大河ドラマ『葵 徳川三代 第10回』では、徳川秀忠(演:西田敏行)が関ヶ原の合戦に遅参してしまいますが、それは徳川秀忠ばかりに責任があるとは言えないので、その理由について解説しましょう。
- ドラマ『葵 徳川三代 第10回』のキャスト
- ドラマ『葵 徳川三代 第10回』のストーリー
- 『徳川秀忠(演:西田敏行)に遅参の責任はない』
- ドラマ『葵 徳川三代』の全話のストーリー
- ドラマ『葵 徳川三代 第10回』のまとめ
ドラマ『葵 徳川三代 第10回』のキャスト
大河ドラマ『葵 徳川三代』は、2000年1月9日〜2000年12月17日に放送されました。
脚本&演出
- 脚本:ジェームス三木
- 演出:重光亨彦
女優&男優
大河ドラマ『葵 徳川三代』に登場する人物たちです。
徳川家
- 徳川家康(演:津川雅彦)豊臣家を滅ぼそうとする大大名
- 徳川秀忠(演:西田敏行)関ヶ原の合戦に遅参した徳川家康の次男
- 松平忠吉(演:寺泉憲)関ヶ原の合戦で活躍する徳川家康の四男
- 於大(演:山田五十鈴)徳川家康の生母
- 阿茶局(演:三林京子)徳川家康の側室で、頭がキレル人物
- お江(演:岩下志麻)徳川秀忠の正室
- 本多忠勝(演:宍戸錠)徳川家きっての猛将
- 井伊直政(演:勝野洋)松平忠吉に先駆けを勧める猛将
- 本多正純(演:渡辺いっけい)徳川家康のそばに仕える家臣
- 本多正信(演:神山繁)幼少より徳川家康に仕えた参謀
- 大久保忠隣(演:石田太郎)上田城攻めを進言する猛将
- 榊原康政(演:清水綋治)徳川秀忠に仕える武将
- 藤堂高虎(演:田村亮)機を見るに敏な武将
豊臣家
- 豊臣秀頼(演:大高力也)豊臣秀吉の嫡男
- 淀殿(演:小川真由美)豊臣秀頼の生母
- 高台院(演:草笛光子)豊臣秀吉の正室
- 加藤清正(演:苅谷俊介)豊臣家の武断派の筆頭
- 前田利家(演:北村和夫)五大老に筆頭
- 上杉景勝(演:上條恒彦)会津の大大名
- 毛利輝元(演:宇津井健)西国の大大名
- 宇喜多秀家(演:香川照之)東軍を最後まで苦しめた西国の大名
- 片桐且元(演:小林稔侍)関ヶ原では豊臣家の介入を反対した重臣
- 石田三成(演:江守徹)度量は狭かったが、義にあつい武将
- 島左近(演:夏八木勲)石田三成に半分の領土を与えられた智将
- 蒲生郷舎(演:竜雷太)石田家の忠臣
- 大谷吉継(演:細川俊之)小早川秀秋の裏切りに憤怒する知将
- 島津義弘(演:麿赤兒)天下が驚く敵中突破をしかける猛将
- 黒田長政(演:山下真司)東軍の多くの大名に調略をしかけた大名
- 福島正則(演:蟹江敬三)短気な性格で、石田三成とは犬猿の仲
ドラマ『葵 徳川三代 第10回』のストーリー
徳川秀忠は、父の家康から「上方へ出陣するように」と命じられるので、宇都宮から3万8000の大軍を出陣させます。
美濃の大阪では、東軍の4万8000が襲いかかろうとしなくて、慎重に戦の準備を進めていました。石田三成は、居城の佐和山城が危ういと想い、すぐに軍勢を引き返そうとしますが、島津義弘や小西行長は猛反対してしまうのです。
それでも、石田三成は反対を押し切って、軍を引き返してしまい、西軍は足並みが乱れてしまいます。
しかし、東軍でも思わぬ誤算が生じていました。それは徳川秀忠が真田昌幸・幸村親子に降伏を促したら、のらりくらりと返答をされて、時間稼ぎされた挙げ句の果てに、最後には挑発的な返答をされてしまったのです。
大久保忠隣たちは「真田昌幸を討つべし」と主張しますが、本多正信は「昌幸は強(したた)かじゃ!ここはすぐに上方へ行くべき」と反論します。徳川秀忠は、真田親子の上田城を攻めますが、戦上手の昌幸によって苦戦を強いられてしまうのです。
本多正信は、軍の規律を破り、勝手な事をした諸将を罰してしまい、大久保忠隣は自分の部下が自害してしまい、本多正信を恨んでしまいます。
その頃、上方では宇喜多秀家や長宗我部盛親たちが着陣しますが、大津城の京極高次が東軍側についてしまい、1万5000もの西軍が足止めをくらってしまうのです。
西軍は大津城の陥落を待ち望み、東軍は徳川秀忠の着陣を待ち望む情勢になりますが、どちらが優勢になるのでしょうか?
『徳川秀忠(演:西田敏行)に遅参の責任はない』
徳川秀忠(演:西田敏行)は、後継者と言われていたのに、天下分け目の合戦に遅参するという前代未聞の事をしてしまいます。
しかし、徳川秀忠には遅参の責任があるかというと、そうとも言い切れません。なぜなら、徳川家康は9月10日までに美濃の赤坂へ来るようにという手紙を送りますが、使者は川の増水によって、到着が遅れてしまったからです。
徳川秀忠のもとに手紙が渡ったのは9月9日であり、たった1日で信州の上田から美濃の赤坂へ行くというのは、戦国時代では無理な話です。
安易に真田の上田城を攻めた責任はあっても、遅参の責任があるとは言えないので、この辺りも考慮して、徳川家康は秀忠に家督を譲ったのでしょう。
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ドラマ『葵 徳川三代』の全話のストーリー
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ドラマ『葵 徳川三代 第10回』のまとめ
第10回では、徳川秀忠が遅参してしまいますが、この苦い経験が二代将軍になった時に、いかんなく発揮されたのでしょう。
さすがに、川の増水で使者が遅れてしまっては、徳川秀忠ばかりを責めるのは酷というものです。
いよいよ、関ヶ原の合戦が始まろうとするので、猛将たちの戦いがどのように行われていくのか楽しみで仕方ないですね。