映画『ラプラスの魔女』では、志田未来さんと櫻井翔さんの共演がコント並みに面白かったので詳しく紹介しましょう。
『ラプラスの魔女』のキャスト
日本のミステリー映画『ラプラスの魔女』は、2018年5月4日に日本で上映されました。
監督&脚本&原作
登場人物&俳優
映画『ラプラスの魔女』の登場人物や俳優さんたちは、以下の通りです。
青江修介(演:櫻井翔)
青江修介は地球学の専門家であり教授だったので、温泉街のハズレで亡くなってしまった者が、なぜ命を落としたのか調べていました。
その青江教授は歳の若い円華に振り回される役をですが、櫻井翔さんはあまり左にぶれたり右にぶれたりしないように心がけて演じる事を心がけたようです。
羽原円華(演:広瀬すず)
円華は特別な能力を持った少女で、青江教授に「ラプラスの魔女」と名乗ります。青江教授は、彼女の特別な能力を知る事になり、事件性はないと断定していたものが可能である事を知るようになります。
広瀬すずさんは、ラプラスの魔女が、今まで演じてきた映画とは、大きな違いがある所が好きである事を発言しています。
甘粕謙人(演:福士蒼汰)
甘粕謙人は少年時代にある事件に巻き込まれます。そこで病院で治療を受ける事になって、円華と知り合うようになるのです。
福士蒼汰さんは、あの元AKB48のメンバー川栄李奈さんから「福士蒼汰さんは私が見つけた」と言われるほど、人気の高い俳優さんです。
甘粕才生(演:豊川悦治)
甘粕才生は、謙人の父親で、映画監督の鬼才として知られていました。所が、甘粕才生が外出中に自宅で事件が起こってしまい、かけがえないのないものを多く失ってしまいます。
豊川悦治さんは、甘粕才生を演じるに当たって、感情の起伏が乏しい人物なのに、どういう事を考えていたのか思案しながら、演技に打ち込みました。
中岡祐二(演:玉木宏)
中岡祐二刑事は、事件性がないものと言われても、そんな事が2件も続く訳がないと思って、捜査を続行します。
玉木宏さんは、そんな中岡祐二刑事を無骨な男と考えますが、常に刑事としての誇りを持っている人物だと思って演じていきます。
羽原全太郎(演:リリー・フランキー)
羽原全太郎は、円華の父親であり、病院の脳外科医に務める医師です。そのような生真面目な役を演じたのが、リリー・フランキーになります。
私は、リリー・フランキーさんはコミカルな役ばかりを見てきたので、この映画では今までと大きな違いがある役で、斬新に映りました。
羽原美奈(演:檀れい)
羽原美奈は、ラプラスの魔女を名乗る事になる円華の母親でした。彼女は不幸な災害に襲われる事になりますが、命がけで娘を守ろうとします。
奥西哲子(演:志田未来)
奥西哲子は、青江教授の下で働く助手になります。しかし、上司である教授を軽く叱るような所もって、この映画では数少ないコミカルな役でもあります。
志田未来さんは、そんな青江教授を暖かく見守り、映画を観る人たちが安心して見れるシーンを実現できるように演じました。
桐宮玲(演:TAO)
円華を追跡するために、温泉街まで現れる女性が、桐宮玲です。TAOさんは、モデルとして数多くのコレクションに参加してきた女性ですが、この映画では女優としてミステリアスなキャラクターを熱演していました。
武尾徹(演:高嶋政伸)
武尾徹はボディガードの仕事をしていましたが、桐宮の依頼で円華を追跡する事になります。
高嶋政伸さんは、三池監督の作品が好きな俳優さんなので、その監督の下で演じる事ができたのは、きっと嬉しかったに違いありません。
『ラプラスの魔女』のストーリー
青江教授は、雪が降り積もる山奥で、微量の硫化水素を含んで亡くなってしまった現場まで足を運んでいました。なぜなら温泉街の方達から、事故を解明して、温泉には何も問題が無かった事を証明してくれるように頼まれていたからです。
現場を調べてみても、そこは屋外であり複雑な地形だったので、硫化水素の量を維持できるような場所ではありませんでした。つまり、事件性がない訳ですが、それでは、なぜ人が亡くなってしまったのか?謎が深まっていきます。
そこへ、若い女の子が現れまて「事件が起きたのはそこ?」と聞いてきます。
しかし、温泉街で働く人から「ここは立ち入り禁止だから、入ってきたらダメだよ」と怒られたので、立ち去っていきます。
青江教授は温泉宿に戻っていきますが、そこには現場に姿を現した女の子がいました。彼女はスマホを机の置いていましたが、少年がジューズを机にこぼしていまいます。
そうしたら、女の子はスマホを持たないで、場所をわずかにズラしただけにしました。ジュースがスマホを避けるようにこぼれていったので、青江教授は驚きます。少年は女の子に頭を下げますが、女の子は冷たい眼差しで少年をにらみます。
その後に中岡刑事が現れて、青江教授に硫化水素を使った殺人事件ではないかと詰め寄りますが「密閉された室内でなければ、ほぼ不可能」と断定します。
しかし、中岡刑事は諦めるどころか「ほぼという事は、少しは可能性があるという事ですね?ありがとうございました」と、ますます事件の捜査に張り切っていきます。
青江教授では、事件を全く解決できなくて、事件が進展しなかったのですが、あの少女が再び現れるので「君は何者なんだ?」と聞いたら「ラプラスの魔女」と答えらます。
はたして、この女性は何者なのでしょうか?
