紫衣事件と後水尾天皇の関係性を解説!大河ドラマ『葵 徳川三代 第44回』

f:id:akira2013web:20210130213733p:plain

出典:大河ドラマ「葵 徳川三代」 | NHKドラマ

大河ドラマ『葵 徳川三代 第44回 皇子降誕』では、徳川秀忠により紫衣事件が起きてしまうので、この事件と後水尾天皇の関係性について解説しましょう。

ドラマ『葵 徳川三代 第44回』のキャスト 

大河ドラマ『葵 徳川三代』は、2000年1月9日〜2000年12月17日に放送されました。

脚本&演出

女優&男優

大河ドラマ『葵 徳川三代』に登場する人物たちです。

徳川家

朝廷

ドラマ『葵 徳川三代 第44回』のストーリー

徳川秀忠は、娘の和子が皇子を産んだという知らせを聞いて「してやったり!ワシの孫が天子様の世継ぎぞぉ。お江が聞いておれば、どれだけ喜んだか」と大喜びします。

ところが、武家伝奏たちが、江戸城まで赴き「天子様が、高仁親王にご譲位される事をお決めなさいました」と言ってきたので、徳川家光は「何じゃと!」と仰天するのです。

その知らせを聞いた徳川秀忠は「正就、京都所司代に密使を送り朝廷の真意を探れ。忠世、武家伝奏をもてなし、内史の本意を探れ。利勝、家光には天子様の譲位をほのめかして幕府にゆさぶりをかけるのは朝廷が度々使うと伝えよ」と矢継ぎ早に命じます。

武家伝奏は、徳川秀忠の招きに応じて『これで、幕府から譲歩案を引き出せる』と思っていたら、意外にも、徳川秀忠から「天子様がご退位という事であれば、この秀忠も家光も依存はない」と言い放たれてしまいます。

武家伝奏は仰天して「いえ、この度のことは、まだ正式に決まった訳ではなく」とあせりますが、徳川秀忠重臣たちから「幕府を愚弄しているのか!」と厳しく問い詰められます。

徳川秀忠は朝廷の締め付けを強めていき、紫衣勅許を全て取り消して、朝廷は謝罪する事になりました。ところが、和子の皇子である高仁親王薨去してしまったのです!

紫衣事件後水尾天皇の関係性』

徳川秀忠は朝廷の締め付けを強めていき、紫衣勅許を全て取り消す事を決断して「重宗、元和元年にさかのぼり、全ての紫衣勅許を取り消す。手加減無用」と言い出してしまい、天子や多くの僧たちは、幕府の強行手段に震え上がってしまうのです。

これが世に名高い『紫衣事件です。

紫衣とは、紫色の法衣であり、高徳の僧に授けられるものであり、これが取り消されたら、僧だけではなく天子の面目も丸つぶれとなってしまいます。

簡単に説明したら「幕府の言う事を聞かないのなら、朝廷が授けた紫衣など、いつでも取り上げるぞ」という脅しをかけた訳ですね。

それでも、金地院崇伝は「仙洞御所(隠居所)をお作り遊ばしませ」と言い出してしまい、徳川秀忠は「それは露骨すぎやしないか」とうなってしまいますが、土井利勝からも「ここで手を緩めてはなりませぬ」と言われてしまうのです。

徳川秀忠は、家康に比べれば穏やかな将軍と言われていましたが、朝廷への締め付けは、それほど甘くはなかった事が、この紫衣事件からも分かりますね。

後水尾天皇にしてみれば、紫衣事件は起こされるわ、隠居所は勝手に作るわで、かなりの圧力をかけられて、もう耐えきれなくなったのでしょう。

これより後に、後水尾天皇は譲位する事になる訳ですが、紫衣事件が起きたのは幕府に対抗しようとする天皇や公家たちが招いた事件とも言えるのです。

ドラマ『葵 徳川三代』の全話のストーリー

www.akira-movies-drama.com

上の内部リンクをクリックしたら、大河ドラマ『葵 徳川三代』シリーズの全話のストーリー・キャスト・豆知識・見所などを見られます。

ドラマ『葵 徳川三代 第44回』のまとめ

第44回では、徳川秀忠による朝廷への締め付けが強くなっていきました。こうして見ると、徳川秀忠の治世は、武家を監視しながら、朝廷や宗派の力を削ぐための政(まつりごと)という感じがしますね。

社会の教科書ではあまり取り上げられていない内容ばかりですが、これは江戸幕府を長引かせるために有効だったので、決して見過ごせない所と言えます。

動画配信『U-NEXT』に入会すれば、1200ポイントがもらえるので、そのポイントでNHKパックの大河ドラマ『葵 徳川三代 第1〜49(最終話)』を見る事ができます(2021年4月時点)。