映画『大統領の執事の涙』のストーリーは黒人のイバラの道!

映画『大統領の執事の涙』のストーリーは、黒人のイバラの道を歩むような内容だったので、詳しく紹介しましょう。

映画『大統領の執事の涙』のキャスト

アメリカ合衆国のドラマ映画『大統領の執事の涙』は、日本では2014年2月15日に上映されました。

監督&脚本&原作

登場人物&俳優

映画『大統領の執事の涙』に登場する人物や俳優さんたちは、以下の通りです。

セシル・ゲインズ(演:フォレスト・ウィテカー

綿花畑で理不尽な環境で育っていたセシルが、農園から飛び出してホワイトハウスの給仕として大出世をしますが、長男と分かり合えなくて苦悩していきます。

グロリア・ゲインズ(演:オプラ・ウィンフリー

セシルの妻であるグロリアは、何とか夫セシルと長安ルイスが分かり合えるように努力しますが、なかなか実を結ばなくて嘆き悲しむのです。

ルイス・ゲインズ(演:デヴィッド・オイェロウォ

セシルの長男であるルイスは、不当な扱いを受けていた黒人の環境に怒りを覚えて、国民の権利を行使しようとします。それが父親セシルと激しく衝突する事になるのです。

チャーリー・ゲインズ(演:イライジャ・ケリー)

セシルの次男であるチャーリーは国と戦う兄とは違って、国のために戦おうと思って、兵士としてベトナム戦争へ赴ことになります。

カーター・ウィルソン(演:キューバ・グッディング・ジュニア)

セシルの同僚であるカーターは、セシルとルイスの良き理解者ですが、ゲインズ一家の不仲に苦言を述べる事もありました。

アイゼンハワー第34代大統領(演:ロビン・ウィリアムズ

白人の大統領として、人種差別の問題に正面から取り組もうとしますが、アメリカ合衆国南部が大きな壁として立ちはだかります。

ケネディ第35代大統領(演:ジェームズ・マースデン

アメリカ合衆国の多くの国民達から指示されていたケネディでしたが、大いなる不幸がケネディを襲う事になるのです。

ジョンソン第36代大統領(演:リーヴ・シュレイバー

ケネディとは違って横柄な態度を取るジョンソンでしたが、それは大統領としての自覚があってこそでした。

ニクソン第37代大統領(演:ジョン・キューザック

黒人を力で抑えつけようとしていたニクソンの政治に、セシルは不安を募らせていきます。

レーガン第40代大統領(演:アラン・リックマン

心優しき大統領であるレーガンですが、人権問題に対しては強硬な姿勢を見せます。

映画『大統領の執事の涙』のストーリー

少年だったセシルは綿花畑で働く両親の元で育てられていました。所が、両親を雇っていた主である白人が母親を小屋へ無理やり連れて行って、小屋から母親の悲鳴が聞こえてきます。

それに怒る父親は、雇い主によって殺害されてしまい、その現場を目の当たりにするセシルは涙を流すのです。時は流れて、成長したセシルは農園から出ていきますが、生活する術を知らなくて店にあった食べ物を盗み食いします。

それを発見されますが、心やさしき店員のはからいで、そこで働かせてもらいます。そして様々な仕事を教わって、何とワシントンDCで働く事を推薦されて、豪華な所で働く事ができるようになりました。

大きな家や幸せな家庭を築く事もできて、妻グロリアや長男ルイス・次男チャーリーと共に生活をするようになります。

セシルはホテルでウォーナーに給仕していたら、その働きぶりを評価されて、今度はホワイトハウスで執事として働く事になったのです。

アイゼンハワーアメリカ合衆国の南部で黒人が不当な扱いを受けている事に怒って、軍を出動して黒人を守ろうとしました。セシルはアメリカ合衆国の法律が、初めて黒人を守ってくれた事に感激します。

しかしルイスは、黒人を不当に扱う白人に大いなる憎悪を抱いていたのです。セシルは、アイゼンハワー大統領の気持ちがなぜ分からないんだと苦悩します。それからアメリカの大統領は変わっていき、ついにアメリカ合衆国は泥沼のベトナム戦争に突入して多くの血を流す事になるのです!

