映画『海難1890』のキャスト・ストーリー・予告動画などを紹介!

日本とトルコの友好を描いた映画『海難1890』のキャスト・ストーリー・予告動画などを紹介しているので、参考にしてみて下さい。

映画『海難1890』のキャスト

引用:https://www.amazon.co.jp/

映画『海難1890』は、2015年に日本とトルコの友好125周年記念で製作されました。日本では2015年12月5日に公開されて、トルコでは2015年12月25日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

海難1890』のストーリー

中東で大勢力を誇っていたトルコも、欧州の圧力に押されていて、国家の力と名誉を示すために、エルトゥールル号を日本へ派遣して、天皇陛下に返礼する航海に向かいました。

その航海は、トルコ・エジプト・インド・シンガポールベトナム・香港・日本という長い旅路で、危険もありましたが、無事に日本へ到着。ところが、帰国の途中に、運悪く台風が通過しようとしていたのです。波は高く船は座礁してしまいました。

和歌山沖の島ではエルトゥールル号の爆発音が鳴り響いてました。この異変に気付いた村民たちが大雨の中、海岸へ行ったら、そこには大勢のトルコ人が傷だらけになって打ち上げられていました。

村をあげて、多くの村民たちがトルコ人を救出していきます。多くのトルコ人は助かり、多くの船員たちが無事に神戸へ送り届けられます。村人は笑顔で送り出してくれて、多くのトルコ人が感動して目頭を熱くするのです。

時は、それから95年も経過して、多くの日本人たちがエルトゥールル号を忘れた時に中東で大きな異変が起きていました。

イラクとイランが極度の緊張状態に陥ってしまって、イラクフセイン大統領が「今から48時間後の19日午後8時より、イラン上空を飛行禁止として、民間・軍用を問わず全ての航空機を無差別に攻撃する」と各国に通達したのです。

テヘランには、まだ300名もの日本人がいましたが、日本政府も日航も危険があるという理由で助ける事ができませんでした。

野村大使は、最終便がまだ残っていたトルコに日本人を救出してもらえるように、かけあいます。そうしたら、日本人を助けるためにトルコの飛行機が空港に到着。多くのトルコ人たちが道をあけて、日本人を拍手を迎えてくれたのです!

海難1890』のパンフレット

f:id:akira2013web:20180123040341j:plain

トルコは世界一の親日国と言われていて、かつて私の故郷 新潟県柏崎市には『トルコ文化村』もありました。そういった事もあって、これは映画館で見なくてはと思って、新潟西シネマで『海難1890』を見た事があったのです。

その映画館で購入したのが、こちらの海難1890のパンフレットです。このパンフレットでは、エルトゥールル号の航路が載っている地図や、テヘランで救出された方のメッセージまで記載されていました。

海難1890』と他の映画を比較

トルコを描いた映画は、海難1890の他にも『神聖ローマ、運命の日~オスマン帝国の進撃~』もあります。

神聖ローマ、運命の日~オスマン帝国の進撃~は、神聖ローマ帝国(ヨーロッパ)とオスマン帝国(トルコ)が血みどろの戦いをする作品で、その迫力は凄まじいものがあります。

しかし、親トルコ派の自分から言わせてもらえれば、オスマン帝国が憎まれ役のように描かれているので、そこだけは引っかかってしまう所ですね。

海難1890』の感想

道をあけていくトルコ人たち

引用:http://eiga.com/movie/79893/gallery/4/

本来であればネタバレなしの記事を掲載していましたが、この話は歴史的事実として多くの人たちが知っていますし、多くの人たちに両国の関係を知って欲しくて、あえてネタバレありで紹介する事にしました。

そのような両国の友好を描いた映画を見た私の感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

海難1890のオススメ層

日本人とトルコ人がお互いに助け合う映画であり、日本とトルコの友好関係を詳しく知りたい方だれば、最も見たほうが良い作品ですね。

中東で戦争が起きた時には、情けない事に日本人が過去の事を忘れていたのに、トルコ人のほうは多くの方が覚えていました。

この映画を見る日本人が増えたら、さらに日本とトルコの友好関係は深まるハズです。

  • トルコに興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

海難1890の残念な所

多くのトルコ人たちは、過去に助けてくれた日本人を救出するのが当たり前と思っていた方は大多数だったのに、テヘランの空港で日本人より自分たちのほうを先に助けろと主張するシーンを出したのは残念でしたね。

もう少し、トルコ人たちが率先して日本人を助けてくれた事を中心に描いても良かったのではないかなと思いました。

海難1890の見所

テヘランで残された日本人たちは、エルトゥールル号の事を知らなかったので、トルコが日本人を助けてくれる事に「何でトルコが助けてくれるのだろうか」と呆然と立ち尽くします。

その日本人たちを拍手で送り届けようとするシーンは、この映画の最大の見所です。日本とトルコの友好は、今でも続いて、1999年8月17日に起きたトルコ北西部大地震では、日本の多くの自衛隊員がトルコの救助に向かいました。

そして2011年3月11日に起きた東日本大震災では、真っ先に救援に駆けつけてくれたのがトルコでした。このように両国の熱き友情は今でも生きているのです。