映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』のキャスト・ストーリー・予告動画などを紹介!

クリムトの絵画作品を取り戻す映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』のキャスト・ストーリー・予告動画などを紹介しているので、参考にしてみて下さい。

映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』のキャスト

引用:https://www.amazon.co.jp/

アメリカ合衆国・イギリスの合作による歴史映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』は、日本では2015年11月27日に上映されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

名画を巡ってストーリーが展開されていく「黄金のアデーレ 名画の返還」のキャストです。

マリア・アルトマン(演:ヘレン・ミレン

イギリスの女優「ヘレン・ミレン」が演じるマリア・アルトマンは、実際にクリムトの名画を返してもらおうと奮闘した女性です。この物語では軸となる人物で家族ぐるみのバーバラにある頼みごとをします。

ランドル・シェーンベルク(演:ライアン・レイノルズ

カナダの俳優「ライアン・レイノルズ」が演じるランドル・シェーンベルクは、弁護士として活躍したいと考えている青年です。母「バーバラ」が友人「マリア」から頼まれた事をランドルに伝える事でストーリーが展開されていきます。公式サイトでは「ランドル」と表記されてますが、DVDでは「ランディ」と言う名前が使われていました。

フベルトゥス・チェルニン(演:ダニエル・ブリュール

ドイツ映画賞主演男優賞を受賞した事のあるダニエル・ブリュールが、演じるフベルトゥス・チェルニンは新聞記者で、色々とマリアやランドルの手助けをしてくれます。

パム・シェーンベルク(演:ケイティ・ホームズ

ケイティ・ホームズ」が演じるパム・シェーンベルクはランドルの妻で、最初は心優しき女性で、ランドルを立てていました。しかし絵画を巡って、夫が変化していく様子に我慢出来ずに責め立てるようになっていくのです。

若い頃のマリア・アルトマン(演:タチアナ・マズラニー)

カナダ出身の女優「タチアナ・マズラニー」が演じるのは、ナチス・ドイツに苦しめられる回想シーンに登場するマリア・アルトマンです。その迫真の演技と美しい容姿には惹きつけられるものがあります。

個人的な話をさせてもらえば、私にとって凄くタイプな顔立ちをした女優さんです。

映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』のストーリー

マリアは「弁護士に頼みたい事があるの。姉の遺品の中に手紙があり、信頼出来る人の意見が欲しい」と頼み込みます。そこで、バーバラは息子へ連絡する事にしました。

ランドルは大手企業の面接試験に臨んだ帰りに、母親から頼まれた要件を済ませる為にマリアの所へ向かって、美術品返還の話を聞く事になります。

ランドルは、マリアの家族が昔に撮った写真の説明を聞きます。その写真には、マリアの叔母アデーレもいました。そして、マリアは遺品の中にあった手紙をライアンに見せるのです。

その手紙には1948年と書かれてあり、差出人はマリアの親しい弁護士でした。そして、ナチが没収した絵画の事を話し始めて、オーストリアは近年になって美術品返還法が改定されて昔の訴えが再審理される事が出来るようになったのです。

そして、マリアは叔母が画家グスタフ・クリムトに描かせた絵の写真を見せます。この名画は叔母の家に飾られていましたが、ナチが取り上げていき、今ではウィーンのベルベデーレ美術館の所蔵となっている事をランドルに教えます。

絵画作品を取り戻そうとしますが、オーストリア側は絵画を手放すつもりはなくて、このままでは裁判に訴えるしかありませんでした。

しかも、オーストリアの裁判は高額な費用がかかるので、オーストリアではなくアメリカ合衆国から訴訟を起こして、絵画作品を取り戻す事を思いつきます。

オーストリア側は「内政干渉だ、やるならオーストリアの裁判に訴えるべきだ」と拒絶しますが、マリアは大事な絵画作品を取り戻せるのでしょうか

ナチスドイツが絵画にこだわった理由』

ナチスドイツは、領土の拡張やユダヤ民族やスラブ民族の弾圧のイメージが強いのですが、実は絵画作品に固執した一面もあります。

なぜ、ナチスドイツが絵画にこだわるのかと言えば、アドルフ・ヒトラーの過去が大きく関係しているのでしょう。

実は、アドルフ・ヒトラーは、若い頃は画家を目指していましたが、全くプロになれないので、軍人の道を歩んでしまいます。それから、挫折を何度も味わいながら、巧みな弁舌でドイツ国民の心をつかんで、ナチスドイツを打ち立てたのです。

しかし、絵画作品に対するこだわりは相当なものがあり、フランスのパリを占領した時には、ルーヴル美術館に足を運んでいたので、総統になった後も絵画に執着していたのでしょう。

そのため、クリムトの絵画作品も没収した可能性が高いです。

『黄金のアデーレ 名画の帰還』と他の映画を比較

マリアの過去と現在が交互に出ながら、ストーリーが進行するのは、映画『アデライン、100年目の恋』のようでした。

アデライン、100年目の恋では、美しいアデライン・ボウマン(演:ブレイク・ライブリーが老化減少が止まってしまい、ある男性を愛する事になってしまいますが、その男の父親は、昔に愛した男だったのです。

そんな事があるのかと思いますが、そういった事が起きるのが映画の醍醐味なので、現実離れしたストーリーを見たい場合には、アデライン、100年目の恋はオススメですね。

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映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』の見所

黄金のアデーレ 名画の帰還を見た感想について、詳しく解説していきます。

映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』のオススメ層

ナチスドイツに取り上げられた絵画作品を取り戻そうとする映画なので、歴史や絵画に興味がある方には、オススメの映画ですね。

少しマリアがワガママを言ってしむので、そこがイラッとするかもしれませんが、色々と学べる所もあるので、一度でも良いので、見ておくのも悪くはないでしょう。

映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』の残念な所

この作品では、ナチスドイツから収奪された絵画の歴史・クリムトの絵画(美術)・絵画を取り戻す為の方法を模索する為に利用する法律(政治)が複雑に絡み合ってストーリーが成り立っています。

その為、歴史に興味がある方や、美術だけ興味がある方でも見応えはあるでしょう。ただし、私は歴史好きのほうなので、もう少しナチスドイツの回想シーンがあれば嬉しかったかなという感じでした。

マリアは、自分から名画を取り戻したいと言ったのに、色々とワガママな事をランドルに要求していきます。

ランドルは要望に応えようと懸命に働いているのに、どれだけ辛い過去があったとは言え、オーストリアには行きたくないと主張するあたりはさすがにランドルが可哀想だなぁと思いましたね。

ただ、そのワガママなところが物語を盛り上げてくれます。

映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』の見所

現在進行形であるマリアは、ワガママな性格の上に年老いた女性ですが、若い頃のマリアは容姿や喋り方まで美しくて、性格も凛としています。その両極端な所が際立って、本当に若いころのマリアに見とれてしまいますね。