映画『ヤクザと家族 The Family』では、義理人情に熱いヤクザの山本賢治(演:綾野剛)が、なぜか組を見捨ててしまうので、その理由について詳しく紹介しましょう。
- 映画『ヤクザと家族 The Family』のキャスト
- 映画『ヤクザと家族 The Family』のストーリー
- 『義理人情に熱いヤクザの山本賢治(綾野剛)が組を見捨てた理由』
- 映画『ヤクザと家族 The Family』と他の作品を比較
- 映画『ヤクザと家族 The Family』のまとめ
映画『ヤクザと家族 The Family』のキャスト
映画『ヤクザと家族 The Family』は、2021年1月29日に上映されました。
監督&脚本&原作
女優&男優
- 山本賢治(演:綾野剛)柴咲博と親子の盃を交わす青年
- 工藤由香(演:尾野真千子)山本賢治の恋人
- 柴咲博(演:舘ひろし)柴咲組の組長
- 細野竜太(演:市原隼人)山本賢治の弟分
- 大原幸平(演:二ノ宮隆太郎)侠葉会の銃弾に倒れる人物
- 中村努(演:北村有起哉)柴咲組の若頭
- 木村愛子(演:寺島しのぶ)焼肉屋を経営する店長
- 木村翼(演:磯村勇斗)木村愛子の息子
- 加藤雅敏(演:豊原功補)侠葉会の若頭
- 川山礼二(演:駿河太郎)加藤雅敏に従う人物
- 大迫和彦(演:岩松了)侠葉会と裏で繋がる刑事
主題歌
映画『ヤクザと家族 The Family』の主題歌は、millenium paradeの『FAMILIA』です。
映画『ヤクザと家族 The Family』のストーリー
山本賢治は素行も悪かったのですが、行きつけの店で、柴咲組の柴咲博組長を襲おうとした暴漢がうっとうしくて、後ろから殴り倒します。
翌日になり、柴咲博組長に呼ばれて礼を言われますが「俺はヤクザにはならねぇよ」とタンカを切ってしまいます。ところが、街中でドラッグを売っている者を見つけて、ドラッグをぶん取ってしまうのです。
侠葉会のヤクザたちは取引を邪魔されて烈火のごとく怒り、山本賢治たちを拉致して外国へ売りとばそうとしますが、柴咲組が助け舟を出してくれたお陰で、なんとか命拾いします。山本賢治は柴咲博組長に恩義を感じて、親子の盃を交わす事になりました。
やがて、山本賢治は柴咲組で活躍するようになって、バーで働いていた工藤由香と次第に深い関係に落ちていきます。しかし、柴咲組と侠葉会の抗争が激しくなり、山本賢治は侠葉会のヤクザの命を奪ってしまうのです。
刑務所で長い刑期をようやく終える事になり、恋人の工藤由香に久しぶりに会う事もできます。
しかし、久しぶりに見た外の世界は、法改正により厳しい取り締まりが行われていて、大迫和彦刑事から「ヤクザの人権なんてなぁ、とうの昔に無くなってんだよ」と吐き捨てらました。
はたして、このような状況で、山本賢治はどうやって生きていけるのでしょうか?
『義理人情に熱いヤクザの山本賢治(綾野剛)が組を見捨てた理由』
山本賢治(綾野剛)は、義理人情に熱いヤクザで、親父(柴咲博)のために体を張っていました。ところが、その山本賢治は刑務所から出所したら、なぜか組から出てしまいました。
なぜ組を見捨てたのかと言えば、法改正や飲食店のある所で再開発が行われた頃により、柴咲組は立ち行かなくなっていたからです。
さらに、ガンになってしまった親父(柴咲博)から「お前はまだやり直せる。組から抜けろ」と言われてしまいました。山本賢治の恋人は娘も出産していたので、なんとか妻や娘も養っていきたいと考えて、カタギになる事を決意しました。
結果的には、組を見捨てる形になりましたが、それは親父が望んだ事でもあったので、やむを得ない所でしょう。
映画『ヤクザと家族 The Family』と他の作品を比較
映画『ヤクザと家族 The Family』で、義理人情に熱いヤクザ役を演じていた綾野剛さんは、映画『ドクター・デスの遺産』では、安楽死させていく医者(ドクターデス)を追いかける刑事を熱演していました。
この映画では、北川景子さんが相棒役として共演していて、豪華な二人が共演をして、禁断のテーマに切り込んでいる事から、多くの話題を集めました。
実際に、日本では高齢化が進んでいて介護が難しくなっていて、安楽死を認めても良いのではないかという声も出始めているので、色々と考えさせられるストーリーです。
映画『ヤクザと家族 The Family』のまとめ
綾野剛さんが、少し不器用でも義理人情に熱いヤクザを演じていて、活躍する所もありましたが、あまりにも厳しい法改正の所は考えさせられてしまいます。
実際に、ヤクザからカタギになっても『5年ルール』が存在していて、5年間は一般人として扱ってもらえない所があり、細野竜太(演:市原隼人)もかなり苦しめられます。
その結果、平和になったのかと言えば、半グレが出現するようになり、木村翼(演:磯村勇斗)が半グレの象徴のような存在になっていきました。
木村翼は子供の頃から、山本賢治から目をかけられていたので、昔から山本賢治を慕っていました。
この映画は悲しい結末を迎えますが、木村翼と山本賢治の娘が出会えたので、そこだけが救いだったかなという感じがしますね。