映画『エール!』ポーラの母親が大失態を演じて娘がぐれる寸前

映画『エール!』では、ポーラの母親が大失態を演じて、娘がグレる寸前に陥ってしまうので、何をしたのか詳しく紹介しましょう。

「エール!」のキャスト

フランスのドラマ映画『エール!』は、2014年に制作されました。

監督&制作

  • 監督:エリック・ラルティゴ 
  • 制作:エリック・ジュエルマン&フィリップ・ルスレ&ステファニー・バーマン

登場人物&俳優

歌の才能を持ったポーラを中心に展開されるエール!のストーリーに関わるキャストを紹介します(一部のキャストだけを紹介しているので、この他にも多くのキャストが出演しています)。

ポーラ・ベリエ(演:ルアンヌ・エメラ)

この映画の主役であるポーラは、歌にあまり興味がなかったのですが、ある事からコーラスの試験を受ける事になったのです。しかし乗り気でないポーラだったのに、なぜかコーラスの先生はポーラを合格にします。

チルダ(演:ロクサーヌ・デュラン)

ポーラの親友マチルダは、コーラスの試験に不合格になりますが、親友ポーラを暖かく応援していくのです。所が、この応援をポーラの家族はあまり歓迎しないで、ポーラと家族は激しくいがみ合う事になるのです。

トマソン先生(演:エリック・エリモスニーノ)

コーラスの先生だったトマソンでしたが、片田舎の学校でコーラスを教える事を不満に感じて、学校側にクレームの電話をかけます。

その一部始終を聞いていたポーラ達は唖然とするのですが、このトマソン先生がポーラの才能を開花させていく事になるのです。

エール!のストーリー

ポーラは農家の娘で、日々、牛の世話をしていました。この家族は、ポーラをのぞいて、全ての者が、耳が聴こえなかったのです。家族と意思疎通するために手話を使っていました。

ある日、学校でコーラスの授業が始まると、トマソン先生は、生徒を1人ずつ歌わせていき、合格か不合格か決めて行きます。そして親友であるマチルドは、歌をあまり聞いてもらえないうちに不合格にされてしまうのです。

それを見たポーラはムッとして、自分の番が来ても歌おうとせず「くだらない」とタンカを切りました。誰もが不合格と思う所でしたが、なぜかポーラは合格になってしまいます。

トマソン先生は、腹式呼吸の見本を生徒達に見せるためにポーラを前に立たせます。そして発声練習をポーラに少しレッスンさせただけで、信じられいほどの美しい高音が教室中に響き渡りました。

その場にいた教師や生徒はポーラの才能に驚きます。そしてレッスンが終わり、トマソン先生はガブリエルとポーラ2人にデュオを行うように言います。

ポーラはガブリエルと親交を深めていきますが、自宅に招いた所で恥ずかしい秘密を知られてしまい、大喧嘩してしまうのです。

そうしたら、ガブリエルは声変わりをして、オペラの合唱団に入るチャンスを逃してしまいます。ポーラは『自分のせいだ』と責任を感じてしまいますが、ポーラは先生の期待に応えて、パリの合唱団に入れるのでしょうか?

『ポーラの母親が大失態した内容』

ポーラは、歌の練習中に初めて生理になってしまい、トイレへ駆け込んでしまいます。その事を知った母親が喜んでしまいますが、あまりにもはしゃぎすぎたので、ボーイフレンドのガブリエルに知られてしまいます。

ポーラは激しく母親を責めてしまいますが、ポーラの悲劇はこれで終わりませんでした。なぜなら、学校でポーラが生理になってしまった事が他の女性に知られてしまっていたのです。

あまりにも不幸すぎて、見ていて絶句してしまいましたね。

『エール!』と他の映画を比較

ポーラが合唱団に入ろうとして、懸命に頑張ろうとしますが、その合唱団を舞台にした映画もあって、それが『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』です。

テレビで、ウィーン少年合唱団の美しい歌声を聞いた時は『なぜ、これほど美しい歌声が出せるのか?』と不思議に感じたものですが、この映画を見て『これほど厳しいレッスンをしたから出せるんだなぁ』と納得できました。

この映画では、心が荒んだ少年が自分を信じて進もうとする所や、少年たちの美しい声が響き渡っていき、見所の多い作品になっています。

映画『エール!』のまとめ

エール!を見た感想について、詳しく解説していきます。

映画『エール!』のオススメ層

家族の中で、ポーラだけが耳が聞こえるので、少し孤立しがちですが、一つの才能で家族が団結していきます。

そういったシーンが出てくる事を考えたら、家族そろって見てみるのも悪くはないでしょう。

さらに、母親が娘のポーラを傷つけてしまうので、この映画を見て、年頃のお嬢さんには言葉を気を付けたほうが良いという事を再認識したほうが良いかもしれません。

  • ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 父親:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 母親:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️

映画『エール!』の残念な所

ポーラが頑張っていく所は良かったのですが、母親の失態で傷ついてしまうシーンは、やはり見ていられなかったですね。

しかも、それが学校中で広まるのは、年頃の女の子には苦痛以外のものではなかったでしょう。あそこまでのシーンは必要だったのかなと思ってしまうので、そこだけが残念な所でしたね。

映画『エール!』の見所

このエール!はフランスで4週連続No.1になった映画で、2015年のセザール賞 優秀新人女優賞(ルアンヌ・エメラ)・リュミエール賞 最優秀新人女優賞(ルアンヌ・エメラ)など賞を総なめした事でも話題になりました。

それほど迫真の演技をした女優アンヌ・エメラを見るのも、この映画の見所の1つでしょう。

しかし、私はこの他にも3つの見所に、心惹かれました。

村長といがみ合う家族

村長選に当選するために障害者を支援する事をアピールするためだけに、市場へ登場してくる村長とポーラの家族がいがみ合う場面は面白いやり取りで大きな見所の一つです。

特に手話が分からない村長に対して、ポーラの父親が手話でバカにする所は最高でしたね!

バックアップする仲間達

ポーラが苦悩するなかで、彼女を支えようとする仲間達が周りにいました。それは親友マチルダトマソン先生・意中の人ガブリエル。特にトマソン先生は悩むポーラを強く応援して、ポーラの家族にも応援するように働きかけようとしたほどの人物です。

チルダやガブリエルも自身の環境をかえりみず、ポーラを強く応援していきます。この映画を見たら、多くの方が「私が同じような境遇であれば応援など出来ない」と思ってしまうのもこの映画の大きな見所でしょう。

声が聞こえない世界

正直な話ですが、私はこの映画を見ていたら「耳が聞こえなくて大変だと思うけど、ポーラを応援してあげてもいいのに」と思っていました。

しかし、学校の発表会でポーラが歌っている時に音が聞こえなくなる演出が行われたのです。ポーラは口を動かしているのに歌声が聞こえない。

それは、この映画を見る方達に耳が聞こえない方達はこのような世界なんだよ?だからポーラを応援出来なかったんだよ?と呼びかけるような演出でした。この辺りも、この映画を見る上で最大の見所と言えます。