映画『あの頃。』では、コズミン(仲野太賀)は史上最悪のオタクで、ネット弁慶なので、その理由について解説しましょう。
映画『あの頃。』のキャスト
映画『あの頃。』は、2021年2月19日に上映されました。
監督
女優&男優
- 劔樹人(演:松坂桃李)松浦亜弥に熱中する青年
- コズミン(演:仲野太賀)ネット弁慶であり、性格は最悪
- ロビ(演:山中崇)コズミンを叱れる数少ないオタク
- 西野(演:若葉竜也)突拍子もない事をする人物
- ナカウチ(演:芹澤興人)劔樹人を誘う店員
- イトウ(演:コカドケンタロウ)いじられる事が多い青年
- アール(演:大下ヒロト)彼女を取られてしまう人物
- 靖子(演:中田青渚)劔樹人を傷付けてしまう女性
- 奈緒(演:片山友希)アールの彼女
- 松浦亜弥(演:役山﨑夢羽)一時代を築いたアイドル
映画『あの頃。』のストーリー
劔樹人はバンド活動をしていましたが、上手くベースを弾けずに、落ち込んで帰って食事をしようとしたら、友達から「パチンコ買ったぞ、これをやるから見ておいてくれ」と松浦亜弥のDVDを貰います。
なにげなくDVDを再生したら、その光り輝くアイドルの姿に、劔樹人は心を奪われてしまうのです。
すぐにCDショップまで行き、松浦亜弥のアルバムを買おうとしたら、店員のナカウチから「よかったら、ハロプロの集いをするからおいでよ」とチラシを渡されます。
劔樹人は、ハロプロについて熱く語るフリーターたちに魅せられて、一緒に飲み会をする事になりますが、コズミンから「お前、声をかけられても自己紹介もできんのか?」と怒られてしまうのです。
しかし、ロビがコズミンを叱りつけて、すぐに意気投合して、それからは皆んなで推しのアイドルについて熱く語り合うようになりました。そんな時に、劔樹人は以前から好きだった靖子に振られてしまって落ち込んでしまうのです。
しかし、その苦痛を味わうのは劔樹人だけではなくて、同じ仲間のアールが、コズミンに彼女の奈緒を取られてしまって一触即発の危機に陥ってしまいます。
それでもコズミンが土下座をする事で危機を乗り切りますが、コズミンはガンを患ってしまうのです。いつまでもオタクたちの楽しい日々が続くかと思われたのに、コズミンはどうなってしまうのでしょうか?
『コズミン(仲野太賀)は史上最悪のオタクでネット弁慶』
コズミン(仲野太賀)は、同じ仲間のアールの彼女 奈緒の相談に乗っていました。
しかし、次第にアールの事を悪く言い始めて、ついには奈緒の胸を触ってしまったのです。さらに、アールに電話をかけて「奈緒ちゃんの胸をさわったぞ、俺の勝ちだ。奈緒は俺のもんだ。次は確実にやってやるぜ」と絶叫してしまうのです。
あまりの史上最悪の男であり、オタク仲間のアールに信じられない仕打ちをしてしまって、周りのオタク仲間たちはドン引きしてしまいます。
そんなコズミンは、ネット弁慶であり、ネットでしかいばれなくて、何回も土下座をするような男でもありました。そのような事ばかりするので、重い病気になってしまうのは天罰だったかもしれませんね。
映画『あの頃。』と他の作品を比較
映画『あの頃。』では、イケメンの松坂冬季さんが、オタクを演じてしまって、ブリーフ1枚になる事もあるので、ファンたちの中には『こんな松坂冬季は見たくなかった』と叫びたくなるかもしれません。
そんな方にオススメしたいのが、映画『不能犯』です。見つめるだけで相手を殺害できる男を演じていて「愚かだねぇ、人間は」と決め台詞を吐く所は、しびれるほどのカッコ良いダークヒーローぶりです。
映画『あの頃。』のまとめ
AKB人気も下火になってきて、オタクたちがアイドルに夢中になるのは、少し過去の感じがしてくる中で、映画『あの頃。』はオタクたちのよき時代を映し出しているのかもしれません。
しかし、あのカッコいい松坂冬季さんがオタクをするのはやはり無理があって『もっとカッコいい役をやればいいのに』と思ってしまうほどでした。
それにしても、コズミン(仲野太賀)は史上最悪のオタクですね。あれではぶっ飛ばされても文句が言えないほどですが、それでも仲間たちと仲直りする訳ですから、この辺りはやはり映画という感じがしますね。