映画『招かれざる隣人』では、テレサたちが隣人のケイトを罵倒しますが、真の標的はケイトではなかったので詳しく紹介しましょう。
『招かれざる隣人』のキャスト
イギリスのサスペンス映画『招かれざる隣人』は、2015年に製作されました。このDVDの収録時間は87分になります。
監督&制作
- 監督:デビッド・ファー
- 製作:ニッキ・パロット
登場人物&俳優
- ケイト(演:クレマンス・ポエジー)妊娠したヒロイン
- ジャスティン(演:スティーヴン・キャンベル・ムーア)ケイトの夫
- テレサ(演:ラウラ・ビルン)隣の部屋に住む女性
- ジョン(演:デヴィッド・モリッシー)テレサの夫
『招かれざる隣人』のストーリー
ケイトは、愛するジャスティンとの間で、待望の赤ちゃんを妊娠します。ジャスティンは、上機嫌で赤ちゃんの状態を聞いてくるほど、二人は順風満帆の生活を送っていました。そんな時にある夫婦が同じアパートへ引っ越してきたのです。
アパートへ引っ越してきたのは、テレサとジョンたちでした。テレサは金髪でスタイルの良い女性で、ケイトと同じように妊娠していたのです。同じ妊婦ということもあって、親交を深めていきます。
ある日、電球が切れていたので、ケイトが夫に交換してくれるように言いますが、ジャスティンは今は交換しなくても良いだろうと言います。
そんな時にテレサとジョンたちが部屋を訪れて、一緒に食事する事になりました。テレサはジョンが目を離している隙にワインを少しだけ飲んで、食事は良いムードになります。
隣人との食事が済んだので、テレサたちは帰ろうとしたら、階段で転んでしまいます。それにジョンは激怒して「何で切れている電球を交換していなかったんだ」と叫びます。
ケイトたちは、翌日になってテレサたちの部屋を訪れます。そこで流産した事を教えられます。しかしジャスティンは「不幸な事だが、自分たちのせいではない」と言い始めて、激しく口論するようになったのです。
やがて、隣人は恐ろしい復讐者となり、ケイトやジャスティンは地獄を見る事になるのです!
『狂気の隣人テレサたちの標的はケイトではなかった』
テレサは、ケイトに「あなたが赤ちゃんを産むのは許せない」と罵倒してきますが、本当に憎たらしかったのは、ケイトの夫ジャスティンでしょう。
ジャスティンは、電球を交換しなくて、テレサが流産するキッカケを作った上に「不幸な事だが、自分たちのせいではない」と言い放ってしまいました。
このような事が続いて、ついに隣人のテレサたちは、ジャスティンを標的に定めたのでしょう。ジャスティンを苦しめるには、まずは妻を始末する必要があると考えて、ケイトを攻撃し始めました。
そのため、テレサたちが本当に攻撃したかったのは、ケイトよりもジャスティンだったと
『招かれざる隣人』と他の映画を比較
映画『クリーピー 偽りの隣人』でも、隣人によって生活を狂わされていきます。しかし、今作では隣人がなぜ攻撃してくるのか?分かりやすい内容になっているのに対して、クリーピー 偽りの隣人では隣人の謎すぎる行動が際立っていました。
なぜ、隣人が執拗にからんでくるのか?そのあたりが、この作品の大きな見所になっています。
『招かれざる隣人』の感想
映画『招かざれる隣人』は、赤ちゃんを出産できるかできないかで、近所付き合いが崩壊してしまいます。 現実でも十分に起こりそうなストーリーになっている映画を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
招かれざる隣人のオススメ層
夫婦が恐怖を味わっていく内容になっているので、やはり夫婦の方に見て欲しい内容になっていますね。
少し隣人がおかしい所もありますが、電球を変えていなくて、隣人が流産するキッカケを作ったのに対して「自分の責任ではない」と言い放つのは良くなかったですね。
そういった事を考えたら、この映画を見て、近所づきあいはどう接していくべきか?考えてみるのも悪くはないでしょう。
- 夫婦:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
招かれざる隣人の残念な所
ジョンは、妻が流産する前から、少し喧嘩腰のような表情を浮かべている中で、ストーリーが展開されていきます。妻が流産した後であれば、その表情は理解できますが、何も起こらないうちに険しい顔をするのは少し違和感を抱きました。
そしてジャスティンが、テレサが流産した後に部屋を訪れますが「傷ついた夫婦にあそこまで心無い言葉をかけるか?」……と、不自然に見えた所が残念でしたね。
招かれざる隣人の見所
隣人とトラブルになるストーリーは珍しい設定ではありませんが、妻だけに的をしぼって、夫婦仲を悪くさせるのは少し斬新で見応えがありました。
さらにケイトたちが、少し冷たい言葉を浴びせる事によって、テレサたちが復讐していく所を自然に見れたのは見応えがあって、この映画の大きな見所です。