源頼朝が帰国したのは兵糧のせいではない?大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第9話』

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大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第9話』では、源頼朝が鎌倉へ帰国しますが、実は兵糧が原因ではなかったので、詳しく紹介しましょう。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第9話』のキャスト

鎌倉殿の13人の登場人物や俳優さんたちは、以下の通りです。

北条家

源氏

伊東家

その他

平氏

藤原家

朝廷

大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第9話』のストーリー

源頼朝の大軍は大庭勢を蹴散らして、伊藤家の館に迫っていました。北条義時は八重を救うために、伊東祐親に「どうか、一緒に平家と戦いましょう」と説得しますが「生き恥をさらす訳にはいかん」と拒絶されてしまいます。

北条義時は「八重殿は、すけ殿には渡しませぬゆえ」と約束するので、ついに伊東祐親は降る事になりました。

源頼朝は、縄で縛られた伊東祐親に向かって「命までは取らぬ。よき孫たちに恵まれましたな。しばし三浦に預ける」と言い放ちます。しかし、八重は「すけ殿に会えなくてもいいから、館で侍女として働かせて下さい」と頼み込んできました。

北条義時は仕方なく、姉の政子に「しばしの間ですから、侍女として置いてやってくれませんか?」と説得しますが「どこの世界に、以前の妻を近くにおく女がいますか」といきりたちますが、しぶしぶ認めてあげます。

そんな時に、ついに平家の追討軍が迫っていて、武田は一足先に駿河に向かってしまいました。源頼朝は、黄瀬川を目指して出演じていき、世に名高い『富士川の戦い』が始まりました。

平維盛富士川で陣取り、黄瀬川で源頼朝武田信義の連合軍が迎え撃つ事になります。ところが、川辺にいた水鳥たちが一斉に飛びだったら、平家が驚いて退却していったのです!

源頼朝は「今こそ追い討ちをかける」と命じますが、兵糧が底をついてしまったので、豪族たちは次々に帰国してしまいます。

落胆する頼朝のもとに、九郎義経が馳せ参じてきて、二人は泣きながら抱き合い、共に打倒平家を誓います。歴史の歯車がいよいよ大きく動き出しました。

源頼朝が帰国したのは兵糧のせいではない』

源頼朝は、退却していく平家を追撃したかったのに、豪族たちが兵糧不足を理由に撤退していったので、追い討ちを断念してしまいました。

しかし、実際の所は、源頼朝は『いまは足元を固めるべきだ』と考えて、坂東の勢力拡大を目指して撤退します。

当時の鎌倉は周りを山と海に囲まれて天然の要害であり、多くの豪族もいた事から、三国志で例えれば蜀のような所と言えるでしょう。

諸葛亮は何度も無謀な北伐をして、魏を倒せませんでしたが、前漢を打ち立てた劉邦は蜀で力をたくわえて、万全の体制で項羽を打ち破ります。

どちらかと言えば、源頼朝劉邦のような人物であり、自ら出陣する事は少なく戦上手な部下に、戦を任せて、後方で政(まつりごと)を行なっていました。そのおかげもあり、源頼朝は、平家や源義仲などを撃破する事ができたのでしょう。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第9話』の見所とまとめ

源頼朝は坂東へ引き揚げましたが、これはこれで良かったと思います。あまりにも早急に追い討ちをかけても、まだまだ平家の勢力は大きく、平清盛も健在だったので、坂東で足元を固めるのは、上策と言えるでしょう。

今後は、源頼朝がどうやって、武田信義を抑えていくのか?その辺りに注目していきたいですね。