映画『パディントン2』では、判事が公私混同して、クマのパディントンを牢獄へ送ってしまうので、なぜそうなったのか?詳しく紹介しましょう。
- 『パディントン2』のキャスト
- 『パディントン2』のストーリー
- 『判事が公私混同してクマを牢獄へ送った理由』
- 映画『パディントン』シリーズの全作品のストーリー・豆知識
- 『パディントン2』と前作を比較
- 『パディントン2』のパンフレット
- 『パディントン2』の感想
『パディントン2』のキャスト
イギリス・フランス両国の合作によって作られたコメディー映画『パディントン2』は、2018年1月19日に日本で上映されました(イギリスでは2017年11月10日に上映)。DVDはまだ発売されていません。
監督&脚本&原作
登場人物
- パディントン(声:松坂冬季)無実の子グマ
- ヘンリー・ブラウン(声:古田新太)ブラウン一家の大黒柱
- メアリー・ブラウン(演:石塚理恵)ヘンリーの夫
- ジュディ・ブラウン(声:三戸なつめ)ヘンリーの娘
- ジョナサン・ブラウン(声:西田光貴)ジョディの弟
- バード夫人(声:定岡小百合)ブラウンの親戚
- フェニックス・ブキャナン(声:斎藤工)元俳優
- ナックルズ:ブレンダン・グリーソン(声:楠見尚己)囚人
- カリー(声:佐々木 睦)ブラウン一家の隣人
『パディントン2』のストーリー
ロンドンの生活にも慣れてきたパディントンは、多くのロンドン市民たちと親睦を深めて、忙しい朝の時間帯でも、多くの人たちと楽しいひと時を満喫していました。そんな光景をへんくつなカリーは苦々しい顔をして眺めるのです。
そんなパディントンは、ロンドンに来たくてもパディントンを育てるためにこれなかったルーシーおばさんがいました。ルーシーおばさんは老グマホームに入っていましたが、これまで育てててくれて、ロンドンにも送り出してくれたのです。
パディントンは、ルーシーおばさんが100歳になる誕生日に、今までのお礼として、ロンドンの様々な建物が立体的に見れる『飛び出す絵本』をプレゼントしようとします。
しかし飛び出す絵本は値段が高かったので、働こうとしました。しかし初めて働くパディントンは、様々な失敗をして理髪店では、誤ってお客の髪をバリカンで刈ってしまいます。
なかなか上手くいかないパディントンでしたが、偶然にも絵本を手に入れた所で、警察がやってきて、パディントンが絵本を盗み出しものと決めつけて逮捕するのです。
ブラウン一家はパディントンの無実を信じていましたが、運悪く判決を決める判事が、何とパディントンが誤って髪を刈ってしまった客だったのです。判事は強盗と理髪店の罪を合わせて10年の懲役を言い渡します。
しかしパディントンはマーマレード作りが上手だった事もあって、コックの仕事をしていた囚人ナックルズと親しくなります。しかしナックルズはパディントンに「そのうち家族はお前の事なんか忘れる」と言って、脱獄を進めてしまいます。
はたして、パディントンは家族を信じて、牢獄で待ち続ける事ができるのでしょうか?
『判事が公私混同してクマを牢獄へ送った理由』
パディントンは、大好きなルーシーおばさんに、絵本をプレゼントしてあげようとして、慣れないバイトをする事にします。
しかし、理髪店のバイトで、あるお客の髪の毛を刈りすぎてしまって大失敗してしまったのです。
この客こそ、判事の男であり、パディントンの判決を決める時に、理髪店の恨みを晴らすために10年の懲役刑を言い渡してしまいます。判事も人間ですから、仕方ないとは言え、公私混同はよくないですね(苦笑)。
映画『パディントン』シリーズの全作品のストーリー・豆知識
www.akira-movies-drama.com上の内部リンクをタップ(クリック )したら、パディントンシリーズの全作品の豆知識・キャスト・ストーリーなどを見られるので、良かったら参考にしてみて下さい。
『パディントン2』と前作を比較
パディントン2では、家族全員がクマのパディントンを愛していましたが、前作では父親だけがパディントンを信じようとしなくて、いざこざが起きてしまいます。
そのため、パディントンと家族がどのようにして、今の強い絆を築けたのか?それを知りたい場合には、前作も見ておく事をオススメします。
『パディントン2』のパンフレット
本日上映したばかりという事もあって、パディントン2のパンフレットは売り切れていませんでした。そしてパディントン2の表紙は意外にもシックなものになっていましたね。代金は税込で720円だったので、良心的な値段と言えます。
そしてパンフレットでは、移民などの民族的対立が問題になっている事もあって、全く違う種族であるパディントンを受け入れる事に意味があるという事が書かれていました。
なるほど、確かに移民大国であるアメリカ合衆国や、大陸と地続きなドイツでも移民問題があるだけに、この映画の果たす役割は大きいでしょうね。
その他に、パンフレットでは、松坂冬季さんたちがこの映画にかける感想などが書かれていました。そのため、声優陣に興味がある方は読んでみる価値はあるでしょう。
最大の見所は何と言っても、パディントン2で登場する建築物を紹介している所ですね。パディントンの名前の由来になった『パディントン駅』を始め・ビックベン・タワーブリッジなどの写真や地図も載っていました。
このパンフレットを手掛かりにロンドンへ海外旅行してみるのも良いですね(簡易的な地図なので注意して下さい)。
『パディントン2』の感想
新潟南イオンシネマで、映画『パディントン2』を見て来た感想を紹介するので、これからパディントン2を見ようと思っている方は、参考にしてみて下さい。
『パディントン2』のオススメ層
家族とクマが強い絆で結ばれているシーンが登場するので、家族揃って見て欲しい所はありますが、法曹界(法律に関係のある社会)で働く人も見て欲しいですね。
なぜなら、公私混同して厳しい刑を言い渡す判事が出たからです(苦笑)。日本では、そのような判事はいないと信じていますが、ぜひともパディントン2を見て、公正な裁きをして欲しいものです。
- 法曹界の人:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
『パディントン2』を見た観客の反応
金曜日の朝の時間帯に見ていたので、観客はそれほど多くありませんでした。それでも親子連れの方や、おじいさんが見に来ていたので年齢層の幅は広い感じでしたね。
それと映画はコメディーで笑える所がありましたが、さすがに映画館だったので、みなさん笑っていませんでしたね。ただし、私は必死に笑いをこらえてました。
『パディントン2』の残念な所
前作であるパディントンに比べたら、パンチの効いている憎まれ役がいなかったのが残念でしたね。
実際に前作の剥製部長は性格がぶっ飛んでいて、パディントンをタクシーからおろした場所を教えようとしない運転手を逆さ吊りにしたので、その存在感はすごかったです。
それに比べたら、ブキャナンはちょっとパンチ力が足りなかったかなという感じがしましたね
『パディントン2』の見所
パディントンは罪もないのに刑務所に入れられて、家族が面会に来てくれなくて、涙を流します。悲しむパディントンの姿を見ていたら、罪もないのに保健所に送りつけられるペットのように見えました。
恐らく保健所に送りつけられたペットも、パディントンと同じように、家族が迎えに来てくれる事を信じながら、裏切られた気持ちで泣いているんだろうなぁと思ってしまいましたね。
この映画では、笑いあり涙ありのストーリーは前作と同じでしたが、私が最大の見所と思えたのは、家族に裏切られて涙を流すパディントンの悲しいシーンでした。
それを考えたら、この映画は違う存在を受け入れる映画だけではなく、人間とペットの関係をみつめ直すきっかけになる映画と言えるでしょう。