吉岡ハルが猫に変えられても自業自得?映画『猫の恩返し』

映画『猫の恩返し』では、吉岡ハルが猫に変えられてしまいますが、自業自得な事があるので、詳しく紹介しましょう。

映画『猫の恩返し』のキャスト

日本のジブリ映画『猫の恩返し』は、日本で2002年7月20日上映されました。

監督&脚本&原作

ジブリの作品では、紅の豚平成狸合戦ぽんぽこ以来となる動物にスポットを当てたものが、猫の恩返しになります。それを製作したのが、森田宏幸監督です。

登場人物と声優

多くの声優たちが集まりましたが、驚くべき事に、主役のハルの声優を務めたのが、女優の池脇千鶴さんです。その他にも、袴田吉彦さん・丹波哲郎さん・山田孝之さんなど有名な役者さんが集まっています。

  • 吉岡ハル(声:池脇千鶴)猫を命がけで助けた女子高生
  • 吉岡直子(声:岡江久美子)ハルの母親
  • ひろみ(声:佐藤仁美)ハルの友達で明るい性格
  • チカ(声:本名陽子)ハルの友達でメガネをかけている女子
  • バロン(声:袴田吉彦)少しキザな猫
  • ムタ(声:渡辺哲)少し太った猫
  • トト(声:斉藤洋介)ムタと喧嘩する黒い鳥
  • ルーン(声:山田孝之)猫の国の王子
  • ユキ(声:前田亜季)美しい猫
  • 猫王(声:丹波哲郎)少し困った性格をした猫の国王
  • ナトリ(声:佐戸井けん太)猫王の近習
  • ナトル(声:濱田マリ)猫王の秘書

映画『猫の恩返し』のストーリー

女子高生のハルが外を歩いていたら、猫が道路を横断しようとしていました。ところが、何か口に加えていたものを落としてしまい、それを拾おうとした時に、信号が赤になってしまって、トラックが猫をひこうとしたのです。

これにハルは走り出して、部活で使っていたラクロスのスティックで猫を拾い上げます。そして、命がけの救出で、何とかハルや猫は助かったのです。

ところが、猫は二本足で立ち上がり「危ない所を助けて頂いて、ありがとうございました。お礼はまた後で」とおじぎをして、立ち去っていったのです。

ハルは自宅に戻り、夜になったので寝ようとしたら外で猫が騒いでいたのです。

そこで、ハルが外へ出てみたら、猫の行列がハルの家まで来ていて、猫王のご子息を助けたお礼をしますと言ってきたのです。

最初はネズミをプレゼントされるので、それを迷惑がってしまうと、ナトルは困惑してしまい、そこで「ぜひとも、猫の国に来て下さい」と提案してきたのです。

ハルは、猫の国なら、のんびりとできるかなと喋ってしまい、ナトルは「今夜お迎えに参ります」と言って、立ち去っていきました。ハルは冗談のつもりだったので、まさか本当に迎えに来る気ではないかと焦ってしまいます。

猫の国に着いたら。のどかな景に良い気持ちになり昼寝を始めてしまいます。そこに綺麗な猫が現れて「だめよハルちゃん、早く帰って。ここに居てはいけない」と止めようとします。そこへ、猫王の使いが現れて、ハルを猫の城へ連れて行ってしまいます。

猫王は自分の子供のルーンの妃にするために、何とハルを猫にしてしまったのです。これを鏡で見たハルはショックを受けて泣き出してしまいます。それを綺麗な猫の雪は心配そうな顔で眺めてしまうのです。

はたして、ハルは、どうなってしまうのでしょうか?

『吉岡ハルが猫に変えられても自業自得』

吉岡ハルは命がけで猫を助けたのに、人間から猫に変えられたので、一見すると可哀想に見えてしまいます。

しかし、その一方で、猫から「猫の国に来て下さい」と言われてしまって、ついつい猫の国へ行ってしまいます。

一部の猫が「だめだよ、ハルちゃん。早く戻らなければ」と忠告してくれたのに、すぐに戻ろうとしなくて、そこで猫の城へ連れて行かれてしまい、ついに猫に変えられてしまいました。

良心的な猫が忠告してくれたにも関わらず、すぐに帰らなかったので、そういった事を考えたら、少し自業自得な感じがありました。

ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー

www.akira-movies-drama.com上の内部リンクをタップ(クリック )したら、ジブリ映画の全作品の豆知識・キャスト・ストーリーなどを見られるので、良かったら参考にしてみて下さい。

猫の恩返し』と他の映画を比較

少し憎たらしい感じの猫が出てくる映画は、他にもって、それが『キャト アンド ドッグス』です。

猫の親玉 ペルシャ猫のMr,ティンクルズは、何回も手下の猫を派遣して、犬を叩き潰そうとします。

その狙いは、犬と人間の絆を壊して、人間に取って代わって、猫が世界を征服する事でした。

ブロディー教授は、犬アレルギーを治す薬を開発して、ついに完成させますが、Mr,ティンクルズは教授や家族たちを人質に取り、愛犬のルーに「教授が作った薬や研究の物を全て持ってこい、さもなくば、こいつら家族は全て始末する」と要求。

あまりにも、猫があくどかったので、愛猫家が観たら複雑な気分になるかもしれませんが、コミカルに猫と犬が戦い合う所はなかなか面白いので、必見の映画ですね。

映画『猫の恩返し』の感想

f:id:akira2013web:20220306184328j:plain

引用:https://www.amazon.co.jp/

猫の恩返しを見ていたら、猫が余計な恩返しをしていくので「猫なんて助けるものじゃないな」と思ってしまうような内容になっています。

それでは、本当に猫は助けるものではない内容になっているのか?私が『猫の恩返し』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

映画『猫の恩返し』のオススメ層

吉岡ハルが猫を助けてあげたら、猫の国に連れていかれて、猫に変えられてしまいます。しかし、性格の優しい猫も登場するので、猫好きの方であれば、オススメの映画です。

  • 愛猫家:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️

映画『猫の恩返し』の残念な所

猫の恩返しでは、猫が日本語で話しかけてくるので、見ていたら「そんなバカな」と思ってしまいます。

そのため風の谷のナウシカ』や『千と千尋の神隠し』のように、大人でも見やすい映画かと言われたら、少し違って、子供が見るような映画になっています。

猫が喋るにしても、ハルに迷惑をかける猫が笑顔ですり寄ってくる時に、もう少し意地悪そうな顔を影で見せるとか、そういう演出があっても良かったのではないかと思ったのが残念な所ですね。

映画『猫の恩返し』の見所

ハルは、猫に迷惑な恩返しで、猫にされてしまいますが、実はラストシーンでは違う猫たちからの恩返しで人間の世界へ戻れるように助けてもらいます。その意外なストーリーの展開は、猫の恩返しの大きな見所となっています。

さらに、ムタとバロンの掛け合いは見る人を笑わせてくれます。

実際にムタが猫の国から抜け出すために、少しズルをしようとするので、それで猫の兵隊たちに追いかけまわされる時に、バロンが「ムタが囮になっている間に」と言って、ムタから「囮じゃねぇぞ」と言い返すシーンは、最高に面白かったです。