『志田未来と櫻井翔の共演はコント並み』
青江教授(櫻井翔)は、助手(志田未来)から「早く大学の生徒の評価を決めて下さい」と催促されますが「魔女っていると思います?」と聞いてしまいます。
これには「はい?」と聞き返してしまい『アホか』と思われてしまうのです。師弟関係にあるハズなのに、まるでコント並みに面白い瞬間であり、この時の志田未来さんと櫻井翔さんのコンビは抜群に良かったですね。
『ラプラスの魔女』の豆知識
ラプラスの魔女では、未来を予測できる不思議な能力を身につける円華や謙人が登場します。しかし、このラプラスの魔女というものを、詳しく知らない方も多いと思うので、この映画に関連する情報を紹介しましょう。
ラプラスの悪魔
19世紀に数学者『ピエール=シモン・ラプラス』が、「全物質の力学的状態とエネルギーを知って、計算できる知性があれば未来が全て見えるはずだ」と提唱しました。
人々は、これを『ラプラスの悪魔』と呼びました。つまり未来を予測できるほどの高度な知識のことを『ラプラスの悪魔』という事ですね。
謙人は、硫化水素による事故に巻き込まれてしまい、危篤状態に陥ります。羽原全太郎は医師として「わずかの可能性ですが、手術をすれば話せるようになるかもしれません」と父親である甘粕才生に尋ねます。
父親は何も喋れないよりは、わずかの可能性に賭けますと言ったら、その手術は見事に成功しました。
所が、その手術が成功してから、甘粕謙人は未来に起きる事を予測できるようになりました。病院の医師の娘である円華は謙人と知り合うようになって、自分もその才能が欲しくなって、父親から手術してもらう事になるのです。
しかし、それは失敗する可能性もあり、まさしく悪魔に魂を売るような行為でした。
『ラプラスの魔女』の主題歌
ラプラスの魔女の主題歌は、ノルウェー出身のアラン・ ウォーカーの『Faded』です。心に響くような歌声と旋律で、ラプラスの悪魔に魂を売った者たちの悲しみが伝わってくるような歌です。
日本語ではないので、何を歌っているのか分からないかと思いますが、その歌声と旋律だけでも、心だけではなく魂がしびれるような曲になっています。
『ラプラスの魔女』のパンフレット
ラプラスの魔女のパンフレットは、表紙に薄い紙が重ねられているようになっているので、そのままの状態では薄い表紙になっています。
しかし薄い紙をめくったら、ハッキリとした表紙を見る事ができます。このパンフレットでは、役者の感想を知る事ができるだけではなく、様々な気象現象である月虹・ダウンバースト・乱流なども知る事ができます。
『ラプラスの魔女』と他の映画を比較
今作は、広瀬すずさんが魔女役となって登場しますが、それは優れた知的水準を持っているという事であり、人間である事に代わりはありません。
ところが、映画『魔女がいっぱい』では、本物の魔女が人間の子供たちを付け狙い、スリリングなストーリーが展開されます。そのため、本物の魔女が活躍する映画を見たい場合には『魔女がいっぱい』のほうがオススメですね。
映画『魔女がいっぱい』は、動画配信『U-NEXT』で見る事ができます。
『ラプラスの魔女』の感想
日本のミステリー映画を、映画館で見たのは『知能犯』以来だったのですが、サスペンスのようなストーリーが、今回の作品でした。そのような作品を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『ラプラスの魔女』のオススメ層
広瀬すずさんや櫻井翔さんたちが活躍するので、若年層の方にとっては興味深い映画になっています。さらに、ラプラスが登場するので、かなり難しい数学の情報も出てくるので、数学好きの方にもオススメの映画ですね。
- 数学好き:⭐️⭐️⭐️⭐️
- ミステリー好き:⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️
『ラプラスの魔女』の残念な所
未来を予測できれば、どこの場所に硫化水素がたまっていくか分かります。つまり、屋外での硫化水素を使った犯罪を行う事が可能になる訳です。
それを説明していくストーリーが展開されていきますが、 少し難しい話も出てくるので、数学や地学が苦手な方にはついていけないストーリーになっているかもしれません。
そのようなストーリーが好きな方には面白く感じるかもしれませんが、その辺りは個人差の分かれる所です。
『ラプラスの魔女』の見所
映画を見る前は、広瀬すずさんが「ラプラスの魔女」と名乗る所を予告で知っていたので「どんな感じかなぁ?」と思っていたら、ストーリーを見て行ったら「なるほど」と思えるようになります。
そのため、あまり非現実的なストーリーという訳ではないので、多くの方たちが受け入れやすい映画と言えます。
そして、この映画の最大の見所は、特別な能力と気象を利用したストーリーだけではなく、豪華なキャスト陣です。
私は大の広瀬すずさん好きという事もあって鑑賞しましたが、映画館の帰り道では多くの女の子たちが「福士蒼汰、格好良かった」とハシャイでいました。
映画はキャスト陣よりも、ストーリのほうが大事なんだぞと、心の中で思っていましたが……それにしても広瀬すずさんは可愛かったですね。