ピーターが何回も名前を偽った理由とは?映画『シャレード』

映画『シャレード』では、ピーター・ジョシュア(演:ケーリー・グラント)が何回も名前を偽るので、その理由について詳しく紹介しましょう。

映画『シャレード』のキャスト

アメリカ合衆国のサスペンス映画『シャレード』は、日本では1963年12月21日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

映画『シャレード』のストーリー

ジーナは、夫のチャールズと離婚しようと考えていましたが、チャールズは何者かに殺害されてしまって、葬儀を行う事になりました。ところが、参列者は少ないもので、知人から「知り合いは少なかったの?」と言われる始末でした。

実は、チャールズは生前に25万ドルを持ち去っており、テックスたち3人が、レジーナに「チャールズのようになりたくなければ、25万ドルをよこせ」と脅迫してきましたが、それほどのお金がどこにあるのか見当がつきませんでした。

そんな状況でも、紳士な男性のピーターが3人から守ろうとしてくれたので、レジーナは『何て、頼もしい人なのかしら』と心強く感じます。

しかし、ピーターは、3人の仲間であり、味方する振りをして、密かにレジーナから25万ドルのありかを探そうとしていました。

ピーターは、レジーナーに、「自分はダイルの兄弟なんだ」と教えてくれますが、あとになってダイルに兄弟がいない事を知ってしまいます。

ジーナーは、その事を問い詰めようとしたら「実は、自分は泥棒のアダム・キャンフィールドだ」と打ち明けられるので、どこまで信じて良いのか分からなくなってしまいました。

そんな時に、自分たちが今まで持っていた切手が、かなり高価なモノであり、25万ドルの正体が切手である事が分かったのです。しかし、3人組は次々に殺害されてしまって、レジーナはピーターが大金を狙う殺人者だと考えます。

身の危険を感じて逃げようとしますが、ピーターは執拗に追いかけてきて「俺の話を聞いてくれ」と言ってきます。そこへFBIの人間がやってきたら、ピーターは「そいつこそ、戦争で死んだハズのダイルだ」と叫びます。

ジーナは、どちらを信用したら良いのか分からず、頭が混乱しますが、どうなってしまうのでしょうか?

『ピーターが何回も名前を偽った理由』

ピーターが何回も名前を偽ってしまいますが、それはレジーナの警戒を解くだけではなく、3人組にも自分が誰なのか?それを偽る必要がありました。

なぜなら、彼は3人組と25万ドルを分ける約束をしていますが、そんな気持ちなど最初からなかったからです。3人組はお金のためなら、犯罪もいとわない連中だったので、素性を知られるのは得策ではありません。

そこで、レジーナだけではなく、3人組を騙すためにも、何回もバレてしまうような嘘をついてしまったのでしょう。

シャレード』と他の映画を比較

シャレードと同じように、映画『暗くなるまで待って』でも、オードリー・ヘプバーンが演じる女性が、犯罪に巻き込まれて、騙されようとします。

ただし、暗くなるまで待ってでは、オードリー・ヘプバーンは盲目の女性なので、犯人が身近にいても気づきづらいので、その違いがあります。

盲目というポイント以外では、二つとも共通点が多いので、二つの作品を比べてみて、どのような違いや共通点があるのか?見比べてみるのも悪くはありません。

www.akira-movies-drama.com

映画『シャレード』のまとめ

引用:https://www.amazon.co.jp/

シャレードを見た感想について、詳しく解説します。

映画『シャレード』のオススメ層

ジーナは、悪どい3人組から逃げようとしますが、味方だと思っていたピーターが、隠し事が多くて、思いがけない事ばかりが起きてしまうので、サスペンス映画やミステリー映画が好きな方にはオススメの映画です。

しかも、レジーナは危険な状況でも、ピーターに恋心を抱いていくので、恋愛モノが好きな女性にもオススメの作品ですね。

  • 男性:⭐️⭐️⭐️
  • 女性:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『シャレード』の残念な所

ピーターが何回も名前を偽りますが、あまりにも簡単に発覚してしまうので『もう少しバレづらい嘘をつけばいいのに』と思ってしまう所がありました。

古い映画なので、仕方ないかもしれませんが、現代のようにスリリングな感じがあまりしなくて、映画というよりは、劇場のお芝居を見ているような感じにも見えてしまうので、そこも残念な所でしたね。

映画『シャレード』の見所

ジーナが味方だと思っていたピーターが、敵のようにも見えたのに味方になって、味方のように見えて敵のようにも見えるので『結局、敵か味方なのか?』分からなくなるので、先の読めない展開が、この映画の大きな見所ですね。

さらに、若いレジーナが少し年上の男性と深い関係に堕ちそうになりますが、そのギャップをあまり感じないほど、二人が魅力的な関係に見えるので、不思議な映画だなぁと思える所でした。