映画『ナラタージュ』では、小野玲二(演:坂口健太郎)が工藤泉(演:有村架純)にドン引きな発言を連発してしまうので詳しく紹介しましょう。
『ナラタージュ』のキャスト
日本で製作された映画『ナラタージュ』は、2017年に製作されました。DVDの収録時間は、140分になります。
監督&脚本&原作
映画『ナラタージュ』は、島本理生先生の恋愛小説を実写化したもので、それを製作したのが、行定勲監督です。
登場人物&役者
女子高生が抱え込む悩みと、その悩みに応えてあげられない教師の間で生まれる葛藤を描いたのが、ナラタージュです。その映画に登場している人物と役者は、以下の方たちです。
- 葉山貴司/工藤に優しく接する先生(演:松本潤)
- 葉山美雪/葉山貴司の妻(演:市川実日子)
- 工藤泉/葉山が好きな女子生徒(演:有村架純)
- 小野玲二/工藤に何回も告白する男性(演:坂口健太郎)
- 山田志緒/気の強い性格をした女性(演:大西礼芳)
- 黒川博文/山田志緒の彼氏(演:古舘佑太郎)
- 塚本柚子/稽古についていけなくて悩む女子(演:神岡実希)
- 新堂慶/柚子の手紙を受け取る仲間(演:金子大地)
『ナラタージュ』のストーリー
工藤泉は高校を卒業して、大学2年生になった頃に、ある人から電話が、かかってきました。その相手は、かつて高校の時の教師だった葉山だったのです。
葉山は、学校へ行って、久しぶりに好きだった葉山先生と再会して、内心はドキドキしてしまいます。そこで、友達の黒川から演劇の経験者である小野を紹介されました。
小野は最初こそ優しく接してくれて、何度も告白をしてきたので、ついに「私と付き合ってくれますか?」と逆に聞かれて、顔の表情が崩れるほどに喜びます。
しかし、これは工藤泉が、いくら葉山を見ても、振り向いてくれないので、小野と付き合う事にしたのです。
二人は深い関係に堕ちていきますが、小野は独占欲の強い男で、工藤に携帯が、かかってきただけで「何で俺に教えてくれなかったの?」と怒ってしまうような人間だったのです。
次第に、小野の発言はエスカレートしていき、二人の間には大きな溝が出来ていきました。はたして、工藤泉は最低な男と葉山、どちらを選ぶのでしょうか?
『小野玲二(坂口健太郎)が有村架純にドン引きな発言を連発』
小野玲二(演:坂口健太郎)は、が工藤泉(演:有村架純)に何度も告白しようとしますが、肝心の工藤泉は男性教師に好意を抱いていました。
そのため、工藤泉が何者かにつけられていて、暴行される危険性があった時に電話で助けを求めてきても、小野玲二は「助けに行ったら、俺の事を好きになってくれる?」とドン引きな発言をしてしまいます。
さらに、教師の事が気になってしまう事を謝られても「本当に悪いと思っているなら、土下座しろよ」というバイオレンスな発言まで飛び出してしまい、もはやドン引きというレベルを超えるほどの最低な男だったのです。
『ナラタージュ』の豆知識
工藤が、好きな男性教師に恋心を抱く映画『ナラタージュ』に関連する豆知識を紹介するので、良かったら、ご覧になってみて下さい。
ドラマ『高校教師』
教師と生徒の恋愛を描いた作品は多くあって、その中でも有名なのが、ドラマ『高校教師』です。
このタイトルと同じ作品はいくつも製作されてきましたが、どちらかと言えば、日本では映画よりもドラマのほうが教師と生徒の恋愛を描いた作品が多くなっています(ちなみに動画の青海川駅は、私の故郷にある駅です)。
そのため、ナラタージュは珍しいストーリという訳ではなく、どちらかと言えば、ありふれた作品のようにも見えるので、そこがナラタージュを製作した監督が苦労した所だったのかもしれませんね。
映画『ナラタージュ』の主題歌
ナラタージュの主題歌は、adieuの『ナラタージュ』という曲です。この曲は、優しい曲調ですが、悲しそうな歌声で、好きな人を思い出にできた事を誇るような歌詞になっています。
そのため、ナラタージュが好きな方だけではなく、失恋してしまった方が、新しい恋に迎えたい時に聴いてみたくなる曲になっています。
『ナラタージュ』の感想
先生と生徒の禁断の恋にスポットを当てた映画『ナラタージュ』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『ナラタージュ』のオススメ層
先生と生徒の禁断の恋が生まれるかどうか?の狭間に違う男が入ってきて、三角関係に陥る映画であり、コメディの要素のない本格的な恋愛映画です。
禁断の恋に焦点を当てているので、先生が見ても見所のある作品と言えますが、日本では高校での恋愛が禁じられているので、そこは注意したほうが良いですね。
ただし、ドン引きさせる男が登場するので、恋人同士で見る映画としては、少し痛々しい感じがします。
しかし、恋人同士で「ああいう男はどうなの?ああやって付き合っている時に違う男を忘れられない彼女ってどうなの?」と話し合うのも面白いかもしれません。
- 教師:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 学生:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 恋人同士:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️
『ナラタージュ』の残念な所
葉山が、工藤の期待に応えられるのは仕方ないにしても、あまりにも小野の性格が悪すぎました。束縛の強い男が、彼女の携帯を調べる話はよく聞きますが、夜に知らない人間に彼女がつきまとわれていたら、すぐに助けに行くものでしょう。
さらに、別れを切り出した彼女に土下座を強要するのは、さすがにありえません。
そんなヒドイ男は、よほど最低な人間でない限りは無理ですし、少しオーバーに描き過ぎではないのかなと思ってしまいました。
そして、葉山がミステリアスな役という感じはしたのですが、爽やかな松本潤さんでは、少しミスキャストのような気がしました。さらに細かい事を言えば、松本潤さんは顔立ちが若々しいので、教師というイメージと合わない気がしました。もう少し、違うキャストを考えたほうが良かったような気がしましたね。
『ナラタージュ』の見所
私が好きな女優さんは数多くいて、その中でも有村架純さんも好きな一人です。その有村架純さんは、今回の映画で体を張った演技で、男と深い関係に堕ちていくシーンを演じています。
そのため、有村架純ファンの方には心を砕くような映画になっていますが、有村架純さんの女優魂を感じられる所は、ナラタージュの大きな見所です。
そして、工藤が自分とは付き合う気がないのに、優しく接してくる葉山を問い詰めるシーンもありました。そこで有村架純さんが迫真の演技で怖い表情をしていたので、惹きつけられてしまいましたね。