映画『暗くなるまで待って』では、目の見えないスージーが、マイクたちが怪しいと思ったキッカケがあったので、詳しく紹介しましょう。
- 映画『暗くなるまで待って』のキャスト
- 映画『暗くなるまで待って』のストーリー
- 『スージーがマイクたちが怪しいと思ったキッカケ』
- 『暗くなるまで待って』と他の映画を比較
- 映画『暗くなるまで待って』のまとめ
映画『暗くなるまで待って』のキャスト
アメリカ合衆国のサスペンス映画『暗くなるまで待って』は、日本では1968年5月1日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:テレンス・ヤング
- 脚本:ロバート・ハワード・カリントン
ジェーン=ハワード・カリントン
登場人物&俳優
- スージー・ヘンドリクス(演:オードリー・ヘプバーン)盲目の女性
- ハリー・ロート(演:アラン・アーキン)冷酷な犯罪者
- マイク・トールマン(演:リチャード・クレンナ)少しだけ温厚な詐欺師
- カルリーノ(演:ジャック・ウェストン)マイクの相棒
- サム・ヘンドリクス(演:エフレム・ジンバリスト・Jr)スージーの夫
- リサ(演:サマンサ・ジョーンズ)詐欺師
- グロリア(演:ジュリー・ハーロッド)スージーと同じ家に住む少女
映画『暗くなるまで待って』のストーリー
サムは、会った事もない女性リサから、人形を渡されてしまって、仕方なく人形を持ちながら空港を通過する事になってしまいます。
しかし、その人形にはドラッグが隠されていて、リサは密かに犯罪グループからドラッグを独り占めしようとしていました。その頃、マイクとカルリーノたちは、リサに呼び出されていて、手紙には『部屋は空いています』とありました。
部屋に入ると、誰もいなくて『どういう事だ?』と不審を抱いていたら、そこにハリーが現れて、何と部屋の中には殺害されたリサの遺体があったのです。
二人は、何も知らず、部屋のいたる所に自分たちの指紋がついていたので、リサを殺害したハリーに強力せざるを得なくなります。
ハリーは、ドラッグが多く入った人形を探し出そうとしていて、この部屋はサムとスージーたち夫婦が住んでいた部屋でした。
スージーは一人で部屋に帰ってくるので、ハリーたちは隠れますが、すぐ近くにいるのに、スージーは何も気づきませんでした。実は、スージーは目が見えない女性だったので、すぐ近くに犯罪者や遺体があっても気づかなかったのです。
このままにしておけば、スージーの夫も帰ってくるので、犯罪者たちは、早めのうちにスージーから人形のありかを聞き出す必要がありました。
スージーは、マイクたちから、言葉たくみに人形のありかを聞かれますが、少しずつ『この人たちは少し怪しい』と思い始めます。マイクは、根は悪い詐欺師ではなかったので、穏便に済ませたかったのに、ハリーによって殺害されてしまうのです。
ハリーは力づくでも、スージーから人形のありかを吐かせようとしますが、はたして、どうなってしまうのでしょうか?
『スージーがマイクたちが怪しいと思ったキッカケ』
マイクは、サムの親友と嘘をついて、なんとか人形のありかを聞き出そうとしていて、その後にロートが老人の振りをして「息子の嫁がサムと不倫している」と嘘をついて、騒動になっていきます。
しかし、その後に今度はカルリーノが警察の振りをして、入ってきて、スージーは『そんなバカな』と混乱してしまうのです。
3人は、一時引き下がっていきますが、スージーは3人の男たちの話に少し違和感を抱いて、二階に住むグロリアに、外の様子を聞いたら「男がいるけどパトカーではなくて、バンの車がある」と教えられます。
警察と聞いていたのに、パトカーではなく、バンである事に『今まで、自分は騙されていた』と知って、マイクたちは怪しいと思い始めました。
途中までは、マイクは本当に夫の親友と思っていましたが、マイクも人形のありかを知りたがっていたので、怪しい人物を気づけたのでしょう。
『暗くなるまで待って』と他の映画を比較
スージーは、目が見えない事で、すぐ近くに犯人や遺体がある事に気づけなくて、恐怖を演出していましたが、これによく似ている映画が『ドント・ブリーズ』です。
ドント・ブリーズでは、若い犯罪者たちが、盲目の老人が住む家に侵入しようとしますが、盲目の老人(演:ステファン・ラング)は元軍人であり、恐ろしい力を発揮して、犯罪者たちを逆に追い詰めていきます。
犯罪者たちは、相手が盲目なので、息を潜めてバレずに逃げようとしますが、その静寂さが恐怖を増幅させるので、怖いものを見たい方にはオススメの映画ですね。
映画『暗くなるまで待って』のまとめ
引用:https://www.akira-movies-drama.com/entry/2022/03/14/203016
暗くなるまで待ってを見た感想について、詳しく解説します。
映画『暗くなるまで待って』のオススメ層
犯罪者や遺体がすぐ近くにあっても、なかなか気づけなくて、目が見えないながら、親しい人に協力してもらい、危機を脱出しようとするので、今までにないサスペンス映画を見たい方には、オススメの映画ですね。
大人の女性や幼い少女が協力して、犯罪者から身を守ろうとするので、親娘で見てみるのも、悪くはないでしょう。
- ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『暗くなるまで待って』の残念な所
グロリアは、幼い少女であり、人形を帰したくないと思う気持ちは分からなくもないのですが、なぜスージーは危険を承知で人形を隠そうとするのか?その辺りが、いまいち、よく分かりませんでした。
そして、マイクが怪しいと思うのは、何となく理解できますが、いきなり「もしかして、マイクも」といきなり怪しく感じるので『凄く、突然に思いつくな』と思ってしまいましたね。
昔の映画にしては、盲目の女性が危機から脱しようとするのは面白みがありますが、あまりお金をかけていない映画であり、見ていて『少し地味な映画だなぁ』と思ってしまいます。
映画『暗くなるまで待って』の見所
オードリー・ヘプバーンは、恋愛映画ばかり出演しているイメージがありますが、この映画は珍しくサスペンス映画なので、ローマの休日に出演しているオードリ・ヘプバーンとは違う演技を見たい方には、オススメしたい映画です。
さらに、オードリー・ヘプバーンが、目が見えない演技をするために、目の焦点を少し合わせませんが、その演技が上手いので、その辺りは今作の大きな見所ですね。