『黒人のイバラの道』

セシルは、少年の時に、母親が白人にレイプ されてしまった上に、父親は白人に殺害されてしまいました。

それでも、大人になったら、ようやく立派な仕事について、大きな屋敷を作れて、結婚する事もできて子供も生まれました。しかし、息子は、黒人のために働こうとした大統領の事を理解しようとしなくて、何度も息子と衝突してしまいます。

まさに、イバラの道を歩み続けていて、黒人がいかに苦しい道のりを歩んできたか分かる映画となっていますね。

大統領の執事の涙の豆知識『黒人はアジア人を差別?』

アメリカ合衆国では、黒人が白人に迫害されていて、被害者の立場と思っているのは、半分正解で半分間違いです。

なぜなら、白人は黒人を迫害して、今度は黒人がアジア人を迫害する人間が一部にいるからです。

参照元https://mainichi.jp/articles/20210426/k00/00m/030/087000chttps://mainichi.jp/articles/20210426/k00/00m/030/087000c

アジア人が迫害される理由はいくつもありますが、そのうちの一つが中国からコロナ感染が拡大していった事が挙げられます。

確かに、中国はアジアの国なので、アジア人に怒りたくなる気持ちは分からなくもないですが、それで罪もないアジア人を迫害して良い理由にはなりません。

人間は被害者の側が、簡単に加害者の側になる事もあるので、差別や迫害がいかに難しい問題か?思い知らされますね。

映画『大統領の執事の涙』と他の映画を比較

黒人として懸命に生きようとする映画は、今作だけではなく『42〜世界を変えた男〜』でも画かれています。

あのイチロー選手でさえ、1年の1度だけ42番のユニフォームを着て敬意を払う選手が、この映画には登場します。42番は、全チームの永久欠番となり、その選手が『ジャッキー・ロビンソン』選手です。

ジャッキー・ロビンソンは、黒人初のメジャーリーガーとなり、不屈の精神で活躍を続けていき、黒人から英雄と称えられて、メジャーリーグを白人だけのスポーツではなく、人種を超えたスポーツに変えたのです!

映画『大統領の執事の涙』を見られる動画配信

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映画『大統領の執事の涙』の感想

大統領の執事の涙を見た感想について、解説します。

映画『大統領の執事の涙』のオススメ層

黒人の困難の歴史や、アメリカ合衆国の歴史を知る事が出来るので、ドラマ映画とは言え、歴史好きの方であれば見ておいて損はないでしょう。

ただし、あまりにも過酷するぎる内容なので、楽しみながら見られる映画ではないので、やや大人向けの映画と言えます。

  • 歴史好き:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 親米派:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『大統領の執事の涙』の残念な所

あまりにも黒人にとっては辛い内容が多すぎるので、もう少し早く黒人のために頑張れる大統領が出られたら良かったのにと思う内容でしたね。

リンカーン大統領は黒人の奴隷解放を訴えましたが、あれは戦争を有利に導くためとも言われていて、心のうちはどう思っているのか分からないという説さえあります。

それでも、リンカーン大統領の偉業は偉大なものでした。しかし、途中で暗殺されてしまったので、黒人が幸せに暮らせるためには、さらに長い年月を必要としてしまったのでしょう。

映画『大統領の執事の涙』の見所

セシルが黒人として大出世を遂げていく中で、黒人がいかに苦しい思いをしてきたか克明に描かれているのが、映画『大統領の執事の涙』です。この映画の見所は、セシルの人間模様だけではなく、アメリカ合衆国の厳しい人種問題を乗り越えようとする歴史でしょう。

この映画を見て思うのは、世界有数の単一民族に近い日本人がいかに幸せであるか分かる映画でもあり、祖国・国民・歴史の繋がりがいかに重要であるか分かる映画となっています。