風間俊が松崎海に惹かれた理由とは?映画『コクリコ坂から』

映画『コクリコ坂から』では、トラブルメーカーの風間俊が、なぜか松崎海に惹かれていくので、その理由について解説しましょう。

映画『コクリコ坂から』のキャスト

日本のジブリ映画『コクリコ坂から』は、2011年7月16日に上映されました。

監督&脚本

松崎海と風間俊が禁断の愛に苦悩する『コクリコ坂から』を製作したのが、宮崎吾郎監督になります。こちらの監督はゲド戦記を製作した事でも有名です。

登場人物&声優

コクリコ坂からでは、ヒロイン松崎海の声優を務めたのが、日本の女優として有名な長澤まさみさんです。その他にも、竹下景子さんや石田ゆり子など有名な女優さんが声優陣に参加しています。

映画『コクリコ坂から』のストーリー

松崎海は、父が亡くなった後も、朝早くからコクリコ坂にある自宅から旗を上げていました。

それから学校へ通学したら、何か騒々しかったので見てみたら、高い所からプールにめがけて風間俊が飛び降りたのです。それに驚いた松崎海は手を差し伸べて助けようとしたら、周りの男子たちから写真を撮られて、冷やかされてしまいます。

これには、松崎海は「バカみたい」と怒ってしまいます。それから、帰宅した後に、日が暮れたので、旗を下げていきます。所が、その時ふと風間俊が飛び降りてきたのを思い出してしまいます。

毛嫌いする男子ですが、風間俊の事が気になりだしていまて、妹の頼みで風間俊がいる部室へ向かう事になってしまいました。そこは明治時代に作られたカルチェラタンのある所で、ホコリまみれの汚い場所だったのです。

風間俊は、生徒会長の水沼史郎と協力して、このカルチュラタンを守ろうとしていました。実は、古くなったカルチュタランは取り壊しの危機にさらされていたのです。

松崎海は、風間俊と一緒に協力するようになってから、まるで恋人同士のように親密な関係になっていきますが、急によそよそしい態度を取られてしまって「嫌いになったのなら言って!」

そこで観念を決めた風間俊は、同じ写真を見せて「澤村雄一郎、俺の本当の親父。まるで安っぽいメロドラマだ。俺たちは兄弟って事だ」と告白されてしまいます。大きな衝撃を受けてしまいますが、二人の関係はどうなってしまうのでしょうか?

『風間俊が松崎海に惹かれた理由』

風間俊は、プールに飛び込み、松崎海が心配して手を差し伸べようとしますが、周りの男子から茶化されてしまい、スッカリ松崎海から嫌われてしまいます。

女子の思いを考えようともしない男子でしたが、それはカルチュラタンを守ろうとして、必死だったからでしょう。

それでは、いつから風間俊が松崎海に心惹かれていったのかと言えば、自分にツーンとしている女子なのに、どこか自分の事をしっかりと見てくれるので、ギャップに惹かれていった可能性があります。

しかし、惹かれていき恋人同士になったのかと思ったら、二人の親が同じであると知って、苦しむようになったのは、なかなか辛いシーンでした。

ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー

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コクリコ坂から』と他の映画を比較

学生同士が、当初は反発しながらも、次第に惹かれていくのは、ジブリ映画『耳をすませば』とよく似ています。

唯一違うのは、二人の親が同じかどうか?その違いだけでしょう。個人的には、耳をすませばのほうが、自然な感じがして好きですが、昔のよき日本を描いたコクリコ坂からも、なかなか良い味を出していました。

こればかりは、個人の好みによって変わるので、自然な恋愛を見たいのであれば『耳をすませば』のほうが良いですし、古き良き日本を見たいのであれば『コクリコ坂から』のほうがオススメですね。

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映画『コクリコ坂から』の感想

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引用:https://www.amazon.co.jp/

コクリコ坂からは、二人の禁断の愛と、カルチェラタンの存続を中心にして描かれた作品でした。そのような作品を見た感想を紹介するので、この作品を詳しく知りたい方は参考にしてみて下さい。

映画『コクリコ坂から』のオススメ層

学生同士の恋愛が描かれていますが、古き昭和の時代を描いているので、意外とシニア層にもオススメの映画ですね。

これを見たら、思わず学生時代を思い出すかもしれないので、この映画を見て、たまには昔を思い出してみるのも悪くはないかもしれません。

  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『コクリコ坂から』の残念な所

コクリコ坂からは、高度成長期の頃を描いた作品なので、その時代を生きた方たちであれば共感できると思います。しかし、高度成長期を生きていない方たちは、生まれてもいない時代設計の話にあまり共感できない方も多いでしょう。

実際に私は結構なおっさんのほうですが、昭和の高度成長期には生まれていなかったので、少し『ALWAYS 三丁目の夕日』に似ている感じがしましたね。そのため、昭和の高度成長期に興味がない方が見たら、退屈に感じてしまうかもしれません。

映画『コクリコ坂から』の見所

宮崎吾朗監督が製作した『ゲド戦記』を批判した方たちでも「あの作品に比べれば、コクリコ坂からのほうがまだ良い」という評価をしている方は多くいます。

実際にゲド戦記コクリコ坂からの両方を見た感じでは、コクリコ坂からのほうが丁寧に描き込まれていて満足できる内容になっていました。

そして、昭和の高度成長期を生きていなくても、歴史のある建物で学校生活を送れる事や、純愛を貫こうとする学生の姿には好感を持てました。そのため、高度成長期を生きていない方でも、共感できる所もあるので、見ておく価値はあります。