映画『海が聞こえる』では、武藤里伽子の信じられない暴言が炸裂してしまうので、詳しく紹介しましょう。
- 映画『海がきこえる』のキャスト
- 映画『海がきこえる』のストーリー
- 『武藤里伽子の信じられない暴言が炸裂』
- ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー
- 『海がきこえる』の豆知識
- 『海がきこえる』と他の映画を比較
- 『海がきこえる』の感想
映画『海がきこえる』のキャスト
海がきこえるは、ジブリのアニメ作品として、1993年5月5日に日本で上映されました。DVDの収録時間は72分です。
監督&脚本&原作
海がきこえるは『となりのトトロ』や『風の谷のナウシカ』とは違って、あまりTV放送されない映画でしたが、多くのファンたちがいるアニメ作品になります。その監督になったのが、望月智充氏でした。
登場人物と声優
ジブリ映画『海がきこえる』は、珍しく女優や俳優たちではなく、声優たちが声を担当しています。
『海がきこえる』の主題歌
海がきこえるのの主題歌は、坂本洋子さんの『海になれたら』です。凄く静かで哀愁が漂うような曲調で、意地を張っている自分が穏やかな海のようになれたら、好きな人に告白できるという歌詞になっています。
映画『海がきこえる』のストーリー
杜崎が食器洗いのアルバイトをしていたら、親友の松野に電話で呼ばれてしまいます。松崎は何事だろうと思いながら学校へ向かいますが、この時から運命の女性と共に歩む歯車が動き出していたのです。
学校へ到着した杜崎が松野へ会いに行ったら、東京から転入してくる里伽子を校舎で案内してきた事を教えてくれます。杜崎はあまり興味を示そうとしませんが、美しい女子だった事もあって、松野は少し夢中になっていました。
そして授業に転入生の武藤里伽子が参加するようになったら、多くの男子生徒から注目されるようになってしまい、女子生徒はそれを不愉快に思うようになりました。
修学旅行で、杜崎は里伽子から誰にも内緒という約束で6万円もの大金を貸す事になってしまいます。里伽子によれば、お金をなくしてしまったというので、杜崎は仕方がないなと思ったのです。
武藤里伽子は修学旅行でお金を使うのかと思ったら、実は母親と離婚してしまった父親に会いに行くための費用として使おうとしていたのです。小浜は、里伽子の親友として一緒に連れて行かれそうになたので、困りはてて杜崎に電話してきました。
仕方なく杜崎が、小浜の代わりに東京まで一緒に行きますが、父親はすでに他の女性と一緒に暮らしていたのです。ショックを受けた里伽子は、杜崎の胸で泣いてしまうのです。
ところが、里伽子が高知に戻ってから、松野に信じられ無い暴言を吐いてしまって、杜崎は里伽子を問い詰めようとすると、顔をひっぱたかれるので、思わずひっぱたき返します。
二人の間で恋が芽生えるかと思われましたが、今後どうなっていくのでしょうか?
『武藤里伽子の信じられない暴言が炸裂』
杜崎が東京から高知へ戻ったら、二人が東京で一泊した噂が広まっていました。松野はたまらなくなって里伽子に告白しますが「私、高知も嫌いだし、高知弁を喋る男も大嫌い、そんな事を言われるとゾッとするわ」と吐き捨てられました。
杜崎は親友に暴言を吐いた里伽子が許せなくなって「最低じゃ、お前は」と言ったら、顔を引っ叩かれたので、逆に引っ叩き返します。しかし里伽子は「随分と友達思いじゃない?もういいでしょう!」と立ち去っていきます。
それからも里伽子は周囲に融け込もうとしないので、清水明子が率いる女子たちに囲まれて文句を言われますが、全くひこうとしません。里伽子の態度を近くで見ていた杜崎は「偉かった」と言いますが、それを聞いた里伽子に引っ叩かれてしまいます。
武藤里伽子は、きっと父親の事でムシャクシャしている事もあったと思いますが、さすがに、ここまでの暴言はひどいですね。
人間は、若い時は方言をバカにしてしまう事もあるし、仕方ない部分はあると思います。少しバカにして、笑いを取る場合もあると思いますが、さすがにゾッとするは、ひどすぎますね。
ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー
www.akira-movies-drama.com上の内部リンクをタップ(クリック )したら、ジブリ映画の全作品の豆知識・キャスト・ストーリーなどを見られるので、良かったら参考にしてみて下さい。
『海がきこえる』の豆知識
海がきこえるは、ジブリファンたちの間では、高い人気を集めていますが、様々な問題や確執のあるアニメとして知られています。そこで、海がきこえるの主題歌を紹介しながら、どのような問題や確執があるのか紹介しましょう。
宮崎駿監督は『海がきこえる』は嫌い?
