映画『借りぐらしのアリエッティ』では、翔が「君たちは滅びゆく種族なんだよ」と罵声を浴びせてしまうので、その理由について紹介しましょう。
- 映画『借りぐらしのアリエッティ』のキャスト
- 映画『借りぐらしのアリエッティ』のストーリー
- 『翔がアリエッティに罵声を浴びせた理由』
- ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー
- 『借りぐらしのアリエッティ』と他の映画を比較
- 映画『借りぐらしのアリエッティ』の感想
映画『借りぐらしのアリエッティ』のキャスト
日本のジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』は、2010年7月17日に日本で上映されました。
監督&脚本&原作
小人たちが、危険と隣り合わせで生活している所を描いた映画『借りぐらしのアリエッティ』を製作したのが、米林宏昌監督です。
登場人物&声優
借りぐらしのアリエッティの声優陣は、俳優さんや女優さんたちが多く参加しています。それでも、あまり不自然さを感じないアニメになっているのが、この映画の大きな特徴にもなっています。
- アリエッティ(声:志田未来)好奇心旺盛な小人
- ホミリー(声:大竹しのぶ)アリエッティの母
- ポッド(声:三浦友和)アリエッティの父
- スピラー(声:藤原竜也)小人の少年
- 翔(声:神木隆之介)人間の少年
- 牧貞子(声:竹下景子)翔の大叔母
- ハル(声:樹木希林)貞子の家のお手伝い
映画『借りぐらしのアリエッティ』のストーリー
病弱な翔は、ある年の夏、1週間だけ母親が住んでいた家で過ごす事になりました。大叔母の貞子が翔を気づかないながら、林に囲まれた家に着きます。
翔が庭に入っていくと、そこには一瞬だけ小人が草むらの中を動いているように見えました。しかし大叔母に声をかけられたので、家に入っていきます。その小人はアリエッティで、母のためにローリエを運んでいたのです。
夜になって、小人のアリエッティは洗濯バサミで髪を止めて、父のポッドと共に、人間の住む部屋へ狩りへ出かけます。ところが、眠っていた翔が、目を開いてアリエッティに気が付いてしまいました。
翔は「怖がらないで、今日庭で君を見かけたよ。母が言っていたんだ、小さい時にこの庭で小人を見たって、母が見たのも君なのかな」と話しかけてきました。
アリエッティはポッドと一緒に逃げるようにして、隠れ家に戻ります。しかし、ポッドは、人間に見つかった事は母に言わないように口止めするのです。なぜなら、母親は心配性だったからです。
翔は、部屋に置いてあったドールハウスを小人の隠れ家に、つけてプレゼントしようとしますが、それは小人にとっては恐怖でしかなく、ポッドは急いで引っ越しの準備をさせるように促します。
アリエッティは、翔の前に現れて「あなたのせいで家はメチャクチャよ、でも良いの今日はお別れに来たの」「全部、僕のせいだ」。
これで、アリエッティたちは旅に出るだけでしたが、母親のホミリーが、人間のハルに捕まえられてしまったのです!翔はアリエッティのために、ハルに気づかないようにホミリーを救出しようとしますが、心臓が悪いので、息を切らしてしまうのです。
はたしてホミリーを助ける事はできるのでしょうか?
『翔がアリエッティに罵声を浴びせた理由』
翔は、小人のアリエッティのために、角砂糖やドールハウスなどをプレゼントするほど、優しい人間でした。
そんな優しい性格をしているのに、なぜかアリエッティに「君は滅びゆく種族なんだよ」と言ってしまいます。
恐らく、翔は自分が病弱で、早いうちに死んでしまうので、アリエッティも同じ境遇に置かれたら、どのような事を思うのか?意見を聞きたかったのでしょう。
アリエッティは「そんな事ないわ」とすぐに否定したので、翔は寂しそうに謝るので、小人でさえ未来を諦めないのに、自分はなんて不甲斐ない奴なんだと思ったハズです。
ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー
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『借りぐらしのアリエッティ』と他の映画を比較
小人が活躍する映画は、今作以外にも『こびと劇場』というものもあります。こびと劇場は、130万部も超えるほどの絵本『こびとづかん』が実写化されたものです。
アリエッティとは違って、少し不気味な感じのキャラクターが多く登場します。しかし、キャラクター性の濃い映画が好きな方には、おすすめです。
映画『借りぐらしのアリエッティ』の感想
小人たちが様々な工夫をして、狩りをする映画『借りぐらしのアリエッティ』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『借りぐらしのアリエッティ』のオススメ層
病弱な翔が、小人を見て、少しずつ勇気をもらえるので、体または心が弱っている方には見て欲しい映画ですね。
翔の暴言は、少しキツく感じる方はいるかもしれませんが、それは翔自身が弱っているので、仕方ない所かもしれません。
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『借りぐらしのアリエッティ』の残念な所
借りぐらしのアリエッティは、小人たちが生活する所を見られるので、それだけでもワクワクできるストーリーになっているのですが、アリエッティの性格が少し傲慢に見えてしまうのが気になってしまいました。
実際に人様の家から物を借りて暮らしているクセに、翔が善意でした事について、厳しく問い詰める所は「それは無いんじゃないのか?」と思ってしまいましたね。
映画『借りぐらしのアリエッティ』の見所
アリエッティの性格は少し気になりましたが、小人がホッチキスをハシゴに使ったり、葉っぱを傘の代わりに使ったりする所は、小人の世界を見事に演出していて見応えがありました。
さらに、私が最も印象深いセリフだったのが、アリエッティを好きになった翔が「アリエッティ、君は僕の心臓の一部だ」と言う所で主題歌が流れるシーンです。
いくら心臓が弱い人間でも、少し聞きなれない言葉で、アリエッティがいかに大事な存在か分かるシーンでしたね。