映画『鋼の錬金術師』で、タッカーが残酷な錬成を行うので、その内容や、タッカーの犬種について詳しく紹介しましょう。
『鋼の錬金術師』のキャスト
日本のファンタジー映画『鋼の錬金術師』は、2017年12月1日に日本で上映されました。DVDの収録時間は、133分です。
監督&脚本&原作
この映画は、大ヒットした漫画『鋼の錬金術師(筆者:荒川弘先生)』が原作で、曽利文彦監督が実写化しました。
主題歌
映画『鋼の錬金術師』の主題歌は、MISIAさんの『君のそばにいるよ』です。少し悲しげな曲調ですが、逆境の中でも頑張ろうとする力強さを歌う曲であり、多くの勇気を貰える歌になっています。
登場人物&役者
CGを駆使した映画『鋼の錬金術師』は、ハリーポッター顔負けの仕上がりになっていて、その作品に参加していた役者さんたちを紹介します。
- エドワード-少年(声:高橋來)母を救おうとする長男
- エドワード-大人(声:山田涼介)腕や足を失った鋼の錬金術師
- アルフォンス-少年(声:星流)母を復活させる事をためらう次男
- アルフォンス-大人(声:水石亜飛夢)身体を失った人物
- ウィンリィ(声:本田翼)エドワードにつきそう女性
- ロイ・マスタング(声:ディーン・フジオカ)出世に好き進む大佐
- マース・ヒューズ(声:佐藤隆太)エドの親友である中佐
- リザ・ホークアイ(声:蓮佛美沙子)中佐に従う中尉
- マリア・ロス少尉(声:夏菜)大佐を追い詰める少尉
- ハクロ(声:小日向文世)エドに親身になる将軍
- ショウ・タッカー(声:大泉洋)査定に苦心する人物
- ニーナ・タッカー(声:横山芽生)父ショウを愛する娘
- コーネロ教主(声:石丸謙二郎)街中で暴れまわる人物
- ドクター・マルコー(声:國村隼)禁断の術を知る人物
- ラスト(声:松雪泰子)胸に刺青を入れた不気味な女性
- エンヴィー(声:本郷奏多)ラストに従う冷酷な男
- グラトニー(声:内山信二)ラストに従う小太りな男
『鋼の錬金術師』のストーリー
幼きエド(エドワード)やアル(アルフォンス) が外で遊んでいる時に、具合を悪くした母親が亡くなってしまいます。そこでエドは、錬金術としては禁断とも言える亡くなった者を復活させようとします。
そうしたら、強風が吹き荒れて、弟が吹き飛ばされていったのです。エドは、弟を取り戻すために、弟の魂と引き換えに自分の腕と足を1本ずつ失ってしまいました。
そのため、弟の身体を取り戻すために賢者の石を探したら、ハクロ将軍が、賢者の石の手がかりをエドたちに伝えて協力的に接してくれるのです。
エドたちは賢者の石を探し続けている時に、ヒューズ中佐はある事に気づきます。そこへラストが「知り過ぎたわね」と言って、今度はヒューズに襲いかかってきたのです。
ヒューズ中佐が重症に陥りながら、公衆電話で軍に重要な情報を知らせようとしますが、そこへロイ大佐が現れて武器を手に取り、発砲してきました。
軍はロイ大佐を容疑者として断定して、近親者であるリザ中尉やエドは捕まってしまいます。しかし、二人は隙を見て逃亡して、ロイ大佐を追い詰めていくのです。そこには軍のロス少尉が兵士たちを引き連れて待ち構えていました。
所がロイ大佐の炎の攻撃により、ロイ少尉の正体はラストの手下であるエンヴィーだったのです。
エンヴィーはロス大佐に変身をして、ヒューズ中佐の命を奪って、ロス大佐に濡れ衣をきせようとしていました。
怒りに燃えるロイ大佐やエドたちは、強大な力を持つラストたちと決戦する事になりますが、はたしてエドたちはラストたちを倒して賢者の石を見つける事はできるのでしょうか?
