映画『マイ・フェア・レディ』では、花売り娘のイライザが、ヒギンズから地獄のレッスンを受けるので、その内容について詳しく紹介しましょう。
- 映画『マイ・フェア・レディ』のキャスト
- 映画『マイ・フェア・レディ』のストーリー
- 『イライザがヒギンズから受けた地獄のレッスン内容』
- 『マイ・フェア・レディ』と他の映画を比較
- 映画『マイ・フェア・レディ』のまとめ
映画『マイ・フェア・レディ』のキャスト
アメリカ合衆国のミュージカル映画『マイ・フェア・レディ』は、日本では1964年12月1日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:ジョージ・キューカー
- 脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
登場人物&俳優
- イライザ(演:オードリー・ヘプバーン)下品な喋り方をする花売り娘
- ヒギンズ教授(演:レックス・ハリソン)イライザを叱責する教授
- ピカリング(演:ウィルフリッド・ハイド=ホワイト)賭け事をする大佐
- ピアス夫人(演:モナ・ウォッシュボーン)イライザを心配する夫人
- フレディ(演:ジェレミー・ブレット)イライザに恋をする高貴な男性
映画『マイ・フェア・レディ』のストーリー
イライザは、下品な喋り方で花を売っていたら、近くでヒギンズがメモをしていたので「もしかしたら、私をしょっぴく気かい?私は花を売っているだけだよ」とまくしたてます。
しかし、イライザは、ヒギンズが喋り方を研究すると聞いていたので、翌日になって喋り方のレッスンを受けようと考えて、ビギンスの家にまで押しかけてしまいます。
ヒギンズは、最初は乗り気ではなかったのですが、ピカリング大佐から「もし、この下品な女を公爵夫人にまで成長できたら、大金を出してやろう」
ヒギンズは「こうまで下品なら、やりがいがある。このバカ女を公爵夫人に仕立て上げる」と突然やる気が出てきました。
イライザは、バスタブに初めて入る事になりますが、今まで見た事もない所に、いきなり裸にされて入れられようとするのでパニックに陥ってしまいます。
ヒギンズの特訓は過酷を極めて、正しくA・B・Cと発音できるまでは、チョコレートはおろか食事も与えず、時には口の中にビー玉を入れて正しく発音させようとしました。
その甲斐もあって、正しく発音できるようになったので、ヒギンズは貴婦人が多く集まる競馬場まで、イライザを連れていきますが、正しく発音できても、たまに下品な言葉で喋ってしまい、ヒギンズは頭を抱え込んでしまいます。
翌日になり、いよいよ王侯貴族の前までイライザたちは謁見しに行きますが、その美しい容姿や喋り方に、王子と一緒に踊る事ができて、ヒギンズの行なってきた事に成功しました。
しかし、イライザは、この後どうすれば良いのかと思って不安に陥ってしまい、ヒギンズと口論して家を飛び出してしまいます。
そこへ、イライザに一目惚れしたフレディが駆け寄ってきて、一緒に行動しますが、この後イライザはどうするつもりなのでしょうか?
『イライザがヒギンズから受けた地獄のレッスン内容』
イライザ(演:オードリー・ヘプバーン)は、発音をよくするために、朝から晩まで、機械を使って、正しい発音ができるようにレッスンを受けていました。
機械なので、正確な結果が残るので、ヒギンズが納得できるまで、その鬼のようなレッスンは続きます。しかも、正しくA・B・Cと発音できなければ、お菓子はおろか食事さえ与えられない始末でした。
極め付けは、口の中にビー玉を入れて、美しく発音させる方法です。あまりの難しさに、イライザはビー玉を1個飲み込んでしまいますが、ヒギンズは全く動じず、新たなビー玉をイライザの口の中へ押し込んでしまうのです。
いくら、発音をよくするためとは言え、もはやスパルタすぎますね。
『マイ・フェア・レディ』と他の映画を比較
マイ・フェア・レディは高級感のある街並みや家ばかりで現実離れした所がありますが、映画『ティファニーで朝食』ではリアリティーのある所が多く登場します。
ティファニーで朝食も、オードリー・ヘプバーンの代表作なので、見てみる価値はありますね。タイトルからして、もう少し優雅な感じかな?と思っていたのですが、思ったよりも、庶民の女性の生活を表した映画でした。
映画『マイ・フェア・レディ』のまとめ
マイ・フェア・レディを見た感想について、詳しく解説します。
映画『マイ・フェア・レディ』のオススメ層
身なりや喋り方が汚かった女性を公爵夫人に育てようとする映画なので、オードリ・ヘプバーンファンだけではなく、教育関係者の方にも見て欲しい映画ですね。
ただし、かなりのスパルタ教育なので、それをソックリそのまま真似しないように注意して欲しいです。
- 教育関係者:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 男性:⭐️⭐️⭐️
- 女性:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『マイ・フェア・レディ』の残念な所
ヒギンズが、金をちらつかせながら、女を女と思わないような態度を取ってしまうので、現代人の女性が見たら、少し不快な思いを抱くかもしれないので、そこは要注意ですね。
ミュージカル映画ですが、現代のミュージカル映画のように踊りながら歌うシーンは、ほとんど出てこないので、そこはあまり期待しないほうが良いですね。
映画『マイ・フェア・レディ』の見所
日本では、高貴なイメージがあるオードリー・ヘプバーンで、下品な喋り方をして、まくしたてるシーンが出てくるので、今まで感じていたイメージと違うオードリー・ヘプバーンを見たい方には、必見の映画ですね。
あまりダンスをしながら歌うシーンはありませんが、オードリ・ヘプバーンの美しい歌声を聴けるので、そういった事を考えたら、歴史的なミュージカル映画と言えます。
イライザ・ドゥーリトル(演:オードリー・ヘプバーン)は、口の中にビー玉を入れた状態で、正しい発音ができるように特訓させられてしまいますが「ビー玉を1個飲んじまった」と訴えてしまいます。
しかし、ヒギンズが「まだビー玉はあるから大丈夫だ」と、さらにビー玉を口に入れ込んでしまうので『そういう問題か?』と苦笑いしてしまいましたね。
このように、ヒギンズは鬼のような特訓をさせてしまいますが、どこか笑ってしまう所もあるので、なかなか面白い映画ですね。
さらに、イライザ・ドゥーリトルは肌や髪が汚れている状態で、汚い喋り方だったのに、少しずつ見かけや喋り方が上品になっていく過程を見られるので、そこは今作の大きな見所です。
高級感のある街並みや家などが多く登場するので『昔の映画って、本当に高級感があったんだなぁ』と感慨深くなってしまいました。