セレーナたちによって人間に値段がつけられる?映画『人間の値打ち』

映画『人間の値打ち』では、セレーナたちが原因となり、人間に値段がつけられてしまうので詳しく紹介しましょう。

『人間の値打ち』のキャスト

 引用:https://eiga.com/movie/81991/gallery/

イタリア・フランス両国の合作によるサスペンス映画『人間の値打ち』は、2013年に製作されました。このDVDの収録時間は109分になります。

監督&脚本

登場人物&俳優

  • ジョヴァンニ(演:ファヴリツィオ・ジフーニ)大富豪
  • カルラ(演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)大富豪の妻
  • マッシミリアーノ(演:グリエルモ・ピネッリ)大富豪の息子
  • ディーノ(演:ファブリツィオ・ベンティボリオ)投資家になりたい男
  • ロベルタ(演:ヴァレリア・ゴリノ)ディーノの妻
  • セレーナ(演:マティル・ジョリ)ディーノの娘
  • ルカ(演:ジョヴァンニ・アンザルド)絵が描く事が好きな男

『人間の値打ち』のストーリー

ディーノは、それほど金持ちという訳ではありませんでしたが、自分の娘が、大富豪の息子のマッシ(マッシミリアーノ)と付き合っていたのです。

そこでディーノは娘が嫌がるのを無視して、恋人の家まで送ってあげます。そしてディーノはマッシの父親であるジャヴァンニに話しかけます。

ジョバンニは、ディーノが自分の息子の彼女の父親である事が分かったら、気さくに会話に応じて、二人は親交を深めていきました。ディーノは見栄を張ってしまい、投資にのめりこんでしまい、家を担保にしてお金を借りて投資してしまうのです。

その一方で、ジョヴァンニは、息子のマッシが期待できていた賞を受賞できなくて、ジョヴァンニは自分の息子を軽蔑して帰ってしまうのです。

そんな父親の態度や自分の不甲斐なさにマッシはショックに打ちのめされてしまいます。

セレーナはそんなマッシを励まそうとしますが、全く立ち直れなくってしまいます。

実は、セレーナにはマッシとは別に、深い関係にあったルッカという男がいました。セレーナはそっけないマッシよりもルッカの元へいき、楽しい夜を過ごそうとします。

しかし、マッシがお酒に酔いつぶれてしまったので、セレーナの元へ電話がきてしまって、仕方なくセレーナはマッシを車で迎えに行く事にします。

翌日になり、ひき逃げ事件が起きてしまい、警察はひき逃げしていったのは、マッシの車と睨んでいました。しかしマッシは、セレーナに送ってもらったので、自分は車を運転していないと言い張ります。

はたして、ひき逃げ事故を起こした車を運転していたのは、本当にセレーナなのでしょうか?

『セレーナたちによって人間に値段がつけられた原因』

セレーナたちが、ひき逃げしたと思われましたが、このひき逃げが人間に値段を付ける事になります。

なぜなら、車の保険会社は交通事故で人が亡くなった時に、その人間の年収などを考慮して、慰謝料の金額を決めるからです。この金額こそが、人間に値段を付けるような行為であり、世知辛い世の中を感じさせる行為と言えるでしょう。

実際に、日本でも慰謝料の金額を決める時は、離婚であれ交通事故であれ、その人の年収が大きく関係してくるのです。

『人間の値打ち』と他の映画を比較

映画『カイジ』も、人間に値打ちをつけるようなストーリーになっていて、金は命より重いんだというトンデモナイ暴言さえ出てきます。

多くのダークヒーローたちが登場するので、刺激の強い作品を見たい場合には、カイジを見てみる事をオススメします。

www.akira-movies-drama.com

『人間の値打ち』の感想

この映画でひき逃げされてしまった被害者の遺族には、被害者の推定収入額や、将来性を計算した金額が、慰謝料として支払われました。

そしてひき逃げ事件によって、自分の値打ちにとらわれてしまった多くの者たちの欲望が暴露されていく事になります。そのような残酷なストーリーになっている映画を見た私の感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

人間の値打ちのオススメ層

多くの家族が、見栄を張ってしまって、日常生活が崩壊していきます。そのため、家族で一緒に見て本当に何が幸せなのか?それを考えてみるのも悪くはないでしょう。

セレーナが車を運転していきますが、安易な行動がトンデモナイ疑いをかけられてしまうので、この映画を見て恋人との接し方をよく考えてみる事もオススメします。

  • 恋人同士:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層・⭐️⭐️⭐️⭐️

人間の値打ちの残念な所

多くの者たちが、自分の値打ちに翻弄されるような予告でしたが、実際に見たら、上流階級の家族でトラブルが起きてしまう映画という感じでした。

タイトルが『人間の値打ち』となっているので、日本の映画『カイジ』のように、もう少し人間をモノのように扱う過激さが欲しかったかなと思いましたね。

人間の値打ちの見所

この映画ではひき逃げ事件が大きなターニングポイントになっていて、ストーリーが始まる時に、いきなりひき逃げ事件が起きます。さらにストーリーがある程度まで進んでいったら、再びひき逃げ事件が行われます。

それから、セレーナがマッシを迎えに行った時や、迎えに行った後の話がでていきます。

そのため、この映画は時系列を後に戻していくストーリーになっているので、視聴者に分からなかった事が、少しずつ分かるようになっていきます。そのため、分からない事が少しずつ判明していく所は、この映画の大きな見所です。