映画『パリの恋人』で、ディックがジョー(オードリー・ヘプバーン)と付き合えるようになった要因について、詳しく紹介します。
映画『パリの恋人』のキャスト
アメリカ合衆国のミュージカル映画『パリの恋人』は、日本では1957年9月28日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:スタンリー・ドーネン
- 脚本:レナード・ガーシュ
- 製作:ロジャー・イーデンス
登場人物&俳優
- ジョー・ストックトン(演:オードリー・ヘプバーン)図書館で働く少女
- ディック・エイブリー(演:フレッド・アステア)ジョーに惚れ込むカメラマン
- マギー・プレスコット(演:ケイ・トンプソン)強引な性格の編集長
- エミール・フロストル教授(演:ミシェル・オークレール)ジョーに敬愛される教授
映画『パリの恋人』のストーリー
マギー編集長は、これからのデザインは「ピンクよ」と言い出して、多くの者たちを動員して、何から何までピンクに染め上げていきます。
ここまでの事をしておきながら、まだまだ納得できなくて、今度は図書館に乗り込んで、いきなり撮影を始めてしまうので、そこで働いていたジョーから「ちょっと、何なの?早く出ていって」と言われても、全く意に介しません。
マギーは、ジョーの事を何とも思っていませんでしたが、ディックはカメラマンとして「ジョーは素晴らしい女性だ」と思い、彼女をモデルとして採用しようとします。
しかし、ジョーには、その気がなくて断り続けますが、パリで仕事をする事が分かると「パリに行く事ができれば、フロストル教授の話を聞く事ができる」と希望を抱き、モデルの仕事を引き受ける事にしました。
ジョーは、共感について抗議を受けたいと目を輝かせていたら、ディックから、いきなりキスをされて「どうして?」「共感だよ。君がキスして欲しそうだったから」
あまりの出来事に、あっけにとられますが、二人は次第に相手を意識をするようになってしまいます。
パリに着いたら、ジョーはモデルとして仕事をしていきますが、ようやくフロストル教授の話を聞く事ができます。ところが、そこにディックが現れて「コイツは、教授としてではなく、ジョーを女としてしか見ていないオスだな」と嫉妬を抱いてしまいます。
ディックは、ジョーを強引に連れ出してしまい「何するの?」「あいつはオスで、君を女としてしか見ていない」「私の知性は見ていないっていうの」と言い合いになってしまいます。
ジョーは頭に来て、再び教授のもとへ行きますが、ディックの言う通りで、教授はジョーに言いよってきて、知性の事など眼中にありませんでした。
はたして、ジョーの運命はどうなってしまうのでしょうか?
『ディックがジョーと付き合えるようになった要因』
ジョーは、フロストル教授に憧れていますが、なぜかジョーにキスをされたら、相手を嫌うどころか、意識するようになってしまいます。
なぜ、このような事になったのかと言えば、ジョーがキスした理由について「共感だよ」と言ったからでしょう。ジョーは、教授の共感について興味があったので、知的な女性である事から、共感という言葉に大きく突き動かされたのでしょう。
敬愛している教授が取り上げている共感という言葉を使われては、むやみに嫌う事もできずに、少しずつディックにのめりこんでいきました。
しまお、自分が敬愛していた教授は、実は自分の事を女としてか見ていない事を見抜けなかったのに、ディックはジョーの事を心配して「あいつはオスだ」と罵った事も大きな変化をもたらしました。
このような理由から、ディックはジョーの心を大きく掴んだと言えるでしょう。
『パリの恋人』と他の映画を比較
パリの恋人では、ジョーがパリで愛する人と恋人になろうとしますが、パリの戦争を描いた映画もあって、それが『パリは燃えているか』でした。
第二次世界大戦末期、ヒトラーは『負けるぐらいなら、パリを燃やしてしまえ』と思い、部下にパリの破壊活動を命じてしまいます。
しかし、パリ防衛司令官ディートリヒ・フォン・コルティッツは負ける事が決まっている状況で、そのような事をするのは得策でないと考えて、命令を無視し続けて連合国に降伏しました。
ヒトラーは「パリは燃えているか?」と連絡しますが、その期待に応えられるドイツの将校は、もういなかったのです。この映画の人間の狂気の部分について、加古隆さんが作曲して、その曲はNHKの番組『映像の世紀』で取り上げられる事になります。
映画『パリの恋人』のまとめ
パリの恋人を見た感想について、詳しく解説します。
映画『パリの恋人』のオススメ層
オードリー・ヘプバーンは綺麗なドレスをいくつも着て、踊っていくので、オシャレに興味がある女性には、オススメの映画ですね。
さらに、パリの観光名所が多く登場するので、フランスに興味がある方も、見ておいて損はしないでしょう。
- オシャレに興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- フランスが好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『パリの恋人』の残念な所
昔に作られた映画なので、車内からパリを見る映像は、思いっきり合成と分かる映像なので、この辺りは『やはり、昔の映画だなぁ』と思ってしまう所でした。
さらに、ジョーは気持ちが何回も変わってしまうので、あまり落ち着きのない女性だなぁと思ってしまう所、少し残念でしたね。
映画『パリの恋人』の見所
編集長が、ムチャクチャな事ばかりしますが、昔の映画にしてはオーバーリアクションが少ないので、自然に見られる内容でした。
例えば、昔、上映されたトップガンは、かなりカッコつけた発言が飛び出してしまうので『やはり、現代の映画と比べて、だいぶ違うなぁ』と思う所が少ない印象を受けました。
まぁ、合成の部分は、そこまで技術が進んでいなかったので、仕方のない所でしょう。