映画『コウノトリ大作戦』では、ジュニアが最大の失敗を犯してしまうので、どのような失敗をしたのか詳しく紹介しましょう。
- 映画『コウノトリ大作戦』のキャスト
- 映画『コウノトリ大作戦』のストーリー
- 『ジュニアが犯した最大の失敗』
- 映画『コウノトリ大作戦』の豆知識
- 『コウノトリ大作戦』と他の映画を比較
- 映画『コウノトリ大作戦』の感想
映画『コウノトリ大作戦』のキャスト
アメリカ合衆国で作られたCGアニメ『コウノトリ大作戦』は、2016年11月3日に日本で上映されました。DVDの収録時間は、約87分になります。
監督&脚本
- 監督:ニコラス・ストーラー&ダグ・スウィートランド
- 脚本:ニコラス・ストーラー
登場人物&声優
コウノトリ大作戦では、お笑いコンビのアンジャッシュのお二人が声優陣に加わっています。私は、この映画で、トーディの児嶋一哉さんの声にハマってしまいました。
- ジュニア(声:渡部建)社長になろうとするコウノトリ
- チューリップ(声:清水理沙)ドジな人間の女性
- ジャスパー(声:立木文彦)配達を放棄したコウノトリ
- ネイト(声:池田優斗)弟が欲しい人間
- ハンター(声:玄田哲章)会長になろうとする社長
- トーディ(声:児嶋一哉)社長のスパイのハト
映画『コウノトリ大作戦』のストーリー
コウノトリの宅配会社では、業績が優秀なジュニアが、ハンター社長に呼ばれていました。そこでハンター社長から「自分は社長から会長になるから、次に社長になるのはお前だ」と言われます。所が、それには条件があったのです。
ハンター社長が突きつけた条件とは、会社に残ってしまった人間チューリップを、人間の世界に戻す事。つまりクビにするという事だったのです。このチューリップは、ジェスパーが人間界へ贈り届ける手はずでした。
しかしジェスパーは親元へ贈る装置を壊してしまって、配達を放棄して飛び去っていったのです。それからは、チューリップは会社に残りましたが、この人間が頑張ろうとするほど、会社に大きな損害を与えてしまうドジな女性だったのです。
ジュニアは社長になりたくて、チューリップにクビを宣告しようとしますが、あまりにも残酷な行為なので、戸惑ってしまいます。そこで誰も来ないような窓際に追いやりました。
チューリップは手紙仕分け部の仕事を任されますが、ジュニアから「部屋から出ないように」と強く警告されていました。その頃、人間界ではネイトという小さな男の子が、弟がいなくて寂しい思いをしていました。
そんな時に、ネイトは寂しくて家の中にある荷物を何となく見ていました。そこに、コウノトリの宅配会社が赤ちゃんを贈り届けていた時のハガキを目にしてしまいます。ネイトは弟が欲しくて、密かに赤ちゃんを贈って欲しいとハガキを書きます。
そのハガキは、ジュニアの所まで届きますが、赤ちゃんを人間界に送る事は禁止されていました。はたして、ジュニアは、どんな決断を下すのでしょうか?
『ジュニアが犯した最大の失敗』
ジュニアは、ハンター社長に「チューリップはクビにしました」と嘘の報告をしていましたし、会社の方針で赤ちゃんを贈り届ける事も禁止されていたのです。
ジュニアはチューリップが勝手な事をしてしまった事を責めますが、嘘を隠し通すために、チューリップを人間界に送り届けようとしますが、チューリップの失敗で飛行機は墜落してしまいます。
その失敗に怒るジュニアは、チューリップと口論して「お疲れちゃーん」と言って、置いてけぼりにして赤ちゃんを連れて立ち去っていきます。所が、赤ちゃんを狙うオオカミたちにジュニアやチューリップは捕まってしまうのです。
こうして振り返って見ると、ジュニアが犯した最大の失敗は、チューリップを最初にクビにできなかった事でしょう。
確かに、残酷な行為ですが、それを最初にしていたら、ここまで苦労する必要がなかったので、最初にドジを踏んでしまいましたね。
映画『コウノトリ大作戦』の豆知識
コウノトリが赤ちゃんを贈り届けるのは、映画だけの話ではなく、日本でもよく言われている話でした。しかし、なぜコウノトリなのか?不思議に思う方もいるでしょう。そこで、コウノトリが赤ちゃんを運ぶ豆知識について、詳しく紹介しましょう。
コウノトリは赤ちゃんを運ばない?
