映画『パッセンジャー』では、ジムが衣食住に足りていても不満に思ってしまうので、その訳について詳しく紹介しましょう。
映画『パッセンンジャー』のキャスト
アメリカ合衆国のSF映画『パッセンジャー』は、日本では2017年3月24日に上映されました。
監督&脚本
- 監督:モルテン・ティルドゥム
- 脚本:ジョン・スペイツ
登場人物&俳優
贅沢な空間のように見える所で、苦労していく人間の葛藤や弱さを演出したキャストたちを紹介します。
ジム・プレストン(演:クリス・プラット)
クリス・プラットさんは、孤独の中で苦しむジムを演じました。クリス・プラットさんは、役作りのためには、数十キロ太ったり痩せたりしてきたほどプロフェッショナルなハリウッド俳優です。
オーロラ・レーン(演:ジェニファー・ローレンス)
89年も早く目覚めてしまったオーロラを演じているのが、ジェニファー・ローレンスさんです。ジェニファーは知的で落ち着いた所と、感情的になってまくしたてるような二面性を見事に演じました。
そんなジェニファー・ローレンスさんは誕生日パーティーでポールダンスをした事もあって、大胆で陽気な所があるハリウッド女優さんです。
アーサー(演:マイケル・シーン)
アンドロイドであるアーサーを演じているのが、マイケル・シーンさんです。マイケル・シーンさんは、アンドロイドの無感情な所を演じて、ジムの孤独感を見事に現していました。
マイケル・シーンさんは様々な映画で悪役として出演している事でも知られていますが、美しいお嬢さんがいる事でも有名です。
ガス・マンキューゾ(演:ローレンス・フィッシュバーン)
3番目に起きてしまったガス・マンキューゾを演じるのが、ローレンス・フィッシュバーンさんです。ローレンス・フィッシュバーンさんは、威厳のあるガス・マンキューゾを演じて、宇宙船のトラブルを寡黙に対処していくのです。
ローレンス・フィッシュバーンさんは、この映画の他にもマトリックスに出演するほどの実力派のハリウッド俳優ですが、どことなく松平健さんの顔立ちに似ているような気がしますね。
映画『パッセンンジャー』
宇宙船アヴァロン号は、120年の長い年月をかけてホームステッド2という星を目指していました。所がアヴァロン号が30年の飛行を続けていた時に隕石と接触してしまい、誤作動を起こしてしまったのです。
そしてクルー258人と乗客が5000人が冬眠していた中で、ジムが使用していた冬眠ポッドだけが誤作動を起こしてしまいました。
ジムだけが90年も早く目覚めてしまったのです。宇宙船の中に、他の誰かが起きていないか探し回りますが、人間で起きていたのは自分だけと悟ります。
唯一見つけたのは、アンドロイド型のバーテンダーであるアーサーで、アーサーと一緒に酒を飲んでは愚痴を聞いてもらう毎日でした。
そしてオーロラの作家としてのプロフィールも知って、いつしかオーロラに惹かれていくのです。そんな時に、美人女性作家オーロラが目覚めます。オーロラは起きている人間が二人しかいない事に絶句します。
しかしオーロラは何か方法があるはずと色々と調べ回りますが、何も解決しませんでした。そんな日々が続く中で、オーロラはジムと深い関係になっていくのです。二人は愛し合って幸せな日々を過ごすようになりました。
所がジムには、オーロラに隠していた秘密があったのです。その秘密は、ジムのある一言がキッカケになって、オーロラにバレてしまいます。その秘密を知ってからオーロラはジムを憎むようになっていき、二人は険悪な関係になったのです。
そんな時に、新たにガスが目覚めますが、宇宙船に問題が起きてしまって危機が訪れてしまうのです!
『ジムが衣食住に足りていても不満に思っていた訳』
宇宙船のシステムが誤作動を起こしてしまって、ジムだけが90年も早く目覚めてしまいました。
そこでは、粗末な食事を済ませながら、バスケ・ダンス・宇宙遊泳などができたので、衣食住には困らない生活で、自由と言えば、自由と呼べるものでした。
そこには、オーロラという美しい女性が冬眠していましたが、人間で起きているのは自分だけで、ロボットにグチを聞いてもらうだけの毎日だったのです。
いくら衣食住が足りていたとは言え、一人だけの宇宙の生活は孤独だったので、それが原因で不満に思っていた訳ですね。
『パッセンジャー』と他の映画を比較
パッセンジャーでは、ジムとオーロラの間に秘密があり、その秘密がバレてしまい、険悪な関係に陥ってしまいます。
それに対して、映画『メッセージ』では、宇宙から謎の物体が現れて、それを調べようとするので、SF映画で謎を解いていく作品になっているのです。
パッセンジャーよりは、謎の多い作品になっているので、SF映画でミステリー要素が強いものを見たい場合には、メッセージのほうも見てみる事をオススメします。
映画『パッセンンジャー』の感想
パッセンジャーを見た感想について、詳しく解説していきます。
映画『パッセンンジャー』のオススメ層
宇宙船で孤独な生活を送ろうとする男が描かれるので、友達や恋人がいなくて孤独な生活に陥っている方には、ぜひ見て欲しい映画ですね。
いくら孤独でも、行ってはいけない事があると思うので、この映画を見て、よく考えてから行動した欲しいです。
- 孤独になりがちな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『パッセンンジャー』の残念な所
パッセンッジャーを見た時に思った事は、途中まではオデッセイに似ている設定だなと思いました。オデッセイも火星に一人だけ取り残されて、孤独の中で生きていくストーリーです。
ただしオデッセイと違うのは、パッセンジャーは食料・お酒・娯楽などが揃っていたという事です。何も苦労しないで衣食住が足りている訳ですから、それほど辛い日々だろうか?と思いました。
私は在宅ワーカーで独り暮らしなので、特に誰かと喋る毎日ではありません。そのため、設備が揃っているのに贅沢な話だなぁと思いましたね。
そして宇宙船が壊れて、途中で修復していきますが、そこまで故障している状態では、今まで宇宙船が無事に飛行していたのは無理があるのではないかと思ってしまいますね。
映画『パッセンンジャー』の見所
ジムは独りで宇宙船の中で孤独を感じて、苦しんでいました。そして行なってはいけないと分かりつつも、その禁断の手段を行うべきか悩んでいたのです。
そのようなジムの苦しい葛藤を見事に演じていたクリス・プラットさんの演技は、パッセンジャーの大きな見所です。
その見所を見た視聴者は、もしも他の人たちと交流をシャットダウンされたら、人間は理性に勝つ事ができるのかどうか?その事を考えさせるSF映画ですね。