映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』では、ララが金塊を狙いますが、それは祖国を復興するためだったので、詳しく紹介しましょう。
- 『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』のキャスト
- 『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』のストーリー
- 『ララが金塊を狙うのは国の復興のため』
- 『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』の豆知識
- 『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』の感想
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』のキャスト
フランスとドイツの合作のアクション映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』は、2018年1月12日に日本で上映されました。DVDの収録時間は、約106分になります。
監督&脚本
海底に沈んでしまったナチスの金塊にスポットを当てた映画を製作したのが、スティーヴン・クォーレ監督です。
登場人物と役者
ネイビー・シールズ部隊が激しい戦闘を行う映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』に登場する人物や役者さんたちを紹介します。
- マット(演:サリバン・ステイプルトン)ネイビー・シールズ部隊の隊長
- スタントン(演:チャーリー・ビューリー)ララの恋人
- ララ(演:シルヴィア・フークス)スタントンに金塊を教える女性
- ベン(演:ジョシュア・ヘンリー)ララに振られてしまう男性
- カート(演:ディアミッド・マルタ)資材の調達に長けた男
- ジャクソン(演:ディミトリー・レオニダス)取り出し準備を進める男
- ジム・レイニー(演:ユエン・ブレムナー)マットたちの協力者
- ジェイコブ少将 (J・K・シモンズ)マットの上官
- ペトロヴィッチ(演:クレーメンス・シック)敵側の司令官
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』のストーリー
1944年8月に、ナチスは他国から集めた金塊を移動させようとしていました。そんな時、ナチスドイツは、民衆を一斉に連行しようとしていたのです。その異変に気付いた女性は、少年だけでも逃がそうとします。
この少年こそ、後にナチスの金塊を奪還しようとする女性の祖父だったのです。
少年が逃げてから、半世紀も過ぎたボスニア・ヘルツェゴビナでは、屈強の男たちによってネイビーシールズ部隊が結成されました。
ララという女性は、ネイビーシールズ部隊のスタントンに近づき「私の祖父が、水の底にナチスの近海を隠したの。これだけの金塊があれば祖国ボスニア・ヘルツェゴビナを復興できる」と説得します。
スタントンは、容姿の美しいララの誘いを断りきれず、引き上げた金塊をヘリで持っていくように話をつけます。やがて、ネイビーシーズルの部隊は作戦を開始しますが、ジェイコブ少将は何か異変を感じてレイニーたちを呼びつけます。そしてジェイコブ少将は、レイニーに「何か私に隠し事をしていないか?」と尋問し始めたのです。
レイニーは「失礼ながら」と弁明しようとしたら、ジェイコブ少将は手を少し上げて「それ以上言うな!私の経験によると、失礼ながらと前置きする奴は、その後で失礼な事を言うアホと決まっている」と手痛い言葉を投げかけます。
その頃、ネイビーシールズ部隊は苦戦しながら、金塊を引き上げていきますが、水上ではペトロヴィッチが軍を率いていて、ロケット弾を構えていたのです。絶体絶命の中、マットたちは覚悟を決めてしまいます。
はたして、このまま金塊を持ち出して、祖国を復興できるのでしょうか?
『ララが金塊を狙うのは国の復興のため』
ララが金塊を狙うのは、お金持ちになりたいためではなく、祖国ボスニア・ヘルツェゴビナのためです。
日本のように内戦が続いていない国に生きている人には理解しづらい所かもしれませんが、ボスニア・ヘルツェゴビナのように内戦が続いて国力が低下している場合には、懸命に国をよくしようとする人間は出てくるものです。
かつて、日本でも徳川家康の埋蔵金伝説という番組がよく放送されていたものですが、意外と埋蔵金伝説は世界各国にあるものですね。
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』の豆知識
この映画では、世界の歴史に大きく関わる『ボスニア・ヘルツェゴビナ』と『ネイビーシールズ』が関わっていきます。しかし、この2つの存在について知らない日本人は多くいると思うので、詳しく紹介しましょう。
ヨーロッパの火薬庫にあるボスニア
かつて、ヨーロッパのバルカン半島は『ヨーロッパの火薬庫』と呼ばれていました。なぜなら、オスマン帝国の衰退によって、この半島では次々に小国が独立していき、周辺諸国を巻き込む戦争へ発展していったからです。
最も有名なのは、第一次世界大変の引き金とも言える『サラエボ事件』が1941年に起きた事です。
この事件では、セルビア人がオーストリア・ハンガリー帝国の皇位継承者夫妻を襲撃してしまい、オーストリアはドイツをバックにして、セルビアに宣戦を布告。
所が、ロシアがセルビアを支持した事によって、ドイツはロシアとフランスに宣戦を布告したのです。その後もバルカン半島では、第二次世界大戦が終わっても、ユーゴスラビアは内戦に突入してしまい、血で血を洗う戦場になっていったのです。
ネイビーシールズ部隊
私もこの映画を見るまでは、ネイビーシールズ部隊は知らなかったのですが、本当に存在する部隊なのです。この部隊は、アメリカ合衆国海軍の特殊部隊で、ジョン・F・ケネディ大統領の指令で、結成された部隊です。
この部隊は、陸・海・空を問わず、様々な作戦を実行できるほど能力の高い隊員たちが集められています。今までにも、ネイビーシールズ部隊が出現する映画はいくつもあるので、知る人ぞ知る部隊と言えるでしょう。
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』の感想
ボスニア・ヘルツェゴビナを復興するためとは言え、無茶な作戦を実行する映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』のオススメ層
ムチャクチャな男たちが、街中から水中まで大暴れする戦争映画ですが、笑わせてくれる上司もいるので、コメディ映画が好きな方まで面白い内容になっています。
そのため、恋人同士で見やすい映画になっているので、映画館で見てみるのが本当は一番オススメですね。
- 恋人同士:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 歴史好き:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』の残念な所
この映画は、歴史映画でもあり、アクション映画でもあります。そのため、最初から最後までヘリや戦車で大暴れするシーンが続くので、人と人の触れ合いを多く見たい方には、見ていたら疲れてしまう映画です。
逆の言い方をすれば、とにかく、兵士たちが近代兵器を使って大暴れする映画を見たいという方には、満足できる映画ですね。
『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ』の見所
私は、アクションシーンよりもコミカルな映画や、ホラーな映画を好む所があります。
そのため、アクションシーンが多くて「見ていて疲れるなぁ」と思ってしまいましたが、笑えるシーンが短時間でもあるのですが、その短い時間で思いっきり笑わせてくれるので、今まで見てきたアクション映画の中で最も引き込まれてしまいました。
特に、ジェイコブ少将が、過激な発言で部下を罵倒しますが、そのツンデレな性格が最高に面白かったです。思わず「ジェイコブ少将は良い味を出しているなぁ」とニンマリとしましたね。