日本ではコウノトリが赤ちゃんを贈り届けてくれると言われていますが、正確にはコウノトリではなく『シュバシコウ』という鳥が赤ちゃんを贈り届けてくれるのです。
それを日本では、シュバシコウをコウノトリと聞き間違えてから、日本ではコウノトリが赤ちゃんを贈り届けてくれると信じられるようになりました。コウノトリとシュバシコウは嘴の色は違いますが、シュバシコウはコウノトリ科の鳥になります。
なぜコウノトリは赤ちゃんを運ぶ
それでは、なぜコウノトリ科のシュバシコウは赤ちゃんを運ぶように思われていたのか疑問が残ります。実は、それはヨーロッパの逸話から、シュバシコウが赤ちゃんを贈り届けてくれると考えられたのです。
その逸話では、ある家で、夫婦が子供を授かれないで頭を悩ませていました。所が、その家の煙突で、シュバシコウが巣を作ってしまって、ヒナを生んでしまいます。しかし夫婦はシュバシコウの巣を壊すのは可哀想なので、暖炉を使うのを我慢して、そっとしておきました。
そうしたら、シュバシコウは無事にヒナを産めて、旅立っていきました。そうしたら、何と夫婦は赤ちゃんを授かれたのです。それから、コウノトリ科のシュバシコウは赤ちゃんを贈り届けてくれるように思われたのです。
皇太子殿下のご発言
日本ではコウノトリ発言で、注目を集める時期がありました。それは皇太子殿下(現在の令和天皇)にお世継ぎが、いつできるのかマスコミが騒いでいた時の事です。
そこで皇太子殿下は「コウノトリはどうも静かな環境を好むようでして」とご発言した事がありました。
私は、このご発言を聴いた時は、このご発言は上手いなぁと感慨深くなりましたが、日本のマスコミはもっと皇室に敬意を払う報道を心がけて欲しいものだなとも思いましたね。
『コウノトリ大作戦』と他の映画を比較
今作では、赤ちゃんを宅配する事が禁止される作品でしたが、映画『ボス・ベイビー』では、赤ちゃんが人間の世界に送り込まれますが、その赤ちゃんは極秘任務を遂行しようとしていて、人間の少年ティムと大喧嘩する事になります。
ボス・ベイビーシリーズは人気シリーズとなり、続編も登場しますが、コウノトリ大作戦はまだ続編が決まっていないので、そこは残念ですね。
映画『コウノトリ大作戦』の感想
コウノトリの宅配会社から、赤ちゃんを贈り届ける事になりますが、ワンマン社長に告げ口するトーディがいたり、オオカミに襲われたりします。そのような危機迫る映画を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『コウノトリ大作戦』のオススメ層
赤ちゃんがコウノトリで運ぶべきかどうかで、悩まされる映画になっているので、小さい子供から「赤ちゃんは、どうやったらできるの?」と言われて悩まされている親御さんには、オススメの映画ですね。
親御さん:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
中年層:⭐️⭐️⭐️
シニア層:⭐️⭐️
映画『コウノトリ大作戦』の残念な所
チューリップがドジで、色々な失敗をするのですが、それはさすがにありえないだろうと思いものが数多くありました。そのため、チューリップのドジな話を作るのが、やりすぎを感じたので、そこは少し残念な所でしたね。
映画『コウノトリ大作戦』の見所
自分が、この映画で心にヒットしたのはトーディの「じゃーん」という語尾を付ける所ですね。トーディは上司である社長がヘリコプターに乗り込むシーンでも「すげぇじゃーん」とタメ口で驚いて、その喋り方は凄く面白かったですね。
そして動物と人間がタッグを組んで、赤ちゃんを贈り届けるストーリーも面白みはありました。それでも自分の中では、トーディのキャラクター性が優っていましたね。
そのため、この映画を見る時はトーディにぜひ注目してみて下さい(じゃーんは日本語吹き替え版)。