映画『不能犯』では、夢原理沙（演：芦名星）が病院で夫を殺害してしまいますが、それは宇相吹正（演：松坂冬季）の差し金だった可能性が高いので、詳しく紹介しましょう。
『不能犯』のキャスト
2018年2月1日に日本で上映されたサスペンス映画『不能犯』は、宇相吹正が特別な能力で、次々に狙った獲物（人間）を始末していく映画です（DVDはまだ発売されていません）。
監督＆脚本＆原作
登場人物＆俳優
- 宇相吹正（演：松坂冬季）特別な能力を持つダークヒーロー
- 多田友子（演：沢尻エリカ）犯人に迫る女性刑事
- 百々瀬麻雄（演：新田真剣佑）多田刑事の部下
- 夜目美冬（演：矢田亜希子）多田の先輩の女刑事
- 河津村宏（演：安田顕）ベテランの鑑識官
- 川端タケル（演：間宮祥太朗）更生した男性
- 木島功（演：水上剣星）悪徳金融業者
- 鳥村広志（演：小林稔侍）町内会会長
- 夢原理沙（演：芦名星）ジェエリーデザイナー
- 木村優（演：真野恵里菜）借金に苦しむ女性
『不能犯』のストーリー
都心で不可解な事件が連続で起きていました。その事件では、被害者が何者かに襲われたように供述していても、実際に調べてみたら、ただの心筋梗塞。しかし、その被害者の周りには、決まって黒いスーツを見にまとった宇相吹正がいたのです。
昼間のカフェの店内で、携帯を片手に、金を返さなかったら、ひどい目に合わせるぞと木島功が脅迫していました。相手が納得したと分かったら通話を切りますが、そこに黒のスーツ姿をした宇相吹正が現れたのです。
宇相吹正は何と金融業者の顔面にある液体をかけて「それはスズメバチが好むものでね」と言って、なんとビンのフタを開けてスズメバチに襲わせたのです。そして、木島功は顔が腫れ上がって命を落としました。
宇相吹正は、ある電話ボックスに殺人の依頼をされたら、次々に特殊能力で命を奪っていきます。その特殊能力とは、宇相吹正の光る目を見たら、催眠術にかけられて命を落とすという恐ろしいものでした。
多田友子刑事たちは、宇相吹正を逮捕したくても、このように犯罪を行う事が不可能と思えるケースは立証不可能であり『不能犯』と呼ばれていて、逮捕できなかったのです。
しかし、宇相吹正の毒牙は、ついに刑事の身にも及んでいき、夜目美冬刑事は手首を切って自殺してしまいまいた。はたして、多田友子刑事は宇相吹正を逮捕できるのでしょうか？
『芦名星の病院の凶行は松坂冬季の差し金』
夢原理沙（演：芦名星）は、宇相吹正（演：松坂冬季）から催眠術をかけられてしまい、交通事故を起こしてしまいます。
ブレーキペダルが効かなくて事故を起こしたので「ブレーキペダルに何か仕掛けられていたハズ」と主張しますが、病院で働いていた夫は信じようとしませんでした。
それどころか、夫が女性の看護師の腰ちかくに手を回しているのを見て「こいつは、看護師と不倫をしているんだな」と殺気立ち、医療器具を手に取り夫を殺害してしまったのです。
しかし、よくよく考えてみたら、不倫されただけで、病院内で殺害するでしょうか？恐らく、宇相吹正は交通事故するようにしかけただけではなくて、夫を殺害するように暗示をかけたのでしょう。
『不能犯』と他の映画を比較
宇相吹正（演：松坂冬季）がダークヒーローぶりを発揮して、次々に人間を不幸に陥れていき「愚かだねぇ、人間は」とつぶやいてしまいます。
このように、ダークヒーローが活躍するのは他にもあって、それが『いぬやしき』です。
いぬやしきでは、獅子神皓（演：佐藤健）が犯罪を起こしてしまって、母親がそれを苦にして死んでしまうので、獅子神皓は特殊能力を悪用して、殺戮を行うようになっていきます。
かなり、逆恨みな所がありますが、そのダークヒーローぶりが、ストーリーを盛り上げてくれるので、見所のある映画になっています。
『不能犯』のパンフレット
今日も新潟南イオンシネマで、不能犯のパンフレットを購入しました。やはりイケメン俳優の松坂冬季のスーツ姿は格好よすぎますね。このパンフレットでは、松坂冬季さんや沢尻エリカさん達が、演技をする上で心がけた事や苦労話が載っています。
実際に松坂冬季さんは「怪しい笑みを浮かべるために、人生で初めて、ここまで口角を上げました」とパンフレットに載っていました。それに沢尻エリカさんが街中で走るシーンや、部下に対する多田友子の感情に対して、自分の考えを述べていました。
その他にも、この映画の原作の漫画や主題歌についても、少し紹介されていました。そのため、主題歌や原作に興味がある方でも読んでおく価値はあります。
『不能犯』のまとめ
不敵な笑みを浮かべるダークヒーローが活躍する映画『不能犯』を見た、私の感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
不能犯のオススメ層
特殊能力を持つ宇相吹正が、犯罪では捌けない人間を殺害していくので、爽快感のある映画にはなっています。しかし、警察が翻弄されてしまうシーンが数多くあるので、公務員の方が見たら、複雑に思ってしまう方もいるかもしれませんね。
- 公務員：⭐️⭐️
- キッズ：⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層：⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層：⭐️⭐️⭐️
- シニア層：⭐️⭐️⭐️
不能犯の残念な所
犯罪を実行していく宇相吹正ですが、その中には「それは逮捕できるケースではないのか？」と疑ってしまうものがありました。
さらに映画が終わったときに「えぇ、そういう終わり方をするの？」と思ってしまいます。そのため、終わり方に少し納得できないものがあったのが、この映画の残念な所ですね。
不能犯の見所
この映画を見て思った事は「この男は本当に松坂冬季さんなのか？」と疑いたくなるほど顔の表情が変わる所です。前髪をたらして不敵に口角を上げて笑みを浮かべる所は、何とも言えない不気味さがあって見応えがありました。
さらに人間の愚かな姿を見て、松坂冬季さんが「愚かだねぇ、人間は」とつぶやく様が、ダークヒーロぶりを見事に現していて、この映画の大きな見所になっています。
