映画『ヴォイジャー』では、ザックが極悪で残酷な性格になっていくので、その3つの要因について紹介しましょう。
映画『ヴォイジャー』のキャスト
アメリカ合衆国・イギリス・チェコ・ルーマニアの合作によるSF映画『ヴォイジャー』は、日本では年に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- クリストファー(演:タイ・シェリダン)リチャード亡き後に指揮官となる人物
- リチャード・アリング(演:コリン・ファレル)最初の指揮官
- セラ:リリー(演:ローズ・デップ)キーマンとなる美しき女性
- ザック(演:フィン・ホワイトヘッド)欲望のままに暴走する男性
映画『ヴォイジャー』のストーリー
地球は温暖化によって飢饉に陥ってしまい、このままでは人類は絶滅の可能性があったので、新たに住める星をい探索する事が決定さまれした。
その飛行期間は86年にも及ぶので、宇宙船に乗るのは、大人のリチャードに30人の子供たちであり、その子供たちの孫ぐらいが新しい星に到着する予定でした。
狭い宇宙船の中で共同生活をするために、青い飲み薬で、人間の感情を抑制する事が決まっていましたが、これがザックに見破られて、飲みすぐりを飲む振りをして捨てていたのです。
ザックは、次第に欲望を抑えきれずに、セラという美しい女性の胸を触ってセクハラするようになり、リチャードから「お前は何をしている!これは懲罰モノだぞ」と厳しく叱責されます。
しかし、宇宙船の外から何か軋む音が聞こえてきたので、リチャードはクリストファーと共に船外を調べようとしたら、凄まじい電流が走り、リチャードは感電死してしまいました。
謎の多い死でしたが、クリストファーが指揮官に選ばれたら、最初はザックは歓迎していましたが、次第に反発するようになり、クリストファー派とザック派に分かれて争うようになります。
クリストファーは任務をこなすために、各自に仕事をするように命じていたのに、ザックは好きな事をして任務など知った事かと主張したので、多くの船員たちは楽なほうへ流れていきました。
やがて、ザックたちは、クリストファー派のメンバーを殺害するようになり、クリストファーやセラはザックを殺害しようとしますが、どうなってしまうのでしょうか?
『ザックが極悪で残酷な性格になった3つの要因』
感情を抑える飲み薬を飲まなかったとは言え、あまりにもザックは残酷な事をしてしまいます。
なぜ、彼だけ、ここまで極悪で残酷になってしまったのかと言えば、次の要因が挙げられます。
- 自分たちは大人たちに騙されていたと思った所
- リチャードが、自分の好きな女のセラの肩に、手を置いているのを見て嫉妬した所
- 大人の決めた任務がバカバカしかったので、それを守ろうとした者を排除したかった為
まずは、感情を抑えるために飲み薬を飲まされている事を知らされていなかったので、大人たちに強い反感を持ってしまったのが大きな要因でした。
そのショックから、すぐにリチャードがセラにスキンシップをしていたので、もう我慢できなくなったのでしょう。
リチャードは仲間と一緒に、信じられない行動に打って出ますが、これで親友だったクリストファーと大きく衝突していく事になります。
『ヴォイジャー』と他の映画を比較
ヴォイジャーは、人類が住める星に向かう途中で、大人になったクリストファーとザックが船内で争うようになるので、少し暗くて憂鬱なSF映画になっていました。
それに比べて、映画『オデッセイ』は、マーク・ワトニー(演:マット・デイモン)が火星に取り残されても、なんとか生き延びるために、SF版のサバイバルをして、決して暗い内容にならず、斬新なストーリーで見応えがあります。
映画『ヴォイジャー』のまとめ
ヴォイジャーを見た感想について、詳しく解説します。
映画『ヴォイジャー』のオススメ層
少年たちが成長していくうちに、大人に反発して、ついに殺し合いをするようになるので、あまり教育上はよくありませんが、それでもキッズが見てみる価値はありますね。
そして、子供をいかにして育てていくのか?それを考えさせられるSF映画なので、親御さんたちにも、オススメしたい作品です。
- 親御さんたち:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『ヴォイジャー』の残念な所
目的の星にたどり着く前に終わってしまって、その間の争いを描く映画なので、今までと違うタイプのSF映画ですが、あまりにもザックが残酷すぎて引いてしまう作品です。
途中から、ザックがずっと残酷な事をして、他の船員たちがそれに耐える映画であり、あまり希望も感じられない映画なので、あまり気分がパッとしない作品ですね。
映画『ヴォイジャー』の見所
リチャードの謎の死が、エイリアンによるものか?それとも事故なのか?その謎を解明していくので、少しミステリーの要素もあって、面白い部分はありました。
ただし、ザックがセラの胸を触ろうとするので、女性が見る作品としては気分が悪くなるので、そこは要注意ですね。
クリストファーは指揮官として失敗してしまいますが、セラが3人目の指揮官として上手くまとめあげていきますが、その方法が制作国のアメリカ合衆国らしいやり方だなとは思いました。