ロクサーヌの3つの表情が男を虜(とりこ)にする?映画『シラノ』

映画『シラノ』では、ロクサーヌ(演:ヘイリー・ベネット)の3つの表情が、男と虜(とりこ)にするので、詳しく紹介しましょう。

映画『シラノ』のキャスト

アメリカ合衆国&イギリスの合作によるミュージカル映画『シラノ』は、日本では2022年2月25日から上映されました。

監督&脚本

登場人物&脚本

映画『シラノ』のストーリー

ロクサーヌは、可愛らしい容姿をした若き美女でしたが、家計は火の車で、2ヶ月も家賃を滞納していました。

近くで支える女性は「今は、お金のある人と結婚をする事が大事」と言われても、どこ吹く風と言わんばかりに、演劇のチケット欲しさに、好きでもない男の誘いを受けて一緒に出かけていきます。

ところが、劇場に向かう途中で、クリスチャンは、あまりにも美しいロクサーヌに一目惚れしてしまうのです。ロクサーヌは劇場に着いたら、幼馴染のシラノが決闘を申し込まれて、見事に打ち倒して、思わず頬が緩んでしまいました。

実は、シラノもロクサーヌを愛していまいたが『俺のような醜い男では、ロクサーヌと付き合う事ができない』と半ば諦めていたのです。そんなある日、ある女性が「ロクサーヌ様から、二人で会って告白したい事がある」と伝言を伝えてきました。

シラノは天にも舞い上がる思いでしたが、会いに行ってみたら、ロクサーヌから「実は、クリスチャンに一目惚れしてしまったの。彼はあなたと同じ隊に入っていくみたいだから、彼を守って、仲良くしてあげて」。

『なんて事だ』と天を仰いでしまいますが、愛している人のためとあれば、その残酷な願いを聞き届けます。シラノは、思ったよりも早く、クリスチャンと出会いますが「彼の、俺のような口下手を?」とあまり信じてもらえません。

そこで、シラノは「彼女に手紙を送ってあげればいい。自分が君の言葉を手紙に書いてあげるから」と勧めるので、クリスチャンはその言葉に従います。

シラノは、自分の書いた詩をクリスチャンの手紙と偽って送り続けて、ロクサーヌの胸をときめかせる事ができます。しかし『こんな素敵な手紙を送ってくれる人と一緒になりたい」と思って、ロクサーヌとクリスチャンたちは結婚式を挙げようとするのです。

はたして、シラノの恋はどうなってしまうのでしょうか?

ロクサーヌの3つの表情が男を虜(とりこ)にする』

ロクサーヌ役のヘイリー・ベネットさんは、男を虜にしてしまう表情をいくつも出していたので、詳しく紹介します。

無邪気な少女のような表情

ロクサーヌが、シラノに無茶な頼みをしてきますが、その時に片目だけを開けて、少しだけ口も半開きにしてしまいました。それは、無邪気な少女が、小悪魔のように悪戯っぽい顔をしていましたが、その可愛らしさには、多くの男が虜になるでしょう。

手紙に夢中になる表情

何よりも、美しい言葉を愛していたロクサーヌは、自分に送られてくるクリスチャンの手紙を大事にしていました。

そんなロクサーヌは、手紙を口に加えて、恋心を加速させていきます。可愛らしい容姿をしたヘイリー・ベネットさんが手紙を加える表情は、スクリーンを見ていて、本当に見とれてしまいましたね。

少し猫のような感じもして、その独特な仕草に、男は弱いものです。

聖母のような眼差し

ラストシーンでは、シラノが息絶えようとして、ロクサーヌは横に寄り添って、聖母のような表情で、見守ろうとします。

まるで、自分の大事な我が子を心配するかのような表情を見ていると、心が癒されてしまいます。男が女に敵わない所は、やはり母親から生まれてきて、ずっと母親に守られてきたからだろうなぁと考えさせられました。

それほどの優しい眼差しと、力強さを同居させる表情は必見ですね。

『シラノ』と他の映画を比較

ロクサーヌは、お金のために裕福な男と結婚させられそうになりますが、なんとかクリスチャンと結婚しようとします。

その反面、シラノが書いた手紙に胸をときめかせる所もあり、様々な表情や環境を見せてくれた女性でした。

それはさながら、映画『ストーリー・オブ・マイライフ』の4姉妹の多くを1人で演じるかのような感じすらあります。

ストーリー・オブ・マイライフでは、長女メグ(エマ・ワトソン)が家庭の幸せを優先させて、ジョーは小説家を夢見て、三女ベスは自分よりも他人を思いやり、四女エイミーはお金こそ幸せと信じていました。

様々な女優が登場するストーリー・オブ・マイライフを見るのも良いとは思いますが、たった一人で様々な表情を見せてくれるヘイリー・ベネットを見てみる事を悪くはないでしょう。

映画『シラノ』のまとめ

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引用:https://cyrano-movie.jp/

シラノを見た感想について、詳しく解説します。

映画『シラノ』のオススメ層

お金よりも、愛を信じて、美しい言葉に胸をときめかせる映画なので、三角関係に陥ったとしても、多くの女性が夢中になってしまう映画なので、女性にオススメしたい映画ですね。

男性が見てみるのも良いのですが、ヘイリー・ベネットさんのあまりの可愛らしさに、虜になってしまうかもしれないので、ご注意お願いします(苦笑)。

  • 小説を目指す方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 男性:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 女性:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『シラノ』の残念な所

全体的に、鑑賞者を夢中にさせる演出やストーリーになっていますが、いかんせんシラノが可哀想すぎます(苦笑)。

好きな女性から告白したい事があると言われて、誘われて会いに行ってみたら「自分の好きな男性を守って仲良くしてあげて欲しい」とお願いされてしまって、ハッキリ言って同じ立場の男なら泣きたくなるでしょう。

それでも、シラノがクリスチャンに協力してあげたのは、偽ってでも自分の言葉をロクサーヌに届けたいと思ったからだと思うので、その健気な心には胸を打たれるものがありました。

映画『シラノ』の見所

ヘイリー・ベネットさん推しの記事になってしまって、他の演出者の事も知りたい方には申し訳ないのですが、ヘイリー・ベネットさんは顔が可愛いだけではなく、透明感のある高い歌声から、力強い歌声まで発していて、何から何まで凄かったです。

クリスチャン役のケルヴィン・ハリソン・Jrさんの喜びを歌声に乗せて、歌っていく所もなかなか良かったのですが、やはり、この映画はヘイリー・ベネットさんの魅力に尽きる作品と言って良いでしょう。

2022年はまだ始まったばかりですが、今年で見てきた洋画の中では、一番、魅力的な作品でしたね。