『タッカーの残酷な錬成はトラウマ級?』
タッカーは2年前に人語を喋れるキメラを作り出す事に成功した人物だったので、エドは、その才能を見込んでタッカーの家を訪れる事にします。
そこには可愛らしい娘や愛犬がいて、タッカーは「妻に逃げられてから家が散らかってね」と笑います。
タッカーの娘は、エドたちと一緒に遊べて大喜びでしたが、エドはある情報を教えてもらえたので、ウィンリィと二人で出かけます。
エドたちは、タッカーの情報により、ドクター・マルコーへ会いに行きます。しかし「賢者の石は危険だから関わらないほうが良い」と言われてしまうのです。
所が、そこへ不敵な笑みを浮かべていた女性ラストや仲間たちが現れて、指を伸ばしていき、マルコーは胸を貫かれてしまいます。
しかし、マルコーは第5研究所で賢者の石を錬成していた事を言い残して、息を引き取ります。そしてエドだけがタッカーの家に戻ったら、そこには新たなキメラが誕生していて「エドワード…遊ぼうよ」と話しかけてきたのです。
所が、その言葉は、タッカーの娘がエドに話しかけていた言葉にソックリだった事に気づきます。
実は、タッカーは2年前に妻をキメラとして錬成して、今度は娘と犬を使って錬成していたので、エドの怒りは爆発して何回もタッカーを殴り続けるのです。
その頃、ようやく起きてきたアルに止められてしまい、タッカーはロイ大佐に連行されていきました。
『タッカーの愛犬 アレキサンダーの犬種』
この映画で、タッカーの愛犬『アレキサンダー』はあまり見た事もない犬種でした。それで、どのような犬種なのかなと調べてみても、有力な情報は見つかりませんでした。そこで、犬の画像をいくつか調べて、最も似ている犬種を発見しました。
それが、フランス犬の『グレート・ピレニーズ』です。確証はないのですが、この犬種が最もアレキサンダーに似ていたので、その確率は高いでしょう。しかし、こんな可愛い犬と娘を合成するとは、タッカーはひどい男ですね
『鋼の錬金術師』と他の映画を比較
鋼の錬金術師は、CGを駆使して邦画とは思えないほどの迫力ある戦闘シーンが見られます。
しかし、その迫力に負けない映画もあって、それが『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』です。ある屋敷に住む子供たちは、みんな奇妙な者たちばかりで、後頭部で食事する者もいれば、空気を操る者もいるのです。
どちらの作品もファンタジーの世界観を維持しながら、迫力のあるシーンを見られるので、その違いを見てみるのも悪くはないでしょう。
『鋼の錬金術師』の感想
映画『鋼の錬金術』では、CGに目がいきがちですが、観る者の心を激しく揺りうごかすようなストーリーが展開されていきます。そのような映画を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『鋼の錬金術師』のオススメ層
大人気の漫画を実写化した映画なので、キッズにもオススメの映画になっています。しかも、ファンタジーの世界と迫力のある戦闘シーンを見事に融合しているので、見応えのあるアクション映画を見たい方にも、オススメの映画ですね。
- アクション好きの方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
『鋼の錬金術師』の残念な所
正直な話ですが、私は原作である漫画を見ていなかったので、ストーリーはさっぱり知らない状態で、この映画を見ました。見始めた頃は、母を救うために体を失うとは、少し斬新なストーリーで面白いなとは思いました。
しかし、タッカーが可愛い娘と犬をキメラとして作り上げて、犬と人間が合体したような動物(キメラ)が「遊ぼうよ」と何度も言ってくるシーンは少しトラウマになりそうです。
こんなに残酷なストーリーだったのかと愕然としましたね。あれは少し衝撃的なシーンで、もう少し表現を抑えてほしかったかなと思いました。
『鋼の錬金術師』の見所
鋼の錬金術師を見ていたら「まるでハリーポッターのようだなぁ」と、その迫力のある戦闘シーンに驚かされました。
少し作り物っぽい印象を受けるシーンもいくつかありましが、邦画でここまで迫力のあるファンタジー映画を作り上げたのは、凄いの一言ですね。
その他に、個人的な感想としては、本田翼さんの可愛らしい笑顔や真剣に怒る表情は、見ていて惹きこまれそうになりますね。