ジブリの巨匠『宮崎駿』監督は、海がきこえるのストーリーがあまり好きになれなくて『耳をすませば』を作ったという逸話があります。実際にジブリファンの間では、海がきこえる派と耳をすませば派が存在するのです。
私はジブリ映画で最も好きな作品は耳をすませばだと思っているので、耳をすませば派の気持ちは分かります。確かに、海をきこえるは少し中途半端な終わり方をしたなぁと感じる所がありますね。
TV放送されない訳
海がきこえるを支持するファンが多いにも関わらず、地上波でTV放送されないのは、高校生なのにお酒を飲んでいるシーンが挙げられます。最近の日本のTVではコンプライアンスを重視しているので、その可能性は高いです。
もしくは宮崎駿監督から好かれていないという可能性もありますが、もしも、お酒を飲んでいるだけで放送されていなかったら、これほどもったいない話はないですね。
『海がきこえる』と他の映画を比較
海がきこえるのライバルと言える『耳をすませば』は、本を読む事が好きな少女 月島 雫が、いつも自分よりも先に本を読んでいる天沢聖司の事が気になっていきます。
ところが、実際に会った天沢聖司は、イヤミっぽい男子で、不愉快な気分になっていくのです。しかし、天沢聖司は、バイオリン職人を目指す所があり、再び惹かれるようになっていきます。
そのピュアな恋愛物語は、多くのファンをとりこにしているので、人気の度合いでいけば、今作よりも、耳をすませばの圧勝と言えるでしょう。
『海がきこえる』の感想
海がきこえるは、少し甘酸っぱいラブストーリーを描いたアニメになっています。そのような切なくなるアニメを見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『海がきこえる』のオススメ層
高校生たちが、突然やってきた美人の転入生に影響されて、右往左往するので、若年層やお子様たちには、興味深い映画と言えます。
しかし、高知弁を凄くバカにしてしまうシーンもあるので、高知の方は要注意の作品です。
- 高知県民:⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️
映画『海がきこえる』の残念な所
タイトルで『海がきこえる』とありますが、ほとんど海が関係していないストーリーになっています。それでも海を感じる事ができたのは、杜崎が松野と二人で防波堤から海を眺めるシーンでしたね。
そのため、もう少し海と関係のあるストーリー展開だったら良かったなと思いました。ネタバレになるので、あまり書けませんが、杜崎と里伽子の関係がハッキリしないままで終わるのは、少し残念でした。
映画『海がきこえる』の見所
杜崎・里伽子・松野など良い所もあれば、悪い所もあるキャラクターたちが生きて行く姿は、若者たちがこれから成長していく将来性を感じるもので、見ていて清々しい思いがしました。
そして性格が悪いような事を言わせてもらえれば、杜崎が里伽子に続いて、松野にも暴力を振るわれてしまうシーンには「うわ、かわいそう」と思わず笑ってしまいました。
やはり心の中のどこかで、東京から転入してきた美しい女子生徒と一緒に青春を生きられた杜崎の事を羨ましく思ってしまって、杜崎の不幸を笑ったのかもしれません。