倫行は、TVで犯人を挑発していたら、緑川紀子たちに監禁されてしまって舌を切られてしまうのです。釈放されて、そのままバスへ乗っていきました。
土砂降りの中で、鷲谷真梨子は、そのバスへ乗り遅れてしまって、乗客の小学生たちから「ざまみろ、バイバイ、おばさーん」と笑われてしまい「クソガキィ」と吐き捨てます。
ところが、そのバスが爆発してしまい、緑川紀子たち多くの乗客が死んでしまうのです。茶屋たち刑事は、爆破事件を繰り返していた犯人の仕業だと思い、アジトに乗り込みますが、そこにいた鈴木一郎を犯人と決めつけて逮捕しました。
鷲谷真梨子たちは、鈴木一郎を診察しますが、痛みを感じない上に感情が無いように見えてしまい『こんなクランケ(患者)は初めてだわ』と悩まされてしまいます。
茶屋たちは捜査を続けていくうちに、鈴木一郎は祖父から悪人を殺害するように教え込まれていて、心身ともに鍛えられた殺人ロボットである事が判明して、藍沢は彼の事を脳男と名付けていました。
緑川紀子たちは、鈴木一郎が自分たちを狙っている事を感づいて、逆に始末してやろうと護送車を襲撃してしまうのです。ここで、鈴木一郎は超人的な能力で、応戦しようとしますが、はたして鈴木一郎と緑川紀子たちの決着はつくのでしょうか?
『鈴木一郎(演:生田斗真)は感情のある男』
www.instagram.com鈴木一郎(演:生田斗真)は感情がないように見える人物で、多くの犯罪者たちを始末していきました。ところが、自分によくしてくれていた登山家を助けようとしたり、志村昭文を始末したりしてきました。
特に、志村昭文を始末したのは、鷲谷真梨子が「志村くんなら、もう大丈夫」と判断して釈放したのに、志村昭文が再び犯罪を起こそうとしていたからです。
鈴木一郎は「自分のために、初めて泣いてくれた先生(鷲谷真梨子)の過ちを見過ごす訳にはいきませんでした」と言って、志村昭文を殺害しました。
このような事から、鈴木一郎は感情がないように装って、自分によくしてくれた人物を助けてきたので、心の中にある感情を抑えているだけの人物だったという事でしょう。
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映画『脳男』と他の作品を比較
映画『脳男』では、超人的な能力を持つ鈴木一郎が、次々に犯罪者たちを始末していきますが、このように超人的な能力を持つ映画は他にもあって、それが『亜人』です。
亜人は、不死身の体であり、再生能力のある恐るべき力を持っていて、政府により人体実験の対象にされていました。そのため、政府に恨みを持つ亜人の佐藤(演:綾野剛)が政府に復讐しようとするのです。
しかし、同じように人体実験にされてきた亜人の永井圭(演:佐藤健)は、人間を守ろうとして、佐藤と激しい戦いを繰り広げていく事になります。
映画『脳男』のまとめ
脳男では、鷲谷真梨子の『犯罪者であっても、更生できるハズ」と思って、志村昭文を見送りますが『本当に、現在の日本は犯罪者に甘すぎて、どうしようもないな』と思ってしまう瞬間でしたね。
そんな事だから、茶屋刑事が「俺たちが命がけで捕まえた犯人を、良い加減な見立てで釈放されたら、たまったもんじゃねぇ」という言葉のほうが心に突き刺さりますね。
それにしても、シンガソングライターの山崎ハコさんが登場していたとは驚かされました。山崎ハコさんと言えば『呪い』という歌が、印象的でしたが、せっかく登場するのであれば、この映画の主題歌も山崎ハコさんに歌って欲